安倍首相は、３日に行う内閣改造で、下村博文・文部科学相（６０）（東京１１区、衆院当選６回）を留任させる方針を固めた。

　下村氏は首相に近く、２００６年の第１次安倍内閣の際には官房副長官として首相を支えた。第２次内閣では文科相に起用され、教育委員会への首長の権限強化を柱とする改正地方教育行政法を成立させるなど、首相が意欲を示す教育改革を主導してきた。

　首相は１日、内閣改造・自民党役員人事について、「デフレ脱却も道半ばであり、政策を実現、加速していきたい。新たな気持ちでそれぞれが全力を尽くすために、内閣改造と党役員の改選を行う」と述べた。視察先の相模原市で記者団に語った。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140901-00050093-yom-pol

　安倍晋三首相は3日の内閣改造・自民党役員人事で、下村博文文部科学相（60）を留任させる意向を固めた。また、竹下亘衆院議員（67）、山谷えり子参院政審会長（63）が入閣する方向となった。焦点の党幹事長を含め、人事の調整は大詰めの段階に入った。

　首相は2日の党総務会で党人事の一任を取り付けた上、3日に改造・党人事を行う。副大臣・政務官人事は4日中に終えたい意向だ。

　下村氏は首相に近く、教育委員会制度を見直す地方教育行政法改正など首相が意欲を見せる教育改革を進めてきた。義務教育開始年齢の前倒しや、小学校6年、中学校3年の「6・3」制の義務教育期間の弾力運用などの実現に向け、引き続き下村氏に委ねるのが望ましいと判断した。

　竹下氏は、所属する額賀派が閣僚候補として首相に推薦している。北朝鮮による日本人拉致問題に熱心に取り組んできた山谷氏は、拉致問題担当相への起用が有力だ。竹下、山谷両氏とも入閣が決まれば初めて。

　一方、首相は、文科相に兼務させている五輪担当相を切り離す意向。2020年の東京五輪・パラリンピックに向けて今後、関連事業が本格化するため、許認可の申請と適否の判断を同じ閣僚が担当するのは適切ではないとの事情がある。　

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140901-00000148-jij-pol

　安倍総理大臣は３日、第２次安倍政権発足後、初めての内閣改造と自民党役員人事を行います。自民党は、２日朝、役員会を開き安倍総理への人事の一任を決めました。国会記者会館からの報告です。

　政権発足後初めての人事を３日に控え、安倍総理は既に一部の入閣予定者らに電話で就任の要請を始めています。安倍総理は２日朝の自民党役員会で、「人心を一新して強い日本を取り戻すために内閣改造と役員人事を行いたい」と語り、一任をとりつけました。

　党役員人事は既に、総務会長にベテランの二階衆議院予算委員長、政調会長には稲田行政改革担当大臣の起用が内定しています。そして、最大の焦点が石破氏の後任の幹事長ですが、総理に近い複数の議員が「重厚な布陣になりそうだ」と語っていて、慎重に最終的な調整が行われているもようです。

　Ｑ．一方の内閣改造の方ですが、いろいろ名前が挙がっていた中でその後の新しい情報はどうでしょうか？

　新たにもう１人、女性の入閣が検討されていることがわかりました。新たに、入閣の検討が明らかになったのは、松島みどり経済産業副大臣です。女性では既に、高市政調会長、山谷参院政審会長、小渕元少子化担当大臣の入閣が有力になっていて、松島氏も入れば女性の閣僚は現在の２人から４人に倍増することになります。

　また、麻生副総理、菅官房長官、岸田外務大臣ら６人の主要閣僚の留任が固まっているほか、江渡衆議院安全保障委員長の防衛大臣兼安全保障法制担当大臣での入閣が内定しました。さらに、地方創生担当大臣に石破氏、農水大臣に西川氏の起用が有力なほか、大島前副総裁、塩崎元官房長官の入閣が検討されています。（02日11:32）