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▲福知山城からの市内の様子(8月17日、@prof_tswingさんのツイートより)
【IWJブログ】国民が生き埋めの非常時にもゴルフ三昧で遊び呆ける安倍晋三氏には総理の資格も「国民の生命の安全」を語る資格もなし!
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8/22 23:00 IWJ Independent Web Journal
京都府綾部市では712世帯2071人に避難指示が出たほか、福知山市8万860人▽丹波市1万2286人などに避難勧告が出た。
福知山市街地を含む広い範囲で道路や1000棟異常の住宅が冠水するなど、各地で大きな被害が出た。石川県羽咋市では民家が土砂崩れに巻き込まれ、74歳の女性が死亡。豪雨関連とみられる死者は計5人となったという。
※ 毎日新聞 2014年8月17日付 「大雨:近畿北部で記録的豪雨 死者5人に」
http://mainichi.jp/select/news/20140818k0000m040096000c.html
記事目次
・広島市北部で大規模土砂災害が発生 自衛隊も出動
・安倍総理がハマる「ゴルフ三昧」の日々
・官邸に滞在したのはたったの6時間 そして再び別荘へ
・野党は反発「緊迫した深刻な事態、なぜゴルフを強行したのか」
・「えひめ丸事件」で辞任した先輩総理
・大雪害でも発揮した「天ぷら総理」の怠慢さ
・天皇皇后両陛下は静養日程をすべて取りやめ
・安倍総理は「国民の生命の安全保障」には関心がないのではないか
■広島市北部で大規模土砂災害が発生 自衛隊も出動
さらに広島では、8月19日の夜から続いた記録的な大雨の影響で、広島市の安芸南、北地区などで土砂崩れが発生。22日現在の死者は39名、依然として52名が行方不明となっている。
警察や消防、自衛隊は、20日深夜から夜を徹しての救出活動を続けていたが、22日午前5時ごろに再び大雨警報が発令され、救出活動も21日夜から中断を余儀なくされている。災害救助にあたっていた消防隊員も1名犠牲になった。
※ 産経新聞 2014年8月22日付 「不明者52人に 安佐南・北区、新たに避難指示も」
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/140822/dst14082209080007-n1.htm
21日夜からの雨にともない、広島市は、安佐南区緑井地区の一部の避難勧告を避難指示に切り替えた。避難勧告・指示の対象は、安佐南区の7地区と安佐北区の15地区の計6万8813世帯で、16万4108人に上る。うち、385世帯の887人が避難した。両区などで少なくとも住宅81棟が損壊、約900戸で停電が続き、約2700戸で断水している。
19日午後9時25分、広島地方気象台は最初の大雨警報を発表。広島県などは20日午前1時15分、土砂災害の危険に備え、広島市と廿日市市に「土砂災害警戒情報」を出した。
午前3時20分ごろから、広島市では住民による土砂崩れの通報が相次ぎ、市は午前4時15分には避難勧告を発令。その間、広島市は1時間に115ミリという急激な雨に見舞われた。午前6時頃前には死者が数名、数十名が生き埋めとなったとの報せが政府に届き、広島県は6時半頃、ついに自衛隊に災害出動を要請した。
山梨で夏休みを過ごしていた安倍総理の耳にも、当然、情報は入った。
安倍総理は午前6時半、安倍総理は防衛庁などの関係省庁に対し、「政府の総力を挙げて救命、救助などの応急対策に全力で取り組むこと」などを指示した、という。その後、7時22分、山梨県鳴沢村の別荘を出た。当然、夏休みは返上して官邸に入り、最前線で指揮をとるかと思いきや、7時26分、安倍総理が到着したのは山梨県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」だった。
国民が生き埋めになり、自衛隊が出動する非常時に、球遊びに呆けていたのである。自衛隊を国防軍にする、と唱えている、その自衛隊の最高指揮官が、である。
■安倍総理がハマる「ゴルフ三昧」の日々
安倍総理のゴルフ好きには驚かされる。ゴルフをしたことがない者でも、「ゴルフとはそこまで『ハマる』ほど面白いのか」と、驚くことだろう。
しかし、いくら面白かろうが、いくら好きであろうが、内閣総理大臣としての使命をあと回しにして熱中していていい遊びではない。どうしても中断できない、というなら、それは「中毒」に等しい。パチンコに熱中して、子供の存在を忘れるパチンコ中毒と同じような姿にみえる。
8月16日は山梨県山中湖村のゴルフ場「富士ゴルフコース」で秘書官らとゴルフを楽しみ、翌17日も山梨県富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」で榊原定征経団連会長やキャノン会長らとゴルフに興じ、翌18日は温泉施設「ふじやま温泉」で入浴して温泉を満喫。19日には再び富士河口湖町のゴルフ場「富士桜カントリー倶楽部」で昭恵夫人、日枝久フジテレビ会長、本田悦朗内閣官房参与、田中一穂財務省主計局長とゴルフに精を出した。
