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毎日新聞 8月19日(火)7時10分配信
民主党の党員・サポーター数が昨春以降の約1年間で微増したことが分かった。6月末時点の全国集計が昨年5月末時点の21万8508人を上回ることが確実となった。集計は9月に確定する予定。低迷する党勢の回復に期待が高まりそうだが、2月の党大会で掲げた「30万人」の目標には届かない見込みだ。
民主党執行部は今年の党員・サポーター登録者数が30万人に達するよう都道府県連ごとの目標を設定した。党によると、少なくとも13県連が目標を達成。前年実績を上回る県連は30近くに上った。党幹部は「30万人という厳しい目標をあえて設定し、尻をたたく狙いがあった。厳しい党勢の中でよく踏ん張った」と話す。
2004年に10万9991人だった党員・サポーター数はほぼ増加傾向をたどり、政権獲得後に菅直人元首相と小沢一郎元代表による代表選が実施された10年、過去最多の35万508人に達した。野田佳彦前首相が代表に再選された12年まで30万人台を維持したが、衆院選に惨敗し下野した後の13年には21万8508人と激減した。
登録者数の増加が目立った10年、12年はいずれも、国会議員だけでなく党員・サポーターも参加した代表選が行われた。
代表選への関心が新規登録に結び付く効果が一定程度あったとみられるが、現行の党規約では、党員らが投票できるのは任期満了の場合だけだ。
こうした問題については、海江田万里代表の続投問題を巡り岡田克也前副総理ら代表選前倒しを求めた議員の多くが、任期途中の代表選でも党員・サポーターが参加できるよう要求。海江田代表ら執行部は党規約改正を検討している。【光田宗義】
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