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安倍政権 東京五輪まで!?ライバル・石破氏封じ「長期安定」の道
http://www.sponichi.co.jp/society/news/2014/08/30/kiji/K20140830008836960.html
来月3日に行われる内閣改造、自民党役員人事をめぐる確執がささやかれていた安倍晋三首相と石破茂幹事長が29日、官邸で会談した。石破氏は入閣要請を受け入れる意向を伝え、事実上折れた格好。安倍首相は石破氏を新たに設ける地方創生担当相を軸に調整する。“ポスト安倍”の取り込みに成功したことで、首相は長期政権を狙う考えだ。
約1時間20分に及んだ会談を終えた午後1時10分、石破氏は報道陣を前に「組織人としてトップの決定に従う」と述べ、首相の打診を受け入れる考えを示した。「これから先も私は首相を全力で支える。より緊密に連携してやっていこうと(確認した)。後は(改造が実施される)9月3日まで言わない」とし、確約したとみられる具体的なポストについては言明しなかった。
安倍首相は7月24日に石破氏と会談し、新設する安全保障法制担当相への就任を内々に打診していた。閣僚ポストよりは、来年9月の自民党総裁選に向けて党内の支持固めを進めておきたい石破氏は幹事長続投を希望。今月25日のラジオ番組で「首相と考えが100%一緒の人が国会で答弁するのが、一番いい」と述べるなど、安保相への就任を辞退する意向を示していた。任命権者に異例の“要求”を突きつけたため、両者の確執が一気に表面化した。
しかし、対立が先鋭化するのを避けるべきだとの判断に傾き、石破氏が折れた格好。地方創生担当相や農相への就任が取り沙汰されている。石破氏周辺には「無役になって総裁選に備えるべきだ」との異論もあるが、無役で総裁選準備を始めれば、党内に亀裂が生じかねないと判断し、入閣を受け入れた。
国民的人気の高い石破氏を封じ込めたことで、次期総裁選も安倍首相には有利な見通しとなった。さらには、挙党態勢を示すことで反安倍派の芽を絶ち、野党再編が整う前に、来年にも総選挙に踏み切り、長期政権を確実にする狙いもある。
安倍首相の在任日数は366日で終わった第1次政権と合わせ、29日までで計978日。閣僚も一人も交代せずに政権発足から612日となり、戦後最長記録を更新している。戦後の長期政権で1000日を超えたのは佐藤栄作、吉田茂元首相ら6人だけで、安倍首相は祖父である岸信介元首相に次ぐ7番目。永田町では「6年後の東京五輪まで続投を視野に入れている」との声も聞かれる。
≪山谷氏ら入閣か≫内閣改造では麻生太郎副総理兼財務相、岸田文雄外相、太田昭宏国土交通相、甘利明経済再生相、菅義偉官房長官が留任する見込み。新たな入閣組では、拉致問題担当相に自民党の山谷えり子参院政審会長らが取り沙汰されている。後任幹事長は河村建夫選対委員長や小渕優子元少子化担当相を推す声もある。
≪麻生氏は石破氏に批判的≫麻生太郎財務相は29日の閣議後会見で、石破幹事長がラジオ番組などで安全保障法制担当相への就任を辞退する意向を示したことに関し「(内閣改造の)この時期に話題に出てくる人は発言しないものだ。30年間で私の中に培われている常識だ」と指摘。「公共の電波を使ってどんどんしゃべるというのが珍しいなと思った」と批判的な見方を示した。
[スポニチ 2014/08/30]
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