呆れるしかないゴルフ三昧である。国民の苦しみを顧みず、安倍総理と一緒に遊び呆けていた面々の名前や肩書きも、ずっと忘れずに覚え続けておこう。
20日のゴルフのメンバーは、森喜朗元首相、茂木敏充経産大臣、岸信夫外務副大臣、加藤勝信官房副長官、萩生田光一自民党総裁特別補佐、山本有二衆院議員、笹川陽平日本財団会長、日枝久フジテレビ会長。彼らの名前も忘れるまい。安倍総理は広島の凄惨な状況を知りつつも、この面々とともに、朝の8時頃からゴルフを開始した。
■官邸に滞在したのはたったの6時間 そして再び別荘へ
こんな状況下で安倍総理がゴルフを続けることを疑問視する周囲の声を聞いた菅義偉官房長官は、午前8時半頃、総理側に電話し、ゴルフを中断するよう求めたという。
安倍総理はゴルフを1時間ほどで切り上げ、9時22分、一度、山梨県県鳴沢村の別荘に戻ったあと、10時59分、官邸に到着。11時、ようやく古屋圭司防災大臣、西村泰彦内閣危機管理監、菅官房長官らとともに危機管理センターで対応にあたり始めた。ところが、17時42分には、また山梨の別荘に舞い戻った。官邸で対応にあたったのは6時間にも満たなかったと思われる。
広島での土砂災害は、その後さらに被害が拡大。安倍総理は翌日の21日に、ようやく休養を切り上げて都内に戻った。首相周辺の話によれば、「別荘に戻ったのは放置したままの荷物を整理するための『帰京の準備』が必要だった」と、言い訳にもならないような弁明をしているようだ。
※ 産経新聞 2014年8月21日付 「安倍首相、休養切り上げ 公明・山口代表『非難にあたらない』、民主・海江田代表『びっくりした』」
http://sankei.jp.msn.com/politics/news/140821/plc14082120260022-n1.htm
■野党は反発「緊迫した深刻な事態、なぜゴルフを強行したのか」
当然、野党側からは批判が相次いだ。日本維新の会の片山虎之助国会議員団政調会長は「トップは慎まないといけない」とし、社民党の又市征治幹事長は「首相に被害情報が迅速に伝わっていたのか、疑問が残る」と指摘した。
民主党は同日、党の災害対策会議を急遽開催し、海江田万里代表は「首相は大変緊迫した深刻な事態になっていると分かっていたはずなのに、なぜゴルフを強行したのか」と批判したという。
※ 共同通信 8月21日付 「【広島の土砂災害】野党、首相ゴルフに矛先 不真面目批判に官邸反論」
http://www.47news.jp/47topics/e/256286.php
■「えひめ丸事件」で辞任した先輩総理
興味深いのは、そのゴルフ三昧の場に森元総理がいたことだ。
2001年2月10日、午前8時45分に、米国ハワイ州オアフ島沖で、愛媛県立宇和島水産高等学校の練習船「えひめ丸」が、浮上してきたアメリカ海軍の原子力潜水艦「グリーンビル」と衝突して沈没。日本人9名が死亡した「えひめ丸事故」が発生した。事故の一報を聞いた当時の森総理はちょうど休暇中でゴルフをしていた。
今回、安倍総理とゴルフをしていた森氏は、「あの時は大変なことになった。早く戻った方がいい」と安倍総理の背中を押したという。
「えひめ丸沈没」の報を受けた後も、森総理は約1時間半にわたってゴルフ場に留まり、初動の遅れが大きな批判を集め、その後、辞任に追い込まれた。しかも、後になって、このときのゴルフが「賭けゴルフ」だったことが明らかになり、さらに非難は強まった。
今回、安倍総理らは(少なくとも現時点では)賭けゴルフをしていたわけではないが、危機管理の初動の遅れという点では、問題の本質は同じである。プレーを続けたのが「1時間半」だろうと「1時間」だろうと、大差はない。
■大雪害でも発揮した「天ぷら総理」の怠慢さ
今回の安倍総理の一連の行動をみて思い出すのは、山梨などが見舞われ、多くの死傷者を出した「大雪害」の時の対応である。
今年の2月14日から、15日、16日の週末、関東甲信越は記録的な大雪に見舞われ、関東・甲信越・東海から東北・北海道にかけて広い範囲で甚大な被害をもたらした。
予想を遥かに超えた積雪により、各主要道路、私鉄各線は数日間にわたりストップし、物流は壊滅。車や電車は立ち往生し、中に何千人もの人が何日も取り残される事態となった。降雪がおさまったのは明けて17日になってからで、以降、自衛隊や地元土建会社、各自治体の職員や国交省事務所などによる本格的な除雪作業が始まった。
14日以降、大雪による直接的な負傷者は365人、死者は、交通事故を除き、山梨県など8県で19人にも上った。Twitter上では、「政府は一体何をしているのか」「自衛隊は出動しているのか」という声が上がり続けた。
安倍総理の対応は異常なほど悠長だった。2月15日午前中を公邸で過ごし、2時30分頃にソチ五輪フィギュアスケートで金メダルを獲得した羽生結弦選手に電話し、祝福。その後自宅へ。2月16日はほとんど私邸で過ごし、夕方に赤坂の高級天ぷら料理屋で、支援者らと2時間ほど会食した。「指示をしていた」というが、14日に官邸で開かれた「警戒会議」にも、この16日に開かれた「対策会議」にも出席していない。
