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デビッド・ジョンソンさん
(ひと)デビッド・ジョンソンさん 日本の刑事司法を研究する米国の社会学者
http://www.asahi.com/articles/DA3S11323694.html
2014年8月30日05時00分 朝日新聞
東京都内のイベントで、再審開始決定で釈放された袴田巌さん(78)の様子を見て衝撃を受けた。「日銀社長となり、独裁者となり……」。聴衆に語る内容は支離滅裂で、長期の勾留で明らかに精神を病んでいるように見えた。
「人生を台無しにされ、思考力まで奪われていた。こんな悲劇はない」。冤罪(えんざい)の罪深さをかつてないほどかみしめた。「皆さんも、もっと怒るべきじゃないですか」
日本の刑事司法を研究して20年余。米ハワイ大の教壇に立ちながら、当事者や現場を直接訪ねる手法に徹してきた。今回の来日でも、拘置所で殺人犯と面会し、複数の法廷で裁判も傍聴した。難解な法律用語もよどみなく操る。
語学留学生だった20代の頃、違法な取り調べを批判する市民団体のビラを見て、この国の刑事司法に興味を持った。「代用監獄は自白強要の温床」と訴え、日本語学校の発表で受賞したこともある。
「日本の警察・検察の閉鎖性は明治時代並み」と、批判に容赦はない。そのせいか、親しかった検事に連絡しても、最近は返事が来なくなった。それでも、「問題があれば、指摘し続ける」。
心底驚いているのは、袴田事件で即時抗告した検察の対応だ。「到底理解できない。日本の刑事司法の問題点が、この事件に凝縮されている」。背後に潜む問題の核心を発見したい。
(文・田村剛 写真・白井伸洋)
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David Johnson(54歳)
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