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2014年 08月 18日
今日からお盆休み明けという人も多いのではないかと思うのだけど。蒸し暑い日々にもめげず、ゲリラ雷雨に気をつけて、頑張って行きませう! o(^-^)o
mewは9月中旬までトンデモ多忙期間ゆえ、残念ながら、その間はゆっくり様々な分野のニュースを見たり、それについて調べたりする時間をとれそうになく・・・。
それゆえ、先日も書いたように、当分は安倍政権の国政の問題(特に安保軍事系)、そして当ブログが勝手に展開している「地方首長選を通じて安倍政権にNO!を」キャンペーンに関する話を中心に書いて行きたいと思うです。m(__)m
まず、先週、アップし損ねてしまった「終戦記念日の靖国参拝」の話を・・・。<毎年書いているので、資料保存を兼ねて取り上げておこうかと。>
安倍首相は終戦記念日の靖国参拝を見送り、昨年同様、側近の萩生田総裁特別補佐を総裁の代理人として送り、玉串料を納めることに。<「自民党総裁 安倍晋三」の名で記帳。>
安倍内閣からは、終戦記念日の当日に新藤総務大臣、古屋国家公安委員長、稲田行革担当大臣の3人の閣僚が参拝を行なった。(・・)
新藤大臣は私人として参拝したと説明。稲田大臣は、自らが率いている超保守系の議員グループ「伝統と創造の会」の会長として参拝。<そのように記帳したとのこと。>ただし、古屋大臣は、「国務大臣 古屋圭司」と記帳したという。^^;
また、安倍首相の実弟・岸信夫副外相、愛知副財務相、衛藤首相補佐官、小泉復興政務官ら副大臣5人と政務官4人が同日に参拝した。<根本匠復興相は記者会見で、(わざわざ?)今年春から夏の間に参拝したことを明らかに。>
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『安倍晋三首相は終戦記念日の15日午前、東京・九段北の靖国神社を参拝せず、自民党の萩生田光一・総裁特別補佐を通じ、党総裁として私費で玉串料を奉納した。萩生田氏は首相から「国のために尊い犠牲となられた御英霊のみ霊に尊崇の念を持ち、謹んで哀悼の誠をささげてほしい。揺るぎない恒久平和をしっかりと誓ってほしい」と伝えられたと記者団に明かした。(共同通信14年8月15日)』
『自民党の萩生田光一総裁特別補佐は同日午前、首相官邸を訪れ、玉串料の奉納を首相に報告した。首相からは「ご苦労さま」とねぎらわれたという。
首相は、この日午後から再び夏休みに入り、山梨県内の別荘へ向かった。靖国神社参拝についての記者団の問いかけには、無言のままだった。「靖国参拝を外交問題化する意思がないことを明確化する」(首相周辺)狙いがあるようだ。
公明党の山口代表は15日、東京都内で記者団に「首相は参拝が外交上の問題に結びついていると十分認識し、参拝を控えたのではないか」と述べ、中韓両国との関係改善に期待感を示した。(時事通信14年8月15日)』
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『新藤義孝総務相は15日午前、東京・九段北の靖国神社に参拝した。参拝後、新藤氏は記者団に「尊い英霊に尊崇の念を込めてお参りさせていただいた」と述べた。一方で今回の参拝は「私的な行為」と説明。中韓両国からの反発については「外交的な懸念を示されることにはつながらない」と強調した。玉串料は私費で納めた。
安倍政権発足後、新藤氏は4月の春季例大祭や8月15日の終戦記念日、10月の秋季例大祭などに合わせて参拝を繰り返している。(日経14年8月15日)』
『古屋圭司拉致問題相は15日午前、東京・九段北の靖国神社に参拝した。古屋氏は参拝後、「自らの国のために命をささげた人たちに哀悼の誠をささげ、平和への誓いを改めて表することは、国会議員の責務である」とのコメントを発表した。
安倍政権発足後、古屋氏は4月の春季例大祭や8月15日の終戦記念日、10月の秋季例大祭などに合わせて参拝している。(同上)』
『古屋氏は参拝後、記者団に「一国のために命をささげた方々に哀悼の誠をささげるのは当然だ」と説明。新藤氏は「私的な行為で、懸念を示されることにはつながらない」と述べた。稲田氏は「今の平和で豊かな日本が、国のために命をささげた方々の積み重ねの上に成り立っているという思いで参拝した」と語った。(日刊スポーツ14年8月15日)』
『稲田朋美行政改革担当相は終戦記念日の15日午後、自民党有志議員による「伝統と創造の会」会長として東京・九段北の靖国神社を参拝した。(中略)
稲田氏は参拝後、外交への影響について記者団に「国のために命をささげた方々に感謝と敬意と追悼の意を表することは当然だ」と述べ、中韓両国の批判は当たらないと強調。玉串料は有志議員の会として支出したと説明した。(時事通信14年8月15日)』
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また、「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」の議員84名も同日、参拝したという。
