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昔の名前/(C)日刊ゲンダイ
人材払底が露呈 「谷垣幹事長」がサプライズのお粗末改造
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153081
2014年9月3日 日刊ゲンダイ
新聞に日替わりで名前が飛び交った幹事長人事は法相だった谷垣禎一氏(69)が就任することになった。総裁経験者の幹事長“降格”はもちろん、異例。この背景を探っていくと、安倍首相(59)の苦し紛れ改造の真相が見えてくる。
今度の改造、そもそもの発端は石破幹事長(57)外しだ。来年の総裁選に向けて、ライバルの石破氏を閣内に取り込み、かつ、解散のフリーハンドを得る。これが安倍首相の思惑で、だからこそ、さして失点がない石破氏を強引に交代させたのである。
だとすると当然、石破氏を外す段階で、後任幹事長の人事構想がなければならない。
ところが、マスコミ辞令が飛び交い、大混乱の様相になった。甘利明(65)、大島理森(67)、小渕優子(40)、小泉進次郎(33)、細田博之(70)、額賀福志郎(70)と連日、候補者が浮かんでは消えた。一説には何人かに断られたとされる。揚げ句が谷垣氏ではサプライズも何もない。
■「昔の名前」に責任押し付け延命
「小渕優子元少子化担当相や小泉政務官では若すぎる。細田幹事長代行や額賀元財務相では新鮮味がなく選挙の顔にならない。自民党の人材払底をまざまざと見せつけたのが今度の改造の幹事長人事ですね。人材を育ててこなかったツケもありますが、安倍首相が自分の延命戦略しか考えていないことも大きいと思います。石破幹事長の交代も極めて政略的で、ライバル潰しにしか見えない。幹事長に堪えられる人材はどこにもいなくなって、昔の名前がでてきたのです」(政治評論家・野上忠興氏)
そもそもがよこしまな石破潰しだから、こんなおかしな人事になる。
「解散・総選挙のフリーハンドを得たい安倍さんはむしろ、生臭い大物幹事長は困るのでしょう。小泉政権の時の武部幹事長のように偉大なるイエスマンがいればいい。そうすれば、解散のタイミングも公認も安倍さんの意のままになる」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
安倍首相にとって新幹事長の条件とは、党内をまとめる力量の持ち主かどうかよりも、絶対に自分の座を脅かさないこと。なるほど、一丁上がりの谷垣氏は適任だ。
「加えて、谷垣さんは消費税増税の3党合意の立役者ですから、10%引き上げにも賛成する。福島県知事選、沖縄県知事選の敗北も織り込み済みで、責任を押し付ける思惑もある。党内のリベラル派を黙らせる意味もある。本当に自分の延命だけの人事です」(永田町関係者)
就任会見で谷垣氏は、安倍首相からの打診は数日前だったと明かした。
谷垣氏は周辺から「安倍さんに何かあったらアナタしかいない」と持ち上げられているらしいが、狂乱タカ派首相に協力なんてどうかしている。
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