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2014年09月03日 「ジャーナリスト同盟」通信
<朝日よ!中曽根を徹底取材しろ>
朝日の勇断を誉めたい。取材ミスを認めたことは正しい。過ちは個人・組織・国など誰にも、どこにもある。気付いたら訂正・反省する勇気が必要で、朝日はそれを実行した。むろん、それでもって従軍慰安婦問題が消えたわけでは断じてない。吉林省公文書館が公開した関東軍資料の中にも登場している。日本軍による慰安所開設の事実は国際常識である。日本政府はこのことに真摯に反省し、謝罪することでしか、過去の重すぎる罪を償うことは出来ない。読売や産経など極右宣伝新聞が、鬼の首を取ったようにはしゃぐのは、実におろかなことである。朝日新聞は、この際、元海軍主計中尉・中曽根康弘の慰安所開設の事実を徹底して取材して、真実を明かす責任がある。
<慰安所を開設した海軍主計中尉>
中曽根が海軍主計中尉時代の自慢話を、直接聞いたことのある政治記者は多いはずである。これに反発する政治家もいた。「中曽根は鉄砲玉が飛来する戦場経験がない。だから軍拡改憲を平然と主張できる」と非難していた。
主計の仕事の一つが、兵士向けの慰安所の開設だった。それを主導して喜ばれた、と吹聴する文章を書いていたようだ。十分、そのことを想像できる。
それが防衛省資料に残っているということも、どうやら本当の様だ。朝日はこの事実をしっかり取材して、ナベツネの鼻をも明かしてもらいたい。朝日の取材力、特に社会部にはその力がある。
<自著で自慢話に書いている>
前にも指摘したことがある。朝日新聞の堕落は、特に政治部や経済部主導で編集方針が決まっている点にある。腐敗堕落編集者は、主に経済部や政治部に多い。以前、CIA協力者が朝日の主幹をしていたことがあるが、この時は本当に驚いた。同時に、10年前に朝日の購読を止めたことの正しさを証明できた。
朝日の価値はこの20年、10年の間に著しく低下した。朝日の読売化である。これでは、もはや存在価値など無い。
権力監視を日刊ゲンダイと東京新聞に任せるようでは、もはや廃刊した方がましである。ここは電通圧力を跳ね返して、権力に屈しないジャーナリズム復権に死闘すべきだろう。
そうすれば、中曽根康弘の慰安所開設の真実など容易に暴けるだろう。彼の自慢本はネットにも出ている。防衛省にもその資料は眠っている。
<中国公文書館資料も公開>
情報公開法の徹底活用で、慰安所資料は出てくるだろう。中国の公文書館、特に関東軍の本拠地の吉林省には其れが見つかっている。
関東軍の残した当時の資料である。敗戦直後に日本政府と日本軍は、悪行の限りを尽くした資料の焼却処分を真っ先に命じた。そのための煙が列島から侵略地に及んでいる。
関東軍は、しかしうろたえて全ての消却に失敗した。ソ連軍が不可侵条約を破って、背後の中国・東北地方に雪崩を打って襲いかかってきたからだ。全てを消却する余裕がなかった。それらが現地に残った。
<安倍・自公内閣の一大成果>
安倍・自公・国粋主義政権の台頭に驚愕した中国の研究者が、資料の公開に踏み切ったのである。戦争責任者の自白の裁判記録だけではない。関東軍が消却出来なかった資料の一部を出版(鉄証如山)もした。
まだ山のように資料は存在しているという。これが各国語で翻訳出版されると、どうなるのか。これは正に、歴史の真実を明かすための、安倍・自公内閣の一大成果?といえるだろう。
<朝日社会部の奮闘に期待>
生前、周恩来の下で対日外交を担当していた肖向前は「日本が歴史を歪曲・否定するたびに、新たな証拠が次々と表面化するだろう」と予言していたが、目下の公文書館の一部資料公開は、彼の指摘が事実だったことになる。
いまや、読売・産経・日経・毎日が安倍の軍門に下ってしまった。朝日も撃墜されるのか、というきわどい局面である。「中曽根を暴け」と訴えたい理由である。展望は必ず開ける。社会部の奮闘を期待したい。共に徳洲会疑獄も、朝日社会部の双肩にかかっていることも指摘したい。
2014年9月3日記
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