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http://31634308.at.webry.info/201408/article_27.html
2014/08/27 21:27
安倍首相の祖父は岸元首相である。この岸元首相は、既に知られているように、東条英機内閣において商工省大臣として、太平洋戦争中は物資動員の一切を管理していた。そのため終戦時、A級戦犯として逮捕された。東京裁判では、当時の軍需次官(東条首相が軍需大臣兼務)の岸氏が東条首相に講和を主張し、内閣不一致をおこしたとして起訴を免れている。
しかし、東条英機内閣の陸軍大臣、海軍大臣ではなかったが、陸軍、海軍を支える根幹の一つである商工省大臣、軍需次官として、極めて重要な任務として戦争に関わってきた人である。A級戦犯としての起訴は免れたが、いわば準A級戦犯として最も反省してもらわなくてはならない人である。
そのA級戦犯の法要に「今日の日本の平和と繁栄のため、自らの魂を賭して祖国の礎となられました殉教者」に哀悼の意をささげるという電報を打つとは、日本の首相として有り得ない行為である。菅官房長官は、「私人」として電報を打ったと言い訳しているが、肩書は「自民党総裁」としていると言う。少なくとも、この電報には肩書きが書かれている。「肩書きのない私人」ではない。
さらに言えば、肩書を自民党総裁と書いている。自民党総裁と書けば、イコール日本国首相と等価である。首相と書いていないという強弁は、ただの言い逃れである。言葉の遊びである。政治家には通じるかもしれないが、常識を持った国民には通用しない。
同じ自民党の古賀元議員は、戦争で父を亡くし、戦争を憎んでいる。日本の首相は、A級戦犯を「祖国の礎」として電報を打つ。ここに安倍首相の本質的な精神構造が表れている。何が祖国の礎と言えるのか?A級戦犯の号令で、何の罪もない兵隊、民間人が300万人以上も死んでいるのである。
そんな戦争責任者を敬う気持ちを考えると、今行っている集団的自衛権の強行なども、自ずと「さもありなん」と理解が出来てくる。そこには、そのために死んでいく国民のことなど眼中にないということである。血を流すことが同盟の証という。
首相が良く、「国民」のためと言うが、そこには強者しか目に入ってない。大企業の経営人しか目に入らず、大部分の非正規社員の姿などは見えていない。単なる歯車で単なる労働の補助道具としか考えていない。きっとそれすらも意識がないのであろう。非正規者で結婚し、子を増やせと言っても、そんななまやさしいものではない。そのようなお金に困ったこともない人である。今回の電報の精神構造に、安倍首相の本質が如実に表れている。
首相がA級戦犯法要に電報“私人の行為”
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20140827/k10014124411000.html
菅官房長官は記者会見で、先に安倍総理大臣がいわゆる「東京裁判」で裁かれたA級戦犯などを追悼する法要に電報を送っていたことについて、私人としての行為だとしたうえで、「わが国はサンフランシスコ平和条約において裁判を受諾している」と述べました。
ことし4月、和歌山県の高野山で、いわゆる「東京裁判」で裁かれたA級戦犯などを追悼する法要が行われ、安倍総理大臣は自民党総裁の肩書きで、「今日の日本の平和と繁栄のため、自らの魂を賭して祖国の礎となられました昭和殉難者のみ霊に謹んで哀悼の誠をささげます」などとする電報を送りました。
これについて、菅官房長官は記者会見で、「私人としての行為であり、政府としてのコメントは差し控えたい。自民党総裁ということで、総理大臣ではなく、私人としてのメッセージだと思っている」と述べました。
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