<この会の会長の尾辻秀久氏は、日本遺族会の会長でもある。>
保守系の超党派議員でつくる「みんなで靖国神社に参拝する国会議員の会」(会長・尾辻秀久元参院副議長)は終戦記念日の15日、東京・九段北の靖国神社を集団参拝した。同会によると参拝した衆参議員は計84人で、2013年の103人からは減少したが、12年夏の民主党政権下の55人は上回った。政府側からは、衛藤晟一首相補佐官、安倍晋三首相の実弟の岸信夫副外相、愛知次郎副財務相ら副大臣5人と政務官3人の計9人が参加した。
党派別の内訳は自民党の68人が最多。次世代の党7人▽日本維新の会6人▽民主党2人▽無所属1人−−と続いた。自民党は尾辻氏や高市早苗政調会長、民主党の羽田雄一郎参院幹事長、維新の松野頼久国会議員団代表、次世代の党の平沼赳夫党首らが参加した。参拝議員が昨夏からやや減ったことについて、同会は「昨年は当選直後だった議員も地元と関係が深まり、地元行事を優先したのではないか」とみている。
同会とは別に、自民党の野田聖子総務会長や小泉進次郎復興政務官、次世代の党の石原慎太郎最高顧問らも同日参拝した。首相の参拝見送りについて、尾辻氏は集団参拝後の記者会見で「(大戦で)亡くなった方々のために首相が国益を判断したと思う」と理解を示した。一方、靖国神社の境内で開かれた保守系団体の会合で、次世代の党の山田宏幹事長は「首相が普通に参拝できない国は独立国ではない」と不満を見せた。(毎日新聞14年8月15日)』
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安倍首相が終戦記念日に参拝しなかった背景には、もちろん中韓への配慮もあったのではないかと思うのだけど。<今年は、11月のAPECで日中首脳会談を行なうことを要望しているので。>
ただ、靖国神社にとって最も重要な祭祀は、春秋の例大祭であって。終戦記念日は特別な日ではないので、安倍首相らのようなコアな靖国神社の信奉者も、終戦記念日より春秋の例大祭での参拝を重視しているし。同日の参拝の見送りは「痛恨の極み」とまでは言えないのではないかと察する。(・・)
とはいえ、安倍氏は単に参拝を見送ったという形をとるのはイヤなので、昨年から自分の代理人として萩生田氏を参拝させ、苦肉の策として「総理大臣」ではなくて「自民党総裁」の名で玉串料を奉納することにしている。^^;
<終戦記念日の参拝に最もこだわっているのは、日本遺族会。(今年も遺族会会長が官邸に行って、安倍首相に同日での参拝を要請していたです。)小泉元首相が、終戦記念日の参拝にこだわったのも、01年の総裁選の時に日本遺族会系の議員の支持を得るために、同日の参拝を公約にしていたから。>
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むしろ安倍首相にとって、大きな問題は、中国側が日中首脳会談を行なうに当たって、「首相在任中の靖国不参拝」を強く求めていることだろう。(~_~;)
その辺りのことは『日中会談実現のため、譲歩を迫られる安倍〜靖国不参拝などの条件を呑むのか?』に書いたのだが・・・。
安倍首相や菅官房長官は、あくまで首脳会談は条件をつけずに行なうべきだとの主張を続けているのだけど。自民党の高村副総裁は、5月の訪中時に中国要人と会談した際、「安倍晋三首相はもう靖国神社には行かないと思う」との見通しを伝えたことを明らかにしている。(~_~;)
また7月には福田元首相が訪中して、習近平主席と会談を行なったのだが。その時も、中国側は安倍首相の譲歩を求めたと報じられているし。
8月9日には、ミャンマーで岸田外務大臣が安倍政権発足後初めて中国外相と会談を行なったのであるが。この時も中国側は、首脳会談に関する条件を伝えたと見られている。(~_~;)
『岸田氏は9日深夜(日本時間10日未明)、ネピドーで中国の王毅外相と会談した。日中外相会談は、日本政府が尖閣諸島(沖縄県)を国有化した直後の2012年9月に米ニューヨークで行われて以来約2年ぶりで、第2次安倍内閣が発足してからは初めて。
会談後、岸田氏は記者団に「関係改善をいかに進めるかについて、ゆっくりと長時間話をした。意見を率直に述べあった」と語ったが、内容の詳細は明らかにしなかった。尖閣諸島の問題などについて両国が立場を説明したとみられる。岸田氏は「私としてはこれをきっかけとして、両国の関係改善を進めていきたいと思っている」と述べた。(読売新聞14年8月11日)』
『(岸田氏は)11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議に合わせた安倍首相と習近平国家主席との首脳会談実現に向けて協力を呼びかけたとみられる。
王氏は記者団に「初歩的な意見交換だ」とした上で、関係改善には日本側の「さらなる誠意」が重要だとの認識を示した。これまで中国側は、首脳会談開催の条件として、安倍首相が靖国神社を参拝しないと表明する▽尖閣諸島(沖縄県石垣市)の領有権問題の存在を認める−ことを求めており、両外相は双方の立場を主張し合ったとみられる。(産経新聞14年8月10日)』
