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塩崎厚労相はGPIF改革積極派/(C)日刊ゲンダイ
GPIF株式購入10兆円 露骨な「官製相場」に市場が警鐘
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153141
2014年9月5日 日刊ゲンダイ
内閣改造は“株価操作”も目的だった――。市場の動きを見ると、それがよく分かる。
GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)改革に前向きな塩崎恭久氏が厚労相に就いたことで、市場はGPIFによる株式の大量買いの本格化を予想している。就任観測の流れた2日、日経平均は一時260円高をつけ、改造当日は年初来高値に迫る1万5800円まで上昇した。
「しばらく株価アップの流れは止まらないでしょう。年内に1万7000円を固め、1万8000円をうかがう展開もあり得ます」(株式評論家の倉多慎之助氏)
GPIFは世界最大級の機関投資家だ。運用資産は約127兆円。現在、株式保有比率は12%(許容範囲はプラスマイナス6%)だが、20%まで高める改革案が浮上し、塩崎厚労相は積極派だ。就任後の会見でも、「国債に偏っていた投資を分散させることで、安全で効率的に運用することが必要」と、株式の買い増しをにおわせた。
「GPIFの直近の保有資産から算出すると、1%は約1兆2700億円になります。比率変更のインパクトは計り知れません」(ちばぎん証券アナリストの安藤富士男氏)
■見越したハゲタカは買い漁り
野村証券は6兆円の追加購入が発生すると分析したが、極端な見方をすれば、8%(12%→20%)相当の買い余力が生まれる。実に10兆円を超える資金投入だ。
「それを見越してハゲタカは株を買い漁っているのです。GPIFはすでに追加購入しているという臆測が流れましたが、4─6月期の運用報告で、実際には買っていなかったことが明らかになった。そこに塩崎厚労相の誕生が重なり、株価が急騰したのです」(市場関係者)
アベノミクスの命綱である株高を演出させたのだから、安倍首相はニンマリだろうが、露骨な官製相場に対する警鐘も聞かれ出した。
「日銀のETF(上場投資信託)購入など、すでに東京市場は官製相場だという批判を浴びています。今回の“株価操作”で、官製相場色は一段と濃くなり、市場の信頼は完全に失われました。市場原理がまるで働かず、企業の業績も反映されない危険な相場と判断され、いずれ海外投資家は逃げ出します」(株式アナリストの黒岩泰氏)
改造後の上昇相場は、持って年内か。
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