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菅官房長官(左)と、石破幹事長は何を話したのか
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140902/plt1409020830002-n1.htm
2014.09.02 永田町・霞が関インサイド
そもそも、3日の内閣改造・自民党役員人事で安倍晋三首相が企図するものは何か−。
間違いなく石破茂幹事長交代が最初に有りきであった。極論すれば、安全保障法制担当相は、閣内に取り込む石破氏のために新設したものだ。
かなり古い話で恐縮だが、重要なポイントなので記す。1977年11月、当時の福田赳夫首相は内閣改造と党役員人事を断行したが、注目された大平正芳幹事長を留任させた。
だが、福田首相の後見人であり、安倍首相の祖父である岸信介元首相はその直前、「大平氏を副総理・蔵相で閣内に取り込むべきだ」と助言していた。
間もなくして“大福戦争”が勃発し、福田首相は翌年の自民党総裁選で大平幹事長に惨敗、無念の退陣を余儀なくされた。
安倍首相は、この故事を忘れていないはずだ。だから今回は、石破氏交代のための人事である。
無役となって来年9月の総裁選で安倍首相に挑戦するのか、それとも、安保担当相ではなく新設の地方創生担当相であれば応諾するのか、ギリギリまで分からない。
ただ言えることは、8月26日午前、国会内で菅義偉官房長官が石破氏と会談した際の中身がキーであるということだ。
想像たくましくすれば、菅氏は石破氏に、年内の、それも早期の衆院解散・総選挙の可能性を示唆したのではないか。いわば、「恫喝(どうかつ)」である。
現時点で、秋の臨時国会召集は9月29日、10月3日、同6日のいずれかとみられている。
11月は安倍外交の正念場である。10日から北京でアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、15日からオーストラリア・ブリスベーンでG20サミット、そして、ミャンマーの首都ネピドーでの東アジア・サミットと続く。
従って、早期解散の場合、臨時国会召集冒頭ということになる。10月3日に衆院を解散すれば、投開票を11月9日(先勝)に設定できる。
民主党の海江田万里代表は次期衆院選に備え、野党の統一候補者名簿作成を提唱している。
だが、調整作業はほとんど進んでいない。橋下徹・大阪市長率いる「維新」と江田憲司代表の「結いの党」の合流話も頓挫したままだ。
つまり、秋の総選挙になれば、民主党など野党は壊滅状態になるのだ。菅氏はこの点を指摘したのではないか。
安倍長期政権が見えるのであれば、石破氏の無役選択はない。すべては3日に判明する。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)
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