http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/886.html
Tweet |
http://mewrun7.exblog.jp/22295259/
2014年 08月 16日
『戦争を忘れるな!〜安倍は加害責任や不戦にも触れず&終戦日を知らない国民』にも書いたように、今年の終戦記念日は複雑な心情や大きな危惧感を抱いて迎えた人が少なからずいたのではないかと思うのだけど・・・。
mewも、今年ほどイヤ〜な気分で、終戦記念日を迎えたことはない。(-_-;)
だって、mewは小さい頃からずっと「戦争はイヤだ」「平和を守りたい」と思って生きて来たのだし。そのためにも、「憲法9条の改悪」&「集団的自衛権の行使容認」だけは阻止しなくちゃと思って来ただけに・・・<このブログも、もうすぐ10年目になるんだけど。ず〜っとそのことをメイン・テーマにして訴えて来ただけに、尚更。 (ノ_-。)>
め〜っちゃ複雑な&メッチャ重苦しい気分で今日を迎えているです。_(。。)_
でも、ここでめげたら、相手の思うツボだからね。(**)
安倍内閣が勝手に集団的自衛権の行使は可能だと決めてしまっても、私たち国民の力で、それを行使させなければいいのだから。 o(^-^)o
* * * * *
とはいえ、国会では安倍自民党の一強多弱時代が続いている上、野党の中でも、維新、次世代、みんなは集団的自衛権の行使に賛成の立場ゆえ、他の野党がよほど頑張らないと、国民の関心や反対論をキープすることは難しい状況にあるのだけど・・・。(-_-;)
そんな中、すっかり開き直ったかに見える海江田代表&民主党執行部が大攻勢に出始めたのは、mewにとってチョット嬉しい話だった。(・・)
海江田代表は、先週の幹事会で「現時点では集団的自衛権の行使は必要ないというのが私と党の考えだ」と明言。(『海江田が「集自権不要論」&民主党の再建、再編を+地方の不安増大で揺れる安倍自民』)
党として、安倍政権の集自権法制化に対峙して行くために、地方も含め、集自権に反対して行く活動を強化して行く方針をとることに決めたのである。(@@)
『民主党の海江田万里代表は8日、党本部と地方組織をインターネットで結んだ「ウェブ会議」で、集団的自衛権の行使について「『現時点では必要ない』が党の見解だ。この方向に沿って街頭行動をお願いしたい」と述べ、行使容認の反対運動に積極的に取り組むよう要請した。地方側から「行使不要」への反対意見は出なかったという。(産経新聞14年8月8日)』
<党が作成したのぼりは3種類。「集団的自衛権行使容認できません!」「自国防衛と平和外交着実に推進します!」などと記されているという。>
* * * * *
民主党は終戦の日に発表した談話でも、安倍政権が行なった集団的自衛権の行使の解釈改憲を「国民に開かれた議論を十分に行わないまま、独断で決める手法は乱暴でかつ国民に対する説明責任を放棄しており、何より立憲主義に反しています」「新たな三要件は歯止めにならない」と強く批判し、「民主党は我が国が戦後守ってきた専守防衛の原則を崩す企てには断固反対します」と記載。
そして15日には、早速、海江田代表自らも、新しく作ったのぼりを立てて、池袋で街頭演説を行なったという。、(・・)
『民主党執行部が、集団的自衛権行使に慎重な立場を訴えるのぼり旗900本を作成し、今月に入って全国の県連に配り始めた。(中略)
海江田代表は15日、東京・池袋での街頭演説でのぼり旗を初めて披露し、「集団的自衛権を使わなくても、国民の生命・財産を守ることができるというのが、私たちの考え方だ」と訴えた。
集団的自衛権の行使容認を巡っては党内に賛否両論があり、執行部は慎重に対応してきた。海江田氏は今月5日、「行使は現時点では必要ない」とあいまいな表現の見解を示したが、今回、行使反対と受けとれる表現に踏み込んだ。安倍内閣との対決姿勢をアピールする狙いとみられる。(読売新聞14年8月16日)』
* * * * *
ただ、民主党内には、集団的自衛権の行使に賛成している保守系議員がいるのも事実で。反発が出るのは必至だし。<のぼり演説についても、『党役員会メンバーの一人は15日、「党内議論もなく、知らされてもいなかった」と不快感を示した』とか。(同上)
集団的自衛権の行使に関して「現時点で必要ない」という表現がわかりにくいという声も出ているようで。この定義づけでもめそうなは感じがある。^^;
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
『民主党は集団的自衛権に関する党見解の再検討に入った。海江田万里代表は5日に「現時点で行使は不要」とする見解を発表したが、党内からより明確に反対を打ち出すよう求める声が上がったためだ。しかし、保守系議員は行使容認の余地を残すよう主張しており、見解を見直すにしても、難航は避けられそうにない。
