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2014年08月29日
政治家に限らず、人と云うもの、他者のベストの選択の道を見つける能力は、概ね備わっているのだが、自己の選択になると、様々な個別的要因がパンドラの箱を開けたように飛び出してきて、眩暈を起こし、混乱するものである。これか、偉かろうが、そこいらのオッちゃんオバちゃんと何ら変わりはない。人と云うもの、他者の選択の道は、よくよく見えるものだが、己の道になると、枝葉末節な事柄や、つまらぬ感情が邪魔をして、迷いに迷うものである。
しかし、菅マジックも種切れで、そう簡単に安倍政権の支持率回復の道は限られている。3か月から6か月が、この内閣の限界だと認識すべきだろう。アベノミクスは、イカサマがバレ、凋落の一途だ。そもそも、西側先進諸国の経済成長は、イカサマしか残っていないのだから、もう経済の安倍は売り物にならない。安保も売り物にならない。ロシアと北朝鮮マターが残された種だが、これもアメリカの横車で、消滅寸前である。
さらに困難になるのが、内閣改造で就任する閣僚たちの貧弱度は、支持率を5ポイント以上落とす。なぜなら、入閣待ち議員を入れれば入れるほど、貧弱度は歴然となるだろう。その上、一人か二人、舞い上がり、失言するものや、身体検査不備な閣僚が出ることも予想される。幹事長の玉も問題だ。額賀福四郎辺りなら、過去の古傷を除いて、何とかなるだろうが、小渕優子、岸信夫程度では、選挙もヘッタくれなくなるだろう。こうなる可能性を読むと、案外、ご祝儀相場で支持率が上がり、ボロの出ないうちに解散と云う選択肢もありそうだ。
そのように、石破が読んだ場合、入閣もあり得る。しかし、入閣した場合、解散総選挙が近いと云う読みも可能である。野党の準備は全く出来ていないに近いので、完勝だと思い込んでも不思議ではない状況だ。しかし、思い通りに完勝のシナリオが成立ほど世間は甘くないかもしれない。無党派層の3割動くことで、選挙結果は思わぬ「青天の霹靂」を見るかもしれない。愉快犯のような気分になっている有権者が多ければ、そう云うこともあり得る。少々愉しみでもある(笑)。まあ、夜までには、何らかの情報が出てくるだろうが、石破の入閣は、解散のシグナルと云う点を見ておこう。あくまで、当たらぬ筆者の推論だ。
≪ 石破氏、入閣か否か 首相が29日に打診、攻防山場へ
安倍晋三首相は自民党役員人事と内閣改造をめぐり、29日に石破茂幹事長と会談し、正式に入閣を打診する。首相は来年の党総裁選をにらみ、石破氏を閣内に取り込んで「ポスト安倍」への動きを封じようとする。一方、石破氏は閣僚ポストを受けるのか、断って無役になるのか。改造を巡る両氏の攻防は最大の山場を迎える。
■安保相断れば、地方創生相?
首相は29日の石破氏との会談で、引き続き安全保障法制担当相と防衛相との兼務を打診する構えだ。石破氏が固辞した場合は他の閣僚ポストを提示する方針で、新設される地方創生担当相などが念頭にあると見られる。
首相が、様々なポストを示してまで石破氏を閣内に入れようとするのは、2年前の総裁選で首相を上回る地方票を得た石破氏を無役にすれば、来年9月の総裁選で首相を脅かす存在になる可能性があるためだ。
この秋以降、福島、沖縄の両県知事選や消費税率10%への引き上げ判断、原発の再稼働など、首相の前には数々の課題が待ち受ける。仮に内閣支持率が低下して首相の求心力が弱まれば、無役となった石破氏が首相への批判勢力の受け皿となる可能性がある。閣内に取り込むことができれば、そうした芽を摘むことができる。
また、首相からすれば、いくつもポストを示し、仮に石破氏がそれらをすべて蹴れば、石破氏のかたくなな態度を印象づけることにもなる。
首相は、石破氏が求める「幹事長続投」はほとんど考えていない。
首相側には、福島、沖縄両県知事選での候補者調整に手間取ったことなどを理由に、石破氏の幹事長としての力量を疑問視する声が根強い。また、官邸 幹部の一人は、脱派閥を掲げていた石破氏が、8月7、8日に自らの派閥の勉強会を開いたことについて「あれが一番の間違いだ。石破氏の今後のためにも政権 に協力すべきだったのに」と語った。
石破氏がラジオ番組で幹事長への続投要求をしたことへの評価も厳しい。「ラジオでいきなり(幹事長続投を)求められても困る」。首相は最近、こう漏らしたという。自らポストを選ぶような石破氏の発言に、首相側近の一人は「幹事長を続けたいだけ。石破氏の周りもいい思いをしたいだけだ」と突き放す。
■石破氏「入閣断る理由見つからない」
石破氏を支える議員らは、首相からどんなポストを提示されても、絶対に入閣するべきではない、との意見が圧倒的だ。
側近議員らには「大きな失点はないのに、なぜ幹事長をクビにするのか。ケンカを仕掛けたのは首相の方だ」と反発する声が強い。首相が求めるままに閣内に入れば、来年の総裁選に立候補する道を封じられるとも考えている。
しかし石破氏は28日、「入閣の打診を受けたら終わりだ」と迫る側近議員に「断る理由は何か」と繰り返すだけで、態度をはっきりさせなかった。
石破氏が迷うのは、入閣しても、無役になっても、総裁選に向け、はっきりした道筋が見いだせないからだ。
入閣すれば、再び首相を支える立場になり、総裁選に出るのは困難だ。石破氏を支えてきた議員らも、次の総裁選を戦う気がないと見なし、単にポストが欲しかっただけと失望して離れてしまいかねない。石破氏に近い自民党の長老も「ここで入閣したら笑われる」と話し、入閣しないように強く求めている。 無役になれば、全国を回って地方票を固めるなど、総裁選に向けた準備を始められる利点がある。一方で、党の人事と予算を握る幹事長だったからこそ保てた求心力を一気に失うおそれがある。
また、首相から直接、閣僚への就任を求められたのに断れば、石破氏が総裁選に向けて「反安倍」にカジを切った、と見られるのは必至だ。実際、首相の出身派閥・町村派の町村信孝会長は28日の派閥会合で「俺はこのポストが良いとか嫌だとか言っている。石破さんは一体何者なのか。来年の総裁選に出たいなんて冗談じゃない」と強く牽制(けんせい)した。
側近議員からは「入閣すべきでない」と繰り返しても、なお態度をはっきりさせない石破氏に「俺たちのことを信用してくれていないのか」との声も漏れる。 ≫(朝日新聞デジタル)
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