http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/433.html
Tweet |
安倍首相(右)と、石破氏はたもとを分かつのか
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20140826/plt1408261140001-n1.htm
2014.08.26
9月3日の内閣改造と、前日に行われる自民党役員人事が大詰めを迎えている。
焦点は自民党の石破茂幹事長の去就である。広島市の土砂災害発生で夏休みを切り上げた安倍晋三首相が石破氏と会談するのは今週前半になる。
時の権力者、総理・総裁がナンバー2の幹事長の処遇を決めるに当たって、交代させる場合はその直前に通告する。一方、続投させる場合は早めに伝える。それが、これまでの「常識」であった。
どうやら今回は、安倍首相がこれまでの慣習にならうことはないようだ。
安倍首相は石破氏と会談し、改めて新設の安全保障法制担当相就任を要請する。
と同時に、内閣改造・党役員人事の意図と、衆院解散・総選挙の時期を示唆するものと思われる。
そして、実はこの示唆と石破氏処遇が密接に関係してくるのだ。
安倍首相は、年内の、しかも早期の衆院解散・総選挙を胸中に秘めているフシが濃厚である。
仮に10月中、遅くとも11月中旬までの衆院選実施となれば、現在の野党の体たらくからすると自民党が議席を増し、公明党(山口那津男代表)の現状維持も間違いない。
となると、来年9月の自民党総裁選で安倍首相の再選は固い。つまり、安倍長期政権が現実味を帯びてくる。ここが石破氏にとって思案のしどころなのだ−と筆者は見ていた。
ところが、先週末になって、石破氏は安全保障をめぐる基本的な考えで安倍首相と意見を異にするので、安全保障法制担当相を要請されても固辞するとの断定記事が相次いだ。
だとすると、安倍首相はこれまでに描いてきた今後の政権運営と、総裁再選戦略を大幅に見直さざるを得なくなる。
すなわち、石破氏が首相の要請を断るということは、無役となり総裁選ではガチンコ相撲を取るという意思表示に他ならない。
加えて、石破氏の閣内取り込みと、岸田文雄外相の幹事長起用で、内閣支持率上昇という当初案が日の目を見ないことになる。
それだけではない。年内の衆院解散・総選挙というウルトラC発動という選択肢も難しくなる。
解散を強行すれば、野党の統一候補調整が進んでいないにしても、自民党は議席を30減らすことになりかねない。
いずれにしても、内閣改造・党人事が難しくなった。安全保障法制担当相は小野寺五典防衛相兼務と、岸田外相留任であれば、幹事長は河村建夫選対委員長の昇格ということか。 (ジャーナリスト・歳川隆雄)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK170掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。