06. 2014年9月10日 16:31:55
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アイヌ民族投稿 金子市議を自民除名…札連決定 2014年09月10日 自民党の札幌市支部連合会(札連)は9日、党紀委員会と総務会を開き、簡易投稿サイト「ツイッター」に「アイヌ民族なんて、いまはもういない」と書き込んだ札幌市議の金子快之氏に対し、党籍からの除名処分を決めた。金子氏側から不服がない場合、最終的に同党道連が決定する。 党紀委員会に出席した金子氏は、2008年に「アイヌ民族を先住民族とすることを求める」決議について、決議自体は認めるものの、内容については認めない姿勢を示したという。札連は、同決議について支持する立場で、金子氏の発言と言動について、「党議に反する」として処分を決定した。来春に行われる統一地方選の札幌市議選で、金子氏を推薦することを決めていたが、併せて取り消すことも決めた。
市議会で金子氏が所属していた会派の自民党・市民会議は8月28日に離脱を勧告。金子氏は1日に離脱し、現在は無所属で活動している。今回の処分について「離党願をすでに提出しているのに加え、アイヌ問題だけを切り取って除名にするのは残念だ」と話した。 市議会の民主党・市民連合は、議員辞職勧告決議案の提案を目指し、各会派と調整している。 2014年09月10日 Copyright © The Yomiuri Shimbun http://www.yomiuri.co.jp/hokkaido/news/20140910-OYTNT50003.html 札幌市議、また不適切発言か=伏せ字で「落選したら○○○に」 「アイヌ民族なんて、もういない」などとツイッターで発言し、所属する札幌市の自民党会派を離脱した金子快之市議がツイッターで、生活に困ったらアイヌになるという趣旨の書き込みを受け、「私も選挙に落ちたら、○○○になろうかな」と返信していたことが3日、明らかになった。 金子氏は取材に対し、伏せ字にした部分について、アイヌと捉えるのは「邪推だ」と述べた。しかし、「(取材が)来ることは想定していた。アイヌ民族の認定がいかにずさんかを浮き彫りにした」と話した。 金子氏は2日、ツイッターのやりとりの中で、「アイヌは自己申告制ですからね」と指摘。アイヌになれば特権を受けられるとの会話の流れの中で、伏せ字を使って書き込みをした。 ツイッター上では、複数のユーザーから「伏せ字は『アイヌ』か」などの返信があった。金子氏は「言う必要がない」と話した。 北海道アイヌ協会の阿部一司副理事長は「ふざけたことを言うのは市議としてやめてほしい。もっと勉強して」と非難した。(2014/09/03-12:35) http://www.jiji.com/jc/zc?k=201409/2014090300415&rel=y&g=soc 記事 週刊金曜日編集部2014年09月09日 10:13「アイヌ」めぐり札幌市議が暴論――「先住権」課題か - 平田剛士
金子快之市議の発言撤回を求める(左から)石井さん、木幡さん、荒木さん。(撮影/平田剛士) 金子快之市議の発言撤回を求める(左から)石井さん、 木幡さん、荒木さん。(撮影/平田剛士) 「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね」――金子快之・札幌市議(43歳)によるインターネットへの書き込み(8月11日)が波紋を広げている。 本人のブログによると、金子市議は兵庫県生まれで1998年に北海道に転居し、2011年の市議会選挙でみんなの党(後に離脱)から出馬、初当選した。議会ではアイヌ施策の妥当性に関する質問実績がある。金子市議の今回の発言に対して、〈あまりに乱暴〉(『北海道新聞』19日・社説)、〈話が飛びすぎ〉(『朝日新聞』20日・「天声人語」)、「大変残念」(21日、高橋はるみ道知事・会見)などと批判が相次ぎ、24日には所属先の自民党会派も発言撤回と謝罪を求めた。 だが、それだけでは先住民の安心は得られない。たった22文字で存在を否定されたアイヌは呆れ顔だ。同市内の木幡寛さんは「相手にするのもバカらしい」と話し、荒木繁さんは「(アイヌは)ちゃんと生きているのに何で?」、石井ポンペさんは「(アイヌの)若者を傷つけた責任は重い」と憤る。 批判に対して金子市議は〈「アイヌ」を法的に証明する根拠が現行法にない〉(8月16日ブログ)などと反論するが、先住権に詳しい市川守弘弁護士は、「誰がアイヌかを判断する権限は第一義的にコタン(帰属集団)にある」と切り返す。そうした判断も先住権の一つであり、「その上で、コタンを離れて暮らす世帯への公的福祉サービスなどは、国会や地方議会がそれぞれ認定条件を定めて実施すればいい。米国などに先例があります」、「先住民との共生に、こうした二重の基準はつきもの」と、市川弁護士は解説する。 日本政府がアイヌを先住民族と認めたのは08年だが、先住権をめぐる課題は先送りし続けている。差別構造を残し、「アイヌとは誰か」を明確化できない社会のままでは、同様の“暴論者”を生む素地はなお残る。 (平田剛士・フリーランス記者、8月29日号) http://blogos.com/article/94108/ 「アイヌ民族、もういない」=札幌市議がツイッターに 札幌市議の金子快之氏がツイッターに「アイヌ民族なんて、いまはもういない」との書き込みをしていたことが、18日までに分かった。金子氏は同日、所属する市議会会派の自民党・市民会議幹部から真意を問われ「アイヌの歴史や文化を否定するつもりはない」と説明。一方で、記者団に対し、発言内容を撤回しない考えを示した。
【特集】失言の迷宮〜「社会のクズ」「カナダのデブ」〜 問題の書き込みは11日付。別の投稿者への返信で「アイヌ民族なんて、いまはもういないんですよね。せいぜいアイヌ系日本人が良いところですが、利権を行使しまくっているこの不合理。納税者に説明できません」とつづった。 金子氏は以前から、アイヌ民族支援のため札幌市が行ってきた住宅取得などの低利融資で滞納が多いことを批判していた。 金子氏から事情を聴いた自民党・市民会議の村山秀哉幹事長は18日、「個人的な見解であり、アイヌに関する会派の統一見解もない」と語り、書き込みは処分対象に当たらないとの認識を示した。(2014/08/18-19:54) http://www.jiji.com/jc/zc?k=201408/2014081800750
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