http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/754.html
Tweet |
なぜだ? 朝日が池上彰氏の「慰安婦報道批判」コラムを掲載拒否!
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140903-00013372-president-bus_all
プレジデント 9月3日(水)8時15分配信
■「池上彰の新聞ななめ読み」突如休載の理由
8月5日・6日付の朝刊見開きで、従軍慰安婦報道の検証記事を掲載した朝日新聞。同紙を取り巻く情勢は厳しさを増している。福島第一原発の吉田昌郎元所長(故人)の調書を扱った同紙報道とも相まって、連日他メディアの批判に晒されているが、ネット上の言論が特に手厳しい。フェイスブックでは「廃刊運動」が、ツイッターでは「#朝日不買運動」。ユーチューブでもバッシング映像ばかりが並ぶ始末だ。
右翼・ネトウヨ(ネット右翼)はおろか一般人の怒りまでが集中する中、朝日新聞社内から「池上彰の連載が、慰安婦報道を批判していたため、掲載見送りになったらしい」との情報を入手した。
当の連載は「池上彰の新聞ななめ読み」(毎月最終金曜日)で、全国紙の紙面を比較・論評する人気の長寿連載。慰安婦問題はテーマといいタイミングといい、同連載には絶好の素材のはずだが、8月29日付の同紙には池上氏の記事は見当たらず、休載の断り書きも見当たらない。
さっそく朝日新聞社の記事掲載に関する問い合わせ窓口を取材したところ、「8月の掲載はありません」と見送りの事実を認めたうえで、「次回の9月の予定も未定。こちらには確かな情報が入っていない」という。見送りの理由を問い質したが、「ある事情で……。わかりません」(前出窓口担当者)。
それではと当の池上氏に確認したところ、「私の原稿に関して、朝日新聞社から掲載できないと言われたので、『今後の連載は打ち切らせていただきます』と私から申し入れました」と回答を頂いた。
先の朝日関係者が嘆く。
「週刊文春・新潮の広告掲載拒否とは次元の違う話だ。朝日新聞に対してシンパシーを抱いていた層にも失望されたら、取り返しのつかないダメージになる」
■「購読解約が止まらない」
このテーマが見当たらないという点では、朝日社説の声欄(voice)も同じ。8月の検証記事の掲載以降、8月29日まで慰安婦報道に関する読者の声が掲載されていない(8月30日に初めて3件の声を掲載)。
ただ、先の朝日関係者にいわせれば、「産経新聞や読売新聞の投稿欄に反原発や集団的自衛権反対の声が載るか、といったら、おそらく載らないだろう」と率直なお答え。「投稿欄は結局、その新聞社にとって歓迎すべき意見を取捨選択して載せる場だと思う」(同)。確かにその点で朝日だけを責めるのは酷かもしれない。
しかし、検証記事で「読者の疑問に答えます」とあれだけ大きく紙面を割いて検証したのだから、賛否両論あるに違いないその反応を併記してほしいというのが読者の率直な気持ちではないか。
「解約が止まらない」との一部報道記事については、深刻に受け止められているという様子も今のところはないという。「社長は、決してブレずにやっていく、と8月29日の社内向けブログにメッセージを出していた。至って意気軒昂だ」(同)というが、額面通り受け取ってよいものかは不明だ。
ネットも様変わりし、匿名で無責任な批判がなされた時代から、SNSでの実名による発言に重心が移りつつある。著名な言論人から市井の一般人まで、同等に議論が交わされるのはいいが、正誤とは別の言葉尻を捉えた発言が急速に拡散する時代となっている。論点をずらしたり、曖昧な理念を語る過去のインテリは、安っぽいとして切り捨てられる傾向にある。
だからこそ、朝日新聞には大きな度量で異論反論を取り込み、誤りは率直に謝罪し、間違いは間違いだと論破し、表層的で偏りのあるネットの言論に切り込んでいってほしい。今のソーシャルメディアの時代にこそ、「新聞ななめ読み」のように多面的で、自らの頭で考えさせる記事が必要な時代はない。
ソーシャルメディアリスク研究所代表 田淵義朗=文
関連記事
池上彰氏が原稿掲載拒否で朝日新聞の連載中止を申し入れ(週刊文春)
http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/732.html
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK170掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。