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2014-08-30 07:55:20
国連の人権差別撤廃委から昨日8月29日、日本政府に対しヘイトスピーチを法律で取り締まるよう厳しく求める「最終見解」が出されました。
厳しく求めるのは、勧告を出すのが、01年、10年に続きもう3回目になるからです。約30項目にもわたり、「ダメだよ」と是正を要請しています。日本は30項目にわたって、人権侵害が認められ、是正が必要なのです。
日本はいつまで、世界に恥をかきつづけるのでしょうか。恥ずかしい。
恥ずかしいのは、国連の委員会から指摘されたからだけではありません。日本政府は「何か悪いことでもしましたか?」という程度の受け止め方で、まだまだこの状況が続きそうだからです。おそらく安倍政権のような政治体制が続くかぎり、根本的に是正されることはほぼ永久にないのでしょう。
安倍という男が進める政治の根幹には、ヘイトスピーチのネットにあるものとほとんど全く同じと言えます。その根っこにあるものは、いわゆる「歴史修正主義」といわれるものです。人権を尊重することが理解できない歴史修正主義です。
、歴史修正主義とは、ウイキペディアから引用すると、「従来の歴史観と違う歴史観を主張する者に対して『客観的な歴史学の成果を無視し、自らに都合の良い過去は誇張や捏造したり、都合の悪い過去は過小評価や抹消したりして、自らのイデオロギーに従うように過去に関する記述を修正するものである』として批判する場合に用いられる言葉」とあります。
要するに歴史を捻じ曲げようとする所業です。
安倍という男は、「靖国神社に参拝できなかったことは、痛恨の極み」と語っています。奈良の高野山で営まれた「A級戦犯などを追悼する法要」には、自民党総裁としてメッセージを送っています。
こうした行動をさせるのは、根幹に「先に大戦は、米英に追い込まれてやむを得ず行わなければならなかった『正義の戦争』で、日本は少しも悪くない」という考えがあります。
国際的には、「日本はドイツなどとともに他国を支配下に置く侵略戦争を行った」という評価を覆そうとする歴史修正主義と受け止められています。
ヘイトスピーチが、韓国人や朝鮮人に対し執拗に、「死ね。殺せ」と罵声を浴びせ続けるのも、根っこには太平洋戦争が正義の戦争だったという思いがあります。この正義の戦争に対し、韓国や中国は、『従軍慰安婦として強制的に女性を性奴隷した』『南京大虐殺をした』などのウソをばらまき、日本を侮辱している」という思いがあるのです。
安倍首相が、自分と同じ考えとしてNHKに送り込んだ百田尚樹、長谷川三千子氏らも、発言している内容はヘイトスピーチとほとんど変わりません。
つまり、国連の人種差別撤廃委が出した勧告は、ダイレクトに安倍という男に出されたものと言えます。
いずれにしても、日本は世界の中でみると、人権の面において大きく遅れていることが指摘されているのです。働くものが、たとえば「ワタミ」などのブラック企業で死ぬまで低賃金でこき使われたりするのも、人権侵害です。
安倍という男の歴史修正主義を見過ごすことは、私たちの生活には、人権侵害となって跳ね返ってきます。ヘイトスピーチ問題は、私たちに直接かかわってくる問題だから、必ず是正させなければならない。
しかし、心配があります。ヘイトスピーチを規制しようとすると、安倍という男のことです、かならずデモのシュプレヒコールなども一緒に規制しようとすることです。ただでは転ばない。
そこを警戒しつつ、ヘイトスピーチ規制を早急に実現する必要があります。
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