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不支持率はいずれも30%前後/(C)日刊ゲンダイ
読売64%、毎日47% 内閣支持率バラバラ…本当の世論は?
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153177
2014年9月6日 日刊ゲンダイ
いったい、どの数字が正しく世論を反映しているのか。
5日、新聞各紙が安倍内閣の支持率を発表した。内閣改造後、最初の世論調査だっただけに注目されたが、新聞社によって数字がバラバラなのだ。
とくに、“アップ幅”が大きく違っている。
たとえば、毎日新聞の調査結果は、前回と変わらない支持率47%だった。ところが、共同通信は5・1ポイント上昇の54・9%、読売新聞にいたっては13ポイントも上昇し支持率64%だった。調査日も調査方法も同じなのに、片や上昇ゼロ、片や13ポイントもアップするというのは、どういうことなのか。明大教授の井田正道氏(計量政治学)がこう言う。
「3紙の調査で共通しているのは、いずれも不支持が30%前後だということです。毎日32%、共同29%、読売29%。なのに、なぜ毎日と読売は支持率が大きく違うのか。ポイントは、毎日新聞は“支持”“不支持”の他に“関心がない”という項目を用意していることです。“関心がない”は18%もあります。この“関心がない”という層に、“それでも強いて支持、不支持のどちらか選ぶとしたら?”と重ねて聞くと、たいてい“まあ、支持かな”と答えます。とくに、今回のように女性閣僚を5人誕生させたようなイベントの直後では“まあ、支持かな”という回答が増える。毎日新聞と読売新聞の差は、それが原因だと思います」
要するに“関心がない”という層が、いつの間にか“支持します”に変化しているということだ。意図的なのかどうか、安倍シンパの新聞社の世論調査ほど、支持率が高い。それにしたって、ここまで数字がバラバラの世論調査にどこまで意味があるのか。
「世論調査は聞き方によって、結果が大きく変わってきます。最近、気になるのは、大手メディアが“高支持率”と報じると、国民が誘導され、さらに支持率が高くなる傾向があることです。調査結果をよく見ると、読売新聞の世論調査でさえ“景気回復を実感していない”が76%に達している。この数字が一番世論を正確に反映していますよ」(政治評論家・山口朝雄氏)
「まあ、支持かな」と安易に安倍内閣を支持している国民は、よく考えた方がいい。
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