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5月12日「暴行事件」があったバー/(C)日刊ゲンダイ
安倍首相のお膝元で…自民党市議が女性“暴行事件”を傍観か
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/newsx/152851
2014年8月26日 日刊ゲンダイ
「女性の活躍推進」を成長戦略に掲げる安倍政権が根幹から揺らぎそうだ。
今年5月12日、安倍首相の地元・下関市内のホテルのバーで地元有力者のY氏が、泥酔して女性スタッフAさんに襲いかかるという“暴行事件”が起きた。しかも、現場には自民党市議、市役所職員など男4人が同席していたのに、制止するどころか傍観し、さながら「暴行ショー」を楽しむようだったというのである。
一体、何があったのか。Aさんの手記は壮絶だ。その日、Y氏は明らかに酔った様子で、入店するなりAさんに襲いかかってきたという。
〈酔った客に2時間以上、メチャクチャに暴行されました。息も出来ないほど、身体や頭を押さえつけられ、ヘッドロック状態で首を絞められ、頭を前後左右に振り回され、数えきれないほど、大きな手でバシバシと叩かれ、飲み物を下着がびしゃびしゃになるほどかけられ、(中略)スカートもめくれあがってパンツも丸見えの状態で、(中略)耐えられない屈辱をうけた〉
Aさんにはムチウチ(頚椎捻挫)で全治7日の診断書が出ている。さらに重要なのは「手記」のこの部分だ。
〈加害者は男性5人組で来店し、残りの人間は見ても止めず笑って、酷い奴は、暴行されうなだれている私に親指を立てて笑ってました〉
Aさんは「5人の責任を問いたい」と言っている。1人が暴行しているのを、ほかの4人が見て喜んでいた状況は、「共同正犯みたいなもの」というわけだ。
さて、この4人の中に自民党の林透市議(57)がいるのである。ついでにいうと、加害者のY氏も「東京に行って安倍先生(首相)に会ってきた」と自慢している有力者だ。林市議に聞くと、暴行があったことは伝え聞いているとしながらも、「僕がいたときは一緒に楽しく飲んでいただけ」と主張。暴行シーンは自分が帰った後だと言った。
林市議は「こちらが嘘をつくわけがない」「向こうが嘘をついている」の一点張り。だが、現場にいたことには別の人物の証言もある。いずれ、真相は裁判で明らかになるだろう。
(取材協力・横田一)
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