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1時間70ミリ「豪雨警戒」見落とした広島市の呆れた言い訳
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153028
2014年9月2日 日刊ゲンダイ
先月20日に広島市で起きた大規模な土砂災害。死者72人を出し、今も1000人近い住民が避難生活を強いられている。そんな折に、絶句するような広島市の失態が明らかになった。土砂災害が発生した20日未明、豪雨を警告するファクスを見落としていたというのだ。
豪雨予測を発表したのは広島地方気象台。20日午前1時49分に「大雨と落雷に関する広島県気象情報」として、県全域を対象に、非常に激しい雨を示す「1時間70ミリ」の予測を発表し、土砂災害への警戒を促した。
この情報は広島県の防災、災害時の情報ポータルサイト「広島県防災Web」に掲載され、市の消防局は同じ内容が書かれたファクスを民間業者から受信していたが、見落としたという。情報を精査し、もっと早く避難勧告を出していれば、被害を最小限に食い止めることができたかもしれない。なぜこんなミスが起きたのか。
■「気づいても判断材料にしなかった」
広島市の消防局は言う。
「広島は“川の町”といわれるほど市内にたくさん川が流れています。同じ時間帯に河川の水位の急上昇を伝えるファクスが大量に流れてきました。そこに雨量予測を警告するファクスが紛れ込んでしまいました。気象台の情報を生かせなかったのは事実です」
ところが、ミスを認めておきながら、こう続けるのである。
「土砂災害の大きかった安佐南区の佐東地区は避難勧告を出す基準雨量が160ミリです。1時間70ミリの降雨予想はそれに達していないし、対象は安佐南区ではなく県全域でした。しかも降雨の時間帯も書かれていなかった。ファクスに気づいていたとしても、避難勧告を出す判断材料にするのは難しかったと思います」
ファクスの中身ではなく、見落としたことが問題なのに、責任逃れにしか聞こえない。気象台も気象台で、情報を県のポータルサイトにアップしただけで広島市に注意喚起しなかったとはビックリである。
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