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与党協議の中心人物だった/(C)日刊ゲンダイ
石破氏“拒否”で難航…安保相には「高村副総理が適任」の声
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152854
2014年8月26日 日刊ゲンダイ
安倍首相から打診されている「安保法制担当相」を石破幹事長が“拒否”する見通しとなった。安倍―石破会談が行われ、首相は再度説得するとみられるが、「受けるのは難しい。安保政策の考え方が官邸と多少違う」(石破側近の鴨下一郎幹事長特別補佐)ということのようだ。
これで安保相ポストの人選はやり直しだ。安倍が石破に打診したのは“ライバル封じ込め”が目的だったとはいえ、石破同様に安全保障論で国会答弁に耐えられる議員は自民党内でも限られる。関連法案の審議は来年の通常国会に先送りされるものの、野党は秋の臨時国会で、集団的自衛権の行使容認の閣議決定について追及の構え。さっそく安保相が矢面に立たされるのは間違いない。
「それで名前が挙がっているのが、集団的自衛権の与党協議に加わった岩屋毅安保調査会長や中谷元・元防衛庁長官、江渡聡徳・前防衛副大臣。岩屋、江渡の2人は決まれば初入閣です。小野寺防衛相の兼任もしくは横滑りもありえます。ただ、安保相はつらい役回りになる。入閣待望組でも気後れするでしょうね」(自民党関係者)
実際、この4人のうちのひとりは「嫌だよ。集中砲火を浴びるだけ」とオフレコでしゃべっていた。石破が主張するように「国家安全保障基本法」成立が自民党の公約だったのに、解釈改憲というデタラメの“禁じ手”を使ったのは安倍だから、いっそのこと安倍本人が兼務したらどうか。
「もうひとり適任者がいますよ。高村正彦副総裁です。与党協議の座長だっただけでなく、『砂川判決』という次元の違う話を持ち出して『限定容認論』を作り上げた張本人。7月の産経インタビューで『私がやることはない』と明言していましたが、あれはちょっと早すぎる。人選に難航し、首相からお願いされるのを案外待っているんじゃないですか」(前出の自民党関係者)
ま、誰がやっても解釈改憲が許しがたい暴挙なのは変わらない。
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