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2014-08-26 08:47:41
共産党の党勢が急伸しているそうです。「5100人が新たに党員に加わった。『しんぶん赤旗』は1万2千部増えた」と、かくかくたる“戦果”が報告されました。今月8月3日に開かれた共産党の幹部会での報告です。
世論調査での政党支持率でも、民主党に並ぶ勢いという結果が見られます。
これは、安倍・自民党の暴走が余りにも酷く、「このままでは日本が危ない」と危機感を募らせる人が急増しているからです。「志位和夫・委員長は、安倍晋三の方に足を向けて寝られねえべ」と陰口をたたかれるほどです。
安倍暴走車の前にたちはだかる野党が見あたらない。安倍政権の暴走に対する不満を充分に受け止めてくれる野党が見当たらない結果が、共産党を浮上させているといえます。
この野党状況に対する最大の責任があるのは、言わずと知れた民主党ですよね。反動の極致とも言うべき安倍政権に対して、民主党は鋭い反撃を加えないどころか、自分が進むべき方向すら定かにできず、相変わらずもたもたと党内調整に手間取っています。
その意味では共産党を利しているのは、自民党ばかりでなく民主党も大いに貢献しているわけです。自民、民主の二つの政党が共に共産党の党勢拡大に手を貸しているといわなければならない政治状況です。
これは由々しきことです。この政治状況が固定化する可能性が強まっているからです。
自民党にとっては、共産党が少数野党でとどまってくれている限り、安心です。むしろ、世論の不満を代弁してくれるいわゆる”ガス抜き”には、極めて都合がいい。
共産党にしても、「オレは正しい」と、非妥協的正論を振り回していればいいのだから、万年野党は居心地がいい。
そして国政選挙では、共産党が独自候補を立てて野党が分断されれば、小選挙区制の下では自民党にはもっけの幸いです。
野党は、少数の政党が乱立し、勝手に「オレが、オレが」とごまめの争い。少数でも協力して「オリーブの木」を育てる気になればまだ展望は開けるのですが、その協力が……。
かくして「安倍さまさま」の共産党がそこそこ勢いがあり、しかし政権は遠くて手が届かず、自民党の独走を許す役割を果たす。自共の奇妙な協力関係。
こうした政治状況を許しているのも、最終的には私たち有権者です。有権者がきちんと声を上げないために、安倍政権は「オレたちがやることは、世論の支持を得ている」と広言する状態を許しています。
今後もしばらく、自共の共闘政治が続くのでしょうか。
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