http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/703.html
Tweet |
ますますヒートアップ/(C)日刊ゲンダイ
「手打ち」とはほど遠い…石破幹事長が待つ安倍首相の“自滅”
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/153030
2014年9月2日 日刊ゲンダイ
今度の改造人事で、俄然、注目を集めたのが安倍首相と石破幹事長の対立だ。一時は石破幹事長が無役になって、反安倍ののろしを上げるんじゃないかとみられたが、先月29日、安倍・石破会談が実現。石破幹事長はいったん、矛を収め、安倍内閣に協力する姿勢を表明した。石破幹事長の腰砕けにガックシだが、とはいえ、一度、表面化した両者の溝がたった1回の会談で埋まるわけがない。うわべだけを取り繕ったことで、両者の憎しみ合いのマグマはますます、ヒートアップしている。
安倍・石破会談が行われた29日午前、石破幹事長は満面の笑みを浮かべて首相官邸に入ってきた。
「あれを見たとき、石破さんの怒りのすさまじさが分かりましたね。あの人は正直な人で、作り笑いが見えてしまう。あの笑みは無理やりで、その裏には隠しきれない怒りの顔が見えました」(政治ジャーナリスト・鈴木哲夫氏)
時事通信の政治記者の山田恵資氏は会談後の石破幹事長のセリフに驚いたという。
「まず、総理との会談を<久しぶりに>と言いました。首相と幹事長が会うのが<久しぶり>なんですよ。両者の関係がいかに冷え切っているかがわかりました。さらに石破さんは<組織人としてトップの決定に従うのは当然>と言い、どんなポストも受け入れる意思を示した。これにて<手打ち>とみられていますが、このセリフは嫌いな上司の言うことにしぶしぶ従う時の常套句。石破さんの本心がよくわかりましたね」
■次期総裁選に出馬
そりゃそうで、今度の人事は要するに、石破氏の幹事長外しなのである。しかも、安倍首相は1カ月以上前に「安保担当相でどうか」と人事を打診、渋る石破幹事長をさらし者にし、石破幹事長がこらえきれずにラジオ番組で「幹事長続投」希望を口にすると、「首相 石破系排除」などと新聞に書かせて揺さぶった。
「首相周辺がものすごい勢いで新聞各社に情報をリークしたのです。こうした情報戦に石破サイドも矛を収めざるを得なくなったのですが、ラジオで<安保担当相は受けない>ことを明言した時点で、石破氏は覚悟を決めている。だから、すがすがしい顔をしていました。官邸の情報戦に対する怒りも凄まじいはずで、間違いなく、来年の総裁選は出ると思います」(鈴木哲夫氏)
閣内では反旗を翻しにくいだろうという見方もあるが、「地方から石破待望論を上げさせる方法もある」(山田恵資氏)。
とにかく、安倍首相には県知事選の3連敗や景気の減速、消費増税の決断など、支持率が下落することしか待ち受けていないのだから、自滅を待っていればいいわけだ。安倍首相が石破幹事長を封じ込めたという見方は間違いである。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK170掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。