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本日朝刊の毎日新聞群馬県版に、僕のインタビューが掲載されました。
関東大震災時の朝鮮人虐殺と今日のヘイトスピーチを巡る記事です。
ウェブでも登録すれば、無料で読めるみたいです。
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― 山口祐二郎 (@yamaguchiyujiro) 2014, 9月 1
70年目の平和:関東大震災時の朝鮮人虐殺「藤岡事件」 今はヘイトスピーチ 過ち二度と犯さない /群馬
毎日新聞 2014年09月01日 地方版
http://mainichi.jp/area/gunma/news/20140901ddlk10040047000c.html
◇“惨虐” 朔太郎も激しい怒り
1923(大正12)年9月1日。関東大震災が起きた日だ。震災直後の混乱に乗じて関東各地で朝鮮人虐殺が横行し、県内でも暴徒化した市民が朝鮮人17人を殺害する「藤岡事件」が発生した。91年を経た今、特定の人種や民族への差別をあおるヘイトスピーチ(憎悪表現)が社会問題化している。愚かな
過ちを二度と犯さないための市民の知恵が問われている。【塩田彩】
朝鮮人あまた殺され その血百里の間に連なれり われ怒りて視る、何の惨虐ぞ
前橋市出身の詩人、萩原朔太郎(1886〜1942年)は関東大震災の翌年、「近日所感」という題の三行詩を雑誌「現代」2月号で発表した。情緒的な作風で口語自由詩を確立させた朔太郎には珍しい、激しい詩だ。前橋文学館の小林教人学芸員(38)は「朔太郎は自分の内面に向き合う詩が多く、社会の事象に対して感情をストレートに表現した作品は珍しい。それほど怒りが大きかったのだろう」と推察する。
震災直後、「朝鮮人が井戸に毒を入れている」「暴徒となって襲いに来る」といった流言飛語が広がり、各地で自警団が結成され、虐殺が発生した。
「藤岡市史」や「群馬県警史」によると、9月5日、安全のために藤岡警察署が朝鮮人十数人を留置場に収容していたところ、地元の自警団員らが「朝鮮人を引き渡せ」と署に押しかけた。群衆は阻止する署員を振り切って乱入し、朝鮮人を竹やりや日本刀、猟銃で惨殺した。殺害は次の日も続き、計17人が犠牲となった。集まった群衆の数は約1000人といわれる。
ノンフィクションライターの加藤直樹さん(47)は今春、「九月、東京の路上で」(ころから)を出版し、朝鮮人虐殺の実態を描いた。「植民地支配された朝鮮人がいつか反撃してくるのではという恐怖心が差別感情と結びつき、『朝鮮人ならやりかねない』という空気が出来上がっていた。それが同じ地域で暮らす朝鮮人を『非人間化』した」と解説する。行政や警察が率先して警戒を呼びかけ、流言に「お墨付き」を与えたことも虐殺を後押ししたという。
「良い韓国人も悪い韓国人も、どちらも殺せ」と叫ぶヘイトスピーチがはびこる現代。加藤さんは「当時と共通する部分はたくさんある」と、警鐘を鳴らす。8月下旬、広島市の大規模土砂災害を巡って、外国人が空き巣をしているというデマが一部のインターネット掲示板やツイッターで広がった。加藤さんは「差別感情を無自覚に受け入れていないか自分の認識を疑う必要がある。レイシズム(人種差別)は共感を断ち切り、相手を非人間化する。一方で当時、朝鮮人を守った人たちもいた。彼らは日常的な付き合いの中で培った共感を手放さなかったのだろう」と指摘する。
県内では藤岡事件の後、犠牲になった朝鮮人を慰霊しようと、地域住民や当時の警察署長らが、藤岡市藤岡の成道寺に慰霊碑を建てた。今月14日には韓国・朝鮮との交流を進める「日朝協会」県支部が追悼の集いを開く。永井正取代表は「同じ過ちを繰り返さないため、歴史の事実を伝えていきたい」と話している。
◇憂国我道会、山口会長 差別許せない
ヘイトスピーチに立ち向かう右翼青年がいる。館林市出身の「憂国我道会」会長、山口祐二郎さん(29)だ。右翼仲間に「裏切り者」と罵倒されても、運動はやめない。「大勢で弱い人をいじめる構図が、感覚的に許せないから」
反差別運動を始めたのは2013年2月。「韓国人、朝鮮人は死ね」と叫ぶヘイトスピーチ団体への「カウンター」と呼ばれる抗議行動だ。心ない言葉を投げつける前に止めようと、彼らの前に立ちはだかる。「一応、非暴力を掲げています」と言うものの、抗議活動では小競り合いになる時がある。一緒に行動する仲間には、入れ墨を持つ“極道”風の男性もいる。「僕は見た目も悪いし、ヒール(悪役)でいい。でも、差別されてる人がいたら、どんなことをしても止めたい」。店先につばを吐き、朝鮮学校に通う子どもたちを残酷な言葉で脅す人種差別主義者たちへの怒りが、言葉ににじむ。
小中学校では「いじめられっ子」だった。高校で不良になった。不良仲間の友人が集団で暴行されているのに助けられなかったことがある。「自分の身を守るために助けなかった。恥ずかしくて、今も申し訳ない気持ちでいる」。カウンターの運動を続ける原点だ。
靖国神社には頻繁に参拝する。天皇陛下が大好きだ。でも、周りには在日コリアンの仲間も大勢いる。「右翼とか左翼とか、あんまり関係ない。ひどいことはやめようっていう気持ちって結構一致しますよ」=おわり
関東大震災から91年。朝鮮人や中国人の虐殺だけでなく、1923年9月6日に売薬行商で千葉を訪れていた香川の被差別部落出身者10人(妊婦や子供を含む)が自警団に惨殺された「福田村事件」のことも忘れてはならない。2000年の四国新聞記事→ http://t.co/lozBScDIK0
― Yabuki Kaz (@yabuki_k) 2014, 9月 1
【関東大震災】しかし、普段メディア批判を好んでいる人が、「朝鮮人が暴れた」という91年前の記事だけは(それらの記事への検証の経緯も無視して)無批判で受け入れ、「<虐殺>ではなく<正当防衛>だった」とか言うのは、なんともわかりやすいバイアスすぎて…。
― 荻上チキ (@torakare) 2014, 9月 1
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