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客に酌をしながら政治談義に応じる瑞穂ママ(2014.8.15筆者撮影)
元記事http://blog.livedoor.jp/donnjinngannbohnn/archives/1827408.html
前社民党党首の福島瑞穂参院議員が終戦記念日の15日夜、東京都杉並区のバーで1日ママさんを務めた。「憲法バー」と銘打ち、老若男女が政治談義に花を咲かせた。
お店はJR高円寺駅から徒歩3分ほどの商店街の一角にある「なんとかバー」(松本哉社長)。福島氏による営業は3回目。これまで、原発と憲法を主題に各 1回開催している。午後6時の開店には、8人ほどの客が姿を見せた。日本武道館での全国戦没者追悼式に出てきた福島氏はエプロン姿で登場。
「8月15日は日本で300万人以上、アジアで2000万人以上といわれれる人が亡くなった第二次世界大戦の終わった日。その人たちの追悼と、平和憲法と平和であり続ける日本を愛して、愛国者福島瑞穂はゴジラのようにほえて頑張ります」とあいさつした。
瑞穂ママは父親が特攻隊の生き残りで、高校野球のサイレンがテレビから流れると泣いていた姿を目にしたことを明かした。「もっと話を聞いておけばよかった」とこぼすと、「男はしゃべらないよ」と男性客。
「長岡の花火をはじめ、全国の夏祭りには鎮魂の意味が込められているみたい。福岡や富山、大阪、神戸や名古屋でも空襲があったのは、軍需工場があったから」とママが切り出すと、「山形も空襲があったとテレビでやってた。ポツダム宣言受諾が決まっていたのに」と男性。
「広島と長崎の原爆をウラン型、プルトニウム型に分けたのは、性能を実験するためだったのでは」と問い掛けると、カウンターの女性客は「国際的にはテストと言われてます。海外の語学学校で議論したとき、皆そういう認識でした」と答える。
愛国者のママは「アメリカの教科書には、戦争を早く終わらせるためと書かれているけど、もうちょっと記述を考えてもらいたい」と主張した。
テーブル席にいる男性が「安倍内閣は保守本流から外れてきている。武力行使なしで来たが、秘密保護法や集団的自衛権の解釈変更、武器輸出三原則の緩和や共謀罪の導入など、かなりやばくなっている」とぶつけた。
ママが「安倍内閣は、自民党政治じゃない」と応じると、別の男性客が険しい顔で「憲法前文と第9条(の関係)は絶対おかしい。現実に、世界中に公正と信義を重んじる国民なんているのか」とかみつく。
「だから、何が言いたいの」とママは強気だ。笑い声と拍手が起きる。「14条に法の下の平等があるけど、平等なんてどこにあるの。それを目指して、理想を目指して頑張るのが憲法じゃない」と退けた。
ママは、先ほどから静かに立っている若い男性に声を掛ける。昨年9月に20歳になったという青年は「選挙権をもらうまで政治について考えてませんでした が、集団的自衛権の話が出てきた。でも知識がなくて、どっちが正しいのか分からない。そんなとき社民党のポスターを見て、こうだと言われるより、考えさせ られた。それがきっかけで来ました」と打ち明けた。
社民党が7月16日に発表したポスターには「あの日から、パパは帰ってこなかった」と、戦争を危惧する文句が掲げられている。福島ママは「あのポスターは党の若者が作ったの。物議を醸してびっくりしている」と内幕を披歴した。
党関係者によれば、当初案は「パパが人を殺して帰ってきた」だったという。しかし党内で異論が起き、少年の写真を使ったまま被害者目線で訴えることにし た。「もし『集団的自衛権容認は違憲だ』だったら、当たり前すぎて話題にならない。みんなに考えてもらう提起となったなら、よかったのかな」とママ。
別の男性客から、「集団的自衛権容認の閣議決定をみんなで覆す方法はないか」と意見が発しられた。ママは「慎重・反対決議が190の自治体で可決した。 閣議決定前だったこともあるけど、自公議員も行使容認に慎重・反対決議した議会もある。福島県は秘密保護法に慎重決議している」と地方議会への関与を重要 視した。
同時に、対話の重要性を強調。「身近にこんな議論ができる場を増やしていきたい」と「憲法カフェ」の開催を表明した。
「バーをやると言ったら、いろんな人から『高いんじゃないか』『いくらなんだ』と不安がられた。それで『何も頼まずずっといた人もいます』『銀座のバーじゃありません』と返事しました。カフェなら、学生でも話をしていけるでしょう」
気が付くとお店には40人以上の人が集まり、外まで人があふれている。憲法に限らず、リニア新幹線や映画『ゴジラ』、カジノ、沖縄知事選などの話題で午 後9時まで盛り上がった。最後に「平和の誓いを新たにする日に、このように不思議な夜を過ごせて、ママはとても感激しています」とあいさつした。
「憲法バー」は来年も開店する予定。「今まではただ騒いでいた感じでしたが、今年は議論らしいやり取りができました」と福島氏。来年は議論できる状況になっているか、予断は許さない。
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