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昨年は「メガネベストドレッサー」受賞/(C)日刊ゲンダイ
異名は「政界のピン子」…ウルトラ右翼・稲田政調会長の正体
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153080
2014年9月4日 日刊ゲンダイ
「次のスターをつくるチャンスだ」――。まだ当選3回の稲田朋美・行革担当相(55)の政調会長抜擢について、安倍首相はこう言ったという。このエコヒイキには驚く。そもそも行革担当相にしたのだって異例で、稲田氏は副大臣や政務官の経験がないのだ。
「政調会長は党の政策の要です。稲田氏は弁護士出身ですが、政策通という評判を聞いたことはないし、まだまだこれからの政治家です。それなのに安倍首相が評価しているのは、自分と同じ根っからの右翼気質だからでしょう」と言うのは、政治ジャーナリストの泉宏氏だ。
弁護士時代は、戦時中の南京大虐殺で「百人斬り」で処刑された元少尉2人の名誉毀損訴訟を担当。初当選翌年の06年にタカ派の議員連盟「伝統と創造の会」を結成すると、自ら会長に就任。野党時代の4年前、竹島に近い韓国領の「鬱陵島」を視察しようとして入国拒否された。閣僚就任後も毎年、靖国参拝を欠かさない。
■ブランド好き
かといって、“武闘派”というわけではなさそうだ。党内でのニックネームは「政界の泉ピン子」。フランスの高級ブランド、クリスチャン・ルブタンのパンプスやルイ・ヴィトンのバッグを身にまとい、選挙区である福井県の鯖江市で作られた伊達メガネがトレードマーク。兼任しているクールジャパン戦略担当相の“広告塔”としてゴスロリファッションに身を包んだこともある。
夫も弁護士で1男1女の母。財テクも上手で、アベノミクスで株取引と不動産取引の含み益を約1億円まで膨らませたと週刊誌で報じられた。
政治評論家の伊藤達美氏が言う。
「普段は物静かな淑女という印象です。ところが、中韓関係や靖国参拝を論じ始めると強硬タカ派に変身する。温厚なのにムキになると目をむく安倍首相と少し性格が似ています」
似た者同士がつるむのは醜悪の一語だ。
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