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2014年9月 2日
東京新聞朝刊の「筆洗」が全国軟式野球大会の延長戦を取り上げて、「残酷という指摘もあるが、まずは空前絶後の試合を戦い抜いた両校選手をたたえたい。あの試合は負担の大きい硬球では困難で負担の少ない軟球だから可能だったともいえる」と書いていた。本当かなあ。負担が少ない軟球だから投手の肩や肘にも影響がないとでも言うんだろうか。それこそ野蛮な発想ではないのかねえ。もちろん、両校選手をたたえることに異議はないが、センチメンタリズムに流されずに、こんな試合は残酷だって大人が声を上げることが大切なんじゃないのかねえ。
そんなことより、放射性廃棄物の中間貯蔵施設です。ニセ黄門の甥っ子、佐藤福島県知事が中間施設建設に白旗上げちゃいました。ていうか、もともとそれが既定路線で、とりあえずゴネた素振りを見せつつ落とし所を探ってたというのが本当のところなんでしょう。どう考えたって県外に持っていくなんてことはできない相談なんだから、こうなることは目に見えていたんだよね。
・候補地住民「説明を」 知事、中間貯蔵受け入れ表明
http://www.minyu-net.com/news/news/0831/news5.html
東京電力福島第1原発事故に伴う除染で出た汚染土壌などを保管する中間貯蔵施設建設で、佐藤雄平知事が受け入れを正式表明した30日、大熊、双葉両町の建設候補地の避難住民たちは帰還が困難になることに落胆の表情を浮かべた。住民への十分な説明がないままに建設受け入れに向けた協議が進められてきたことへの不信感は根強く、今後予定される地権者を対象とした説明会や用地取得の政府との交渉の場で「(建設への)具体的な説明を求めたい」と訴えた。
中間貯蔵施設建設候補地の双葉町郡山地区から茨城県北茨城市に避難する郡山行政区長の斉藤宗一さん(64)は「なぜ、われわれ原発事故の被害者に押し付けるのか。これまでの国の進め方には納得できない」と語気を強めた。
「国、県とも、これまで大ざっぱな説明ばかりに終始してきた。施設に関わるあらゆることについて、きちんとした説明がなされないうちには、(住民の)受け入れ判断ができるはずはない」と説明責任を果たすよう求めた。
建設候補地に住宅がある大熊町夫沢の中野正彦さん(66)は「自分たちの時代で土地を手放すのは非常に残念。受け入れが決まったのなら、説明が必要だ」と肩を落としながら話した。
先祖代々、大熊の地に住んでいた中野さん。「まずは、町と住民の対話が必要」と訴え続けてきたが、実現することなく、県が受け入れ表明したことに憤りを隠さない。「お金だけで納得できるものではない。政府や県などに矛盾のないよう、筋道を立てて説明してもらわないと困る」と話した。
(2014年8月31日 福島民友ニュース)
結局、中間貯蔵施設の問題というのは、国が福島の汚染地域について何のグランドデザインも示さないことが住民の不安を煽る最大の原因なんですね。ノビテルの「金目でしょ」発言が批判されたけど、あれは福島県民を見下す心が透けて見えちゃうから批判されたんであって、本来ならとことん予算を注ぎ込んで住民の補償を手厚くして、なおかつ堅牢な施設建設を図るべきなんだね。それをしないで、30年後には県外に移設します、そのための法律も制定します、なんてその場しのぎをするんだもの、住民の理解を得られるわけありません。
「福島の復興なくして日本の復興なしという考えの下、全力を尽くしたい」ってレレレのシンゾーは相も変わらずの発言を繰り返してしてるんだが、「私が責任者となって、政府が前面に出て必ず解決する」ってほざいていた汚染水問題だってまったく収束の目途がたってないんだから、何言ってやんでねえ、てなもんです。
いまやるべきことは、中間貯蔵施設なんておためごかしはやめて、最終処分場を含めた汚染地域の未来図を描くこと。これしかありません。ひとのホッペタを札束で叩くんじゃなくて、未来予想図にどれだけ予算をつぎ込めるか。その時にはじめて、「金目」がモノをいうようになるんです。
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