http://www.asyura2.com/14/senkyo170/msg/139.html
Tweet |
維新と結いの違い
「東西対立」の悪夢再び? 維新と結い、足並みそろわず
http://www.asahi.com/articles/ASG8L55XFG8LUTFK00M.html
2014年8月18日22時51分 朝日新聞
日本維新の会が、新たなパートナーに選んだ結いの党との足並みをそろえられずにいる。次世代の党を結成した石原慎太郎氏らとたもとを分かち、新党で再出発をめざすが、トップ人事や党本部の場所をはじめ、政策でも意見の違いが表面化。分裂の原因となった東西対立が新党でも再燃しかねない状況だ。
■党本部、代表……「大阪色」どこまで
「永田町に本部がなければならない理由があるのか。分権改革をやるなら、中央集権的な政党と区別される組織でやるべきだ」。維新の松井一郎幹事長は6日の会見で、結いとの合併後も引き続き大阪に党本部を置くことにこだわった。
9月の合併を前に両党が激しくさや当てしているのが党運営のあり方だ。維新は発祥の「大阪中心」にこだわるが、運営方針をめぐる対立からみんなの党を離れた結いのメンバーにも譲れない問題だ。党本部や人事で「大阪維新」の色をどこまで残すかが焦点だ。
旧維新は、強烈な個性を持つ石原慎太郎、橋下徹両氏が共同代表になり、かえって党内の亀裂を深めた。橋下氏は3日、結いの江田憲司代表と新党設立準備会の設置を発表した際、「原則として代表を一元化する」と明言。周囲には「なんでも僕に頼らないでほしい」とも語り、自らの代表就任には慎重な姿勢だ。
国会議員の間でも「衆院議員の江田氏が代表であるべきだ」との声が多いが、維新の若手国会議員や来春に統一地方選を控える大阪の地方議員らは「党の顔である橋下氏の代表就任は譲れない」と主張する。
党本部を引き続き大阪に置くかどうかも、二重行政解消を目指す「大阪都構想」を掲げる維新にとっては存在意義にかかわる問題だが、結いの議員らは「国会がある東京に置くべきだ」と主張。江田氏は「政党として力を一番発揮できる体制づくりを議論していく」と明言していない。
■意思決定方法、政策にも溝
「多数決」にこだわる橋下氏らの手法を引き継ぐかどうかも課題だ。
合併後の党内では、維新系が多数を握る。このため結い側には、橋下氏が代表に就かなくても大阪側の意向で国会での方針が左右されると警戒する声もある。江田氏も明言を避けつつ、意見集約の方法については「ケース・バイ・ケースで検討してもらう」とクギを刺す。多数決だけで決まらないよう、新たな代表に引き続き「拒否権」を持たせることも検討している。
基本政策を巡る溝も埋まらない。原発政策では、結い側は政策合意に「原発ゼロ」の文言を加えるよう主張するが、橋下氏は以前から「即ゼロは無責任」と指摘。10%への消費増税でも意見が分かれ、9月の結党後に集約を持ち越すと決めた。
集団的自衛権への対応も課題だ。行使を容認する橋下氏に対し、江田氏は慎重な立場だ。政策合意では「集団的自衛権の検討を含む『自衛権』行使の範囲の適正化」とあいまいな文言で妥協。火種を残す形になった。(宮崎勇作、石井潤一郎)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK170掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。