http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/333.html
Tweet |
「莫迦じゃねえかと嘲っているうちに社会全体がそちらにシフトしていく恐怖感!:toriiyoshiki氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/15066.html
2014/8/24 晴耕雨読
https://twitter.com/toriiyoshiki
Twitterのタイムラインをたどっていて、アイヌ民族の血を引く人に「DNA鑑定」を迫る人物がいることを知って愕然とする。
妄想が傲慢のレベルに達しているが、御本人には自覚がないらしい。
現実を知らない、見ようとしていないのは明らかだが、そうまでしてアイヌを否定したい動機が理解不能。
人として恥ずかしいとは思わないのだろうか?…
そして、それ以前の問題として、「DNA鑑定」をすれば「民族」の同定ができると考えている無知さ加減に驚かされる。
本当にこんな人がいるんだね、現代のニッポン。
件の道議といい市議といい、だんだん不気味になってくるな。
日本を異民族や異教徒の存在を認めない「イスラム国」のようにしたい人たちが一定数いるということだな。
ほとんど狂人に近い民間右翼の蓑田胸喜が天皇機関説排撃の先陣を切って、日本社会の右傾化・全体主義化のきっかけとなった故事が思い起こされる。
なお蓑田胸喜については、立花隆さんの「天皇と東大」に拠っている。
大変知的な刺激に充ちた本なので読んでみてください。
ぼくは同じ過ちを繰り返すほど日本人は愚かではないと信じているが、最近はその「自信」も揺らぎがちである。
雨後の筍のように「蓑田胸喜」が湧いてきているもんな。
安倍さんのオトモダチなんて、そんなのばっかりだから。…
莫迦じゃねえかと嘲っているうちに社会全体がそちらにシフトしていく恐怖感!
環境省は「環境」、つまり空間線量しか考えていないからこういう結論になる。
水源のダム湖の除染も行わないと。
しかし、それでは住民は帰らない。
「安心」ができないから。
これも縦割り行政の弊害の一種だろう。…河川・湖沼の底は除染せず : 読売 http://bit.ly/1rqV8Ve
除染が終わりお盆の自宅宿泊が認められた楢葉町で、帰ってきた人の多く(ほとんど?)がペットボトル持参だった。
国が安全と認定している水道水だが、食器洗いにも使わないという人も。
これでは、いくら線量が下がっても「全町帰還」などあり得ない。
しかし、国はダム湖の除染はしない方針を変えない。
町役場は住民感情を知悉しているから水源の木戸ダムの除染を求めている。
しかし、国は底土にセシウムが高濃度で含まれているとしても水に溶け出すことはないとしてこれを拒否。
放射能に汚染されたダムからの水を飲むことに対する住民の不安感を顧みようとしない。
わかってないなあ…とぼくは嘆息する。
福島市など一部の都市部自治体と環境省が組んだ勉強会で、除染目標を毎時0.23マイクロシーベルトから引き上げる方向性を打ち出したのも同じ。
0.5マイクロシーベルトでも年間1ミリシーベルト以下になりますよといったところで、それで帰る気になる住民がいると本当に思っているのだろうか?
国や原発を推進する側にいた専門家が振り回す「科学」など、もはやほとんどの住民は信じていない。
それが福島原発事故の必然的な帰結であることをまず認めること。
(官僚が)現実を受け入れること。
福島の復興はそこからしか始まらないとぼくは思う。
国や福島県のしていることは復興の妨害でしかない。
たぶん現実の福島を歩き回っている人のほとんどが俺と同じように感じていると思うんだけどな。
たぶん役人でも現地に近い人は判っているのだろう。
しかし、その声は届かず、現実離れした(従って福島復興にマイナスにしか働かない)施策が次から次に出てくる情けなさ。
福島の現実を虚心に見つめれば、原発再稼働なんて(例えそれが日本経済の利益であったとしても)とても無理だと思うに違いないのだけれど。
どう考えても「現実的」とはいえない避難計画をもって再稼働を図ろうとする人たち、特に官僚たちにとっては、「現実から目を逸らす」のが仕事なんだろうな。
きりがないから最後にするね。
いま沖縄で起きていることは28年前に六ヶ所村で起きた「泊沖海戦」と全く同じ。
国策が遂行されるとき、海保や警察は「暴力装置」としての貌を剥き出しにするのです。
侵略に備えて9条廃棄を叫ぶ人のほとんどが、軍が国民に銃を向ける事態を想定していないのが不思議だ。
(「最後」の蛇足)ニュースの国際欄を何年分でもいい、片っ端から読んでみてください。
軍がよその国と戦争している記事より反政府派の自国民に銃を向けている記事の方が圧倒的に多いはずだから。
それが「現実」のはずなんだけれど、自衛権をめぐる議論からすっぽり抜け落ちている。
(最後の最後)きょうは暇にまかせていろいろ書いたけれど、アイヌにしても、原発、自衛権の問題にしても、結局、「現実から目を逸らす」人が如何に多いかということだな。
全然意識していたわけじゃないけど、思いつくままに書いてったらそうなっちゃった。
それがいまの日本の最大の問題なんだろうな…官民、思想の左右、原発推進か反原発か…そういう立場の差異を超えて、「見たくない現実は見えない」人たちが結構いるようだ。
昔から沢山いたのがインターネットの発達によって炙り出されただけの話かもしれないが。
「見たくない現実は見えない」人たちを「姑獲鳥症候群」と名付けよう。…
この世の中に不思議なことなど何もないのだよ、関口くん。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK170掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。