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慰安婦問題に熱心な勢力は、横田めぐみさんら拉致被害者に否定的か冷淡な勢力と重なる
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20140904/dms1409041140010-n1.htm
2014.09.04
慰安婦の「強制連行」話を捏造した吉田清治氏は、最初は“徴用工狩り”を自ら行ったとする証言者だった。日本統治時代に、朝鮮総督府の役人や警官が朝鮮人を強制連行し、内地に送り込んだというものだ。このように、「慰安婦」の強制連行は、「朝鮮人強制連行」の上に成り立つものだった。強制連行の被害者を男から女に替えたものが、「慰安婦強制連行」というわけだ。
慰安婦強制連行が捏造であったのと同じように、今日では「朝鮮人強制連行」がある政治勢力による作り話であることが分かっている。
強制連行説の最初は、北朝鮮の「朝鮮民主法律家協会の声明」(1964年3月20日)だ。そこには、「日本帝国主義は当時朝鮮人を連行するにあたり、夜中に農家を襲撃し、白昼にトラックを横付けして畑で働いている朝鮮の青壮年たちを手当たりしだいに拉致していくなど、文字どおりの『朝鮮人狩り』をおこなった」との記述がある。
これを朝鮮大学校講師の朴慶植(パク・キョンシク)氏が『朝鮮人強制連行の記録』(未来社、65年)という著書で広めた。が、朝鮮人強制連行説は当時、広がりを見せなかった。日本の歴史教科書まで載るようになったのは80年代のことだ。共産主義の落日が明らかになり、共産主義国家の蛮行である北朝鮮による日本人拉致を日本政府が認定しつつあった時期と重なる。
日本人拉致の加害者である北朝鮮が「朝鮮人強制連行」を言い立て、自らを被害者の立場に置いたのだ。そこに、当時台頭しつつあった、やはり共産主義の亜流であるフェミニズム、ジェンダー論の要素が加わり、女性を強制連行し、軍人の性の相手をさせたという話が作られた。慰安婦の強制連行説だ。
日本政府が「恐らくは北朝鮮による拉致の疑いが十分濃厚」と国会で初めて述べたのは88年3月。翌年には、在日朝鮮人らのグループが日本政府相手の戦後補償裁判の原告となる元慰安婦らを韓国で募っている。13歳で北朝鮮に連れ去られた横田めぐみさん拉致事件をまるで打ち消すかのように、朝鮮半島で12歳の少女が日本軍に強制連行されて慰安婦にされたという話が喧伝された。
拉致事件が発覚しそうになったころ、日本人にそれを責める資格があるのかと持ち上がったのが慰安婦強制連行説だったということだ。
慰安婦問題に熱心な勢力は、拉致問題に否定的か冷淡な勢力と重なる。慰安婦問題は、被害者と加害者の入れ替える現在進行形の国際謀略だ。吉田証言を広めた朝日新聞の罪は重い。
■八木秀次(やぎ・ひでつぐ) 1962年、広島県生まれ。早大法学部卒業。同大学院政治学研究科博士課程中退。国家、教育、歴史などについて保守主義の立場から幅広い言論活動を展開。第2回正論新風賞受賞。現在、麗澤大学教授、安倍内閣が設置した教育再生実行会議委員、フジテレビジョン番組審議委員、日本教育再生機構理事長。著書に『国民の思想』(産経新聞社)、『憲法改正がなぜ必要か』(PHPパブリッシング)など多数。
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