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岸田氏は、ASEAN外相会合のためミャンマーを訪れていたのだが。9日には、韓国の尹炳世・ユン・ビョンセ外相とも会談。(日韓の正式な外相会談は2013年9月に米ニューヨークで開いて以来、約11カ月ぶり。)ケリー米国務長官単独の会談のほか、日米韓外相会談も実現させている。(・・)
<北朝鮮の李スヨン外相とも立ち話の形ながら会談を行なったようだ。>
『ミャンマー訪問中の岸田文雄外相は9日夜、韓国の尹炳世(ユン・ビョンセ)外相と首都ネピドーで約45分間会談した。日韓の正式な外相会談は2013年9月以来、約11カ月ぶり。両外相は外相レベルを含めて政府間の対話を継続していくことで一致。尹氏は「歴史問題で日本が真摯な態度を示せば、両国で複雑に絡んだ糸を少しずつほぐせる」と述べ、首脳会談の実現に向けて日本の行動を要求した。
会談を前に笑顔で握手する、韓国の尹炳世外相(左)と岸田外相(9日、ネピドー)=共同
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会談を前に笑顔で握手する、韓国の尹炳世外相(左)と岸田外相(9日、ネピドー)=共同
両外相は、ミャンマーで開催中の東南アジア諸国連合(ASEAN)関連外相会議の機会を利用して会談した。岸田氏は「両国には困難な問題が存在するが、良好な日韓関係は双方の利益だ」と関係修復を呼びかけた。
尹氏は昨年12月の安倍晋三首相の靖国神社参拝や安倍政権が6月に公表した従軍慰安婦問題をめぐる河野談話検証などを相次ぎ批判。「来年は韓日国交正常化50周年を迎えるが、(話題に)取り上げることも難しい状況になった」と指摘した。(日経14年8月9日)』
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中国も韓国も、日本との関係改善をはかる気持ちはあるようなのだが。<日本にとっても、中韓にとっても両者の関係悪化は、経済的なデメリットが大きいしね。>
中韓とも領土問題に関しては多少譲歩する(問題として取り上げない)ことはできたとしても、国民感情から考えて、安倍首相の歴史認識や靖国参拝だけは妥協できないと考えている様子。^^;
今回、中韓の外相が岸田外務大臣とかなり友好モードで会談を行なったのであるが。<中国外相は初日に岸田氏に会った時に「SEE YOU(またね)」と挨拶。中韓外相とも会談の際には、笑みを浮かべて握手ショットを撮影。>
ただ、それは岸田氏が宏池会派閥に属するハト派&中韓外交重視の政治家であることを認識していたからだという見方が強い。(~_~;)
<前も書いたけど。中韓政府は、日本のどの政治家がどのような思想を持っているか、かなりチェックしているんだよね。^^;>
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上のリンク記事にも書いたように、安倍首相は、保守層の支持者を意識して、オモテ向きは「日中首脳会談では条件をつけるべきではない」と主張しているものの、ウラでは「靖国参拝を2度と行なわない」と伝えるのではないかと見る人もいるのだけど。
中国側は、靖国不参拝を公言することを求めているという報道もある。(~_~;)
『中国政府の複数の高官によると、中国政府は11月に北京で開かれるアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議で、日中首脳会談を行うことを検討している。だが、「妥協してまで首脳会談を行う必要はない」というのが中国首脳の考えで、安倍首相がそれまでに参拝しないと明言しなければ首脳会談は行わない方針だ。日本側にはこうした意向を伝えているという。(中略)
政府・与党内では、当面は参拝しない意向を水面下で中国に伝える案も出ているが、中国側は「水面下で伝えられても信じられない。信頼関係は既に壊れている」(中国政府高官)として、あくまで安倍首相が明言することを求めている。(毎日新聞14年8月11日)』
<3月の日米韓3国の首脳会談の前に、安倍首相が米韓の要望に応じて、国会で「河野談話の見直しをしない」と明言したのだが。中国側は、同じような形をとることを求めているのかも。^^;>
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安倍首相は、米国と11月のAPECまでに日中首脳会談を実現すると約束しているようだし。安倍首相を支援して来た経済団体や大企業も、輸出入への支障が深刻化していることから、早期に中国との関係改善を求める声が強くなっているようなのだけど。
もし安倍首相が靖国不参拝を明言するなど、中国に対して大幅な譲歩をすれば、超保守派の議員や経済界人、国民からの支持を失いかねないだけに、暗礁に乗り上げている対ロシア外交と併行して、対中外交でも悩めるコウモリになっているのではないかな〜と思うmewなのだった。(@@)
THANKS
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