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レーシズムはダメでもナショナリズムは良いのか?安倍改造内閣
http://okaiken.blog.ocn.ne.jp/060607/2014/09/post_e424.html
2014/09/03 そりゃおかしいゼ
サッカー場で観客が”日本人だけ(Japan Only)”と書いた横断幕を掲げて、レーシズム(民族主義)として、無観客試合を言い渡されたことがある。最近も、バナナをアフリカ系選手に示して、同じくレーシズムであるとしてこの観客を排斥した。
レーシズムは、民族主義あるいは人種主義といわれ他民族を排斥する考え方や行動のこととされている。グローバル社会にあって、民族による差別はあってはならない。
私のこのブログにも、朝鮮や韓国を擁護する私の文章に対して、汚い言葉で朝鮮や中国を罵るコメントが絶え間ない。質問を出して回答を待つがほとんどが書きっぱなしの、無責任記事である。
巷では、韓国に対するヘイトスピーチのデモが盛んであると、報道がある。国連がこれに疑義を表明している。
今日第2次安倍改造内閣が発表された。相も変わらず、自身の考えに近いお友達を厚遇する内閣である。残った6人に加えて、特に靖国大好きの稲田朋美や高市早苗は、極右翼人物である。
安倍晋三も、第1次内閣では、美しい日本というスローガンを掲げた、自らも認めるナショナリズムを掲げる。
安倍首相などの、政治の世界のナショナリズムは、国家主義と訳されるにはあまりにも排他的である。国粋主義と呼ぶにふさわしく、国家を前面に出す。ナショナリズムは、愛国という言葉が必ず同居する。最近はそれに加えて、国益などと言う言葉もついてくる。更に、集団的自衛権さえついてくる、他国に対して排他的思想である。
ナショナリズムは、自国の国民には支持されることが多い。9.11の時に報復に打って出たブッシュや、クリミア併合したプーチンなどはその典型である。ヒトラーも同様である。
こうしたナショナリズムは、レーシズムと紙一重であると言える。むしろ同一のものとさえ思われることが少なくはない。
サッカー場では処罰とともに厳しく排斥されたレーシズムは、政治の場では隠然と他国の排斥に働く作用を失っていない。安倍改造内閣は、危うい道を歩み始めていると言える。
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