ネットでは安倍総理に大きな怒りの声が上がり、「天ぷら総理」「天ぷら辞任」という言葉が駆け巡った。
※ IWJ 【検証:大雪災害】「白い恐怖」に背を向けた、首相官邸の主・安倍総理の優雅なるウィークエンド
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/125934
大雪害にしても、今回の広島の豪雨にしても、「えひめ丸」のときの森総理同様、トップとしての資質が厳しく糾弾され、責任を問われなければならない場面ではないか。
■天皇皇后両陛下は静養日程をすべて取りやめ
翻って、総理とは対照的なふるまいを示したのが、天皇、皇后両陛下である。
宮内庁は20日、広島市が、土砂災害によって大きな被害を受けていることに合わせ、天皇、皇后両陛下が22日から予定していた長野、群馬両県での静養の予定を一部取りやめると発表。宮内庁によると、両陛下は災害に対して心を痛め、長野県軽井沢町滞在中に予定していた散策やテニス、コンサート鑑賞を取りやめるという。
さらに翌21日、宮内庁は天皇、皇后両陛下が22から29日にかけて予定していた長野、群馬両県での静養日程をすべて取りやめると発表。一部の予定を中止すると発表していたが、行方不明者の捜索が続いていることなどを考慮したという。
本来なら、ご高齢の両陛下にこそ、静養が必要のはずであろう。
両陛下は、昨年10月の台風26号で伊豆大島などに大きな被害が出たときも、バレエ公演の鑑賞や、皇后さまの誕生日祝賀行事を取りやめている。
※ 朝日新聞 2014年8月21日付 「両陛下、静養をすべて取りやめ」
http://www.asahi.com/articles/ASG8P42W9G8PUTIL00Y.html
また、両陛下に続き、宮内庁は21日、広島市での豪雨災害を受け、皇太子一家が22日から9月3日まで予定していた栃木県那須町の那須御用邸付属邸での静養を取りやめることを発表した。宮内庁によると、やはり皇太子夫妻は大雨による災害で大きな被害が出ていることに心を痛めているという。
※ ウォール・ストリート・ジャーナル 2014年8月21日付 「皇太子ご一家も静養取りやめ=広島の豪雨災害受け」
http://jp.wsj.com/news/articles/JJ10974258421673424053418428605353422203207?tesla=y&tesla=y&mg=reno64-wsj
■安倍総理は「国民の生命の安全保障」には関心がないのではないか
両陛下、皇太子一家が国民を気遣い、夏休みを自粛しているのに対して、何が何でも夏休みを重んじ、ゴルフに興じたい、という思いが透けて見える安倍総理。しかも、今もシリアでは、湯川遥菜さんという邦人男性が、IS(イスラム国)に拘束され、その安否がわからないままでいる。にもかかわらず、救出のためにトップ自らが動く、という素振りすらない。
国の安全保障をこれだけ執心してみせるのに、いざ、国民が生命の危機さらされると、まったく気かける様子がない。国の安全保障などといっても、実際には国民の生命の安全保障にはそもそも関心がないのではないか。
だからこそ、憲法の解釈を強引に閣議決定で変えてでも、戦争へ、戦争へと血なまぐさい方向へ近づいてゆける。国民の生命が失われることに胸を痛めることがないからこそ、できる所業だと考えれば合点がゆく。
平和主義を掲げた現行の憲法を尊重する姿勢を、繰り返し表明している天皇、皇后両陛下とは、まさに真逆に立っている、と言っていい。
しかし、そうであればなおのこと、振り返って7月1日の解釈改憲の閣議決定においても、「国民の生命と暮らし」を守るために集団的自衛権の行使が必要だと強く説いた安倍総理の嘘くささが鼻につく。
赤ちゃんを抱いたお母さん、おじいちゃんとおばあちゃんが米艦で避難するイラストを掲げ、自衛隊が米艦を防護するのは当然だ、国民の生命の安全を守るため集団的自衛権は必要なのだ、と説いたあの白々しさがよみがえる。
今こそまさに、国民の生命が脅かされている時ではないか。想像上の国民の危機にはあれほど高ぶるのに、いざ現実に国民が危機に陥っているのを目前にすると、背を向けて、ゴルフクラブを握って遊んでいるとは、どういうことか。災害時にこれほど腰の重い総理が、いざ日本が戦時下となったときに、本気で「国民の生命と暮らし」を守ろうとするだろうか? 答えは自ずと明らかだろう。
ゴルフが悪いわけでも、ゴルフに興じるのが悪いわけでもない。いくらでもやり続けてもらってかまわないので、総理をさっさとおやめになり、議員もやめて、一私人としてどっぷりゴルフ漬けとなり、心ゆくまで楽しんでもらいたい。国民は、安倍晋三氏に生命の安全を心配してもらおうとは二度と思わないので。(取材:原佑介、文責:岩上安身)
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