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2014-09-04 09:22:26
政治の要点は、きわめて簡単、民の暮らしが立ちゆくようにすることにあるはずです。しかし、実態はどうでしょうか。
安倍という男は昨日9月3日、内閣改造後の記者会見で「一人の閣僚も更迭せずに、600日あまり安定して政権運営できた」と胸を張りました。
ただ長けりゃいいというものではありません。問題はその中身ですよね。
この1年半ほどの間に強引に進めたのは、最初は「異次元の金融緩和」。市中にじゃぶじゃぶカネを溢れかえらせることでした。しかし、そのカネが生きた経済活動には回らず、マネーゲームに流れました。おかげで、株価は上がりました。
つまり、需要が望めないため、生きた投資など実態経済には回らず、マネーゲームの方に流れました。それでも安倍という男は、「株は、民主党政権時代より5割以上上がった」と得意げです。
こんな虚の経済がいつまでも持つはずがないことは誰でも分かることでしょうに。目先さえ、国民をだますことができればいいという”無責任政治”のように見えます。
次は、特定秘密保護法の成立であり、憲法をむりに解釈変更して集団的自衛権を使えるように閣議決定したことです。
消費税は5%から8%へ引き上げました。安倍という男は、「働く人たちの賃金は上がり、失業率は改善した」と、ドヤ顔でした。
しかしその結果、民の暮らしはよくなったのでしょうか。
地方は、相変わらずシャッター通りが増え、働く場が無いために、惨憺たる状況を見せています。地方ばかりでなく、大都市でも、例えば東京でも中小企業は惨憺たる実態に苦しんでいます。
長期の人口動態見通しからは、消滅都市が続発するとさえ予想されています。そんな見通しがありながら、「成長、成長」と何とかの一つ覚えのように繰り返すのは、本当に正気なのかと疑いたくなります。
近隣諸国との関係は緊張状態が続き、当然のように軍備が増強されています。安倍という男は、「軍備を増強することが平和をより確かなものにする最善の策だ」と、強弁しています。本当にそう信じ込んでいるらしいことが、恐怖に感じられます。
近隣諸国との緊張状態を真剣に解消しようとしないことは、国民に普段に緊張状態をしいていることになります。慢性的な緊張状態が続くと、国民の神経に異変が起こりかねません。
すでにヘイトスピーチのまん延などは、その兆候でしょうか。子どもたち同士や、親と子供の間のいじめや殺しもその異変といえそうです。
その陰で、富裕層はゆうゆうと暮らしを謳歌しているように感じられます。大企業はまれにみる内部留保を溜めこんでいます。それを、従業員の賃金アップや福祉向上に役立てる人間性はないようです。
こうした結果から判断すると、安倍という男が行う政治は、富裕層には優しく、恵まれない層には「自己責任でなんとかしろ」といえます。
昨日の記者会見でも、「この道しかない、と私は確信している」と、自信満々でした。
ということは、引き続きマネーゲーム経済、危ない火遊び政治を続けるということなのでしょう。
今回の改造内閣で当面、無茶苦茶に進めようとするのが、アメリカ軍のための辺野古基地の建設です。沖縄の人々が必死で、心の底から反対している軍事基地建設に、巨額の税金を注ぎ込んで米軍基地を暴走建設しようとしています。
長距離ミサイルの時代に、いまどき海兵隊を動員して人力でなんとかしようなどとする防衛策は、笑止千万。万一、尖閣で衝突を起こせば、尖閣だけですまないのではないでしょうか。
国の安全は、良好な外交関係を築くことが最優先されなければならないはずです。友好関係をいかに築くかにこそ、最も力をいれるべき政治課題のはずです。安倍という男がやっていることは、まとはずれもいいところ。それでドヤ顔されてもしらけるばかりですよ。
でも中国はさっそく、周近平・国家主席が「中国と日本は友好関係を大切にしなければならない」と、関係改善のメッセージを発しました。このメッセージをきちんと受け止め、真剣に外交努力をすべきではないでしょうか。日中関係を改善するだけでも、日本丸の行く手には少し明るさが感じられるのですが、果たしてどうでしょう。
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