松原仁国対委員長は13日の記者会見で、見解への不満が上がっていることに関し、「あとは表現ぶりの問題だ」と語り、修正の余地があるとの認識を示した。
見解をめぐっては、8日の地方組織とのウェブ会議で「分かりづらい」「立ち位置を明確にすべきだ」との批判が続出した。これを受け、海江田氏は11日、北沢俊美安全保障総合調査会長ら関係幹部と党本部で対応を協議。安倍政権との対決姿勢を鮮明にするため、「『現時点で』を外し、『行使は必要ない』でいい」との意見が相次いだ。
一方で、「安全保障環境がどう変わるか分からない」との異論もあり、「安倍政権が進める集団的自衛権には反対」といった折衷案も出たが、結論には至らなかった。(時事通信14年8月13日)』
* * * * *
ただ、海江田代表は、強気の姿勢を貫こうとしている様子。(**)
『民主党の海江田万里代表は15日、秋の臨時国会前に役員人事を行う意向を示した。都内で記者団に「国民の期待に応えて安倍政権に対峙できる態勢を目指す」と述べた。米艦防護など政府が集団的自衛権の行使が必要だとする8事例に関しては「(行使は)必要ない。これが党の全体的な考え方だ」と明言し、安倍晋三首相と対決していく姿勢を強調した。
集団的自衛権をめぐり海江田氏は5日の党常任幹事会で「現時点では必要ない」との見解を表明した。だが、党内であいまいと指摘され、反対姿勢を明確にした。
行使を容認する立場の所属議員がいることには「私の話した方向で確認できた」と述べた。(共同通信14年8月15日)』
* * * * *
実はmewは、8月にはいって、国民の集団的自衛権への関心や不安が薄れてしまうのではないかと心配していたのだけど。
8月に出た複数の世論調査の結果を見ると、安倍内閣の支持率がプチ回復した調査があったものの(2つぐらいはさらに支持率が低下していたけど)、集自権&解釈改憲に関しては、どの調査でも反対の人が増えていて、ほっとしたところが。^^;
<何かTVメディアも、滋賀県知事選で野党候補が勝ってから、(潮目が本当に変わったのかな?)以前よりは安倍内閣や自民党に遠慮することがなくなって、アベノミクス、内閣改造の問題点なんかも少しずつ取り上げるようになっているし。終戦記念日が近かったこともあってか、以前より集自権の問題点も扱うようになっているような感じがしません?(・・)>
全ての世論調査で、集自権&解釈改憲に「反対」している国民の方が多いのに、国会の7割近くが「賛成」するというのでは、国民の意見を国政に反映できなくなってしまうし。
最近、何度も書いているように、もし今、野党第一党の民主党が「穏健中道政党」として、しっかりと安倍自民党に対峙して行かなければ、日本の民主主義は崩壊すると言っても過言ではないだろう。(@@)
* * * * *
時事通信13日の記事の結びに『党内には「今さらリベラルの主張をしても有権者に見透かされる」との冷ややかな声もあり、執行部はかじ取りに苦慮しそうだ』とあったのだけど・・・。
民主党は「今さらリベラル」ではなく「もともとリベラル」だったのだし。<野田政権は、むしろ例外なんだよね。^^;>
そして、安倍政権が戦争への道を暴走しようとしている中、「今こそリベラル」だと思うのである。(**)
<「ここで平和&リベラルな主張をしなくて、いつやるの?」って感じ!?(・・)>
海江田代表は、やや優柔不断な部分があって。これまでは、党内の保守派がアレコレ言って来ると、ついついそちらにも配慮して、曖昧バランス路線をとろうとするところがあったのだけど。
でも、もしここで曖昧なことをすれば、海江田代表自身も民主党も、じいては日本の立憲民主主義や平和主義もダメになってしまうおそれが大きい。(-"-)
それだけに、海江田代表や執行部には、もし党内の保守派がクレームをつけて来ても、今度は決してブレることなく、毅然と対応して欲しいと。<いざとなれば分党するぐらいの覚悟まで持って、対応していいと思うです。>
そして、穏健&中道リベラルの国民政党として、しっかりと民意を受け止めながら、安倍自民党と対峙して行って欲しいと、切に切に願っているmewなのだった。(**)
<で、きちんと党の体制固めができたら、他の同じ考えの党とどんどん選挙協力や連携の協議を進めて行けばいいのら。(・・)>
☆ ★ ☆ ★ ☆ ★ ☆
もう一つ、mewにとって嬉しい&心強いニュースが出ていた。(^^)
民主党の近藤昭一氏らが中心になって作っている超党派議連「立憲フォーラム」が、15日に集自権の行使を封じるための「平和創造基本法案」の骨子案を発表したのである。(・・)
『民主党や社民党などの有志議員でつくる議員連盟が、15日、記者会見し、集団的自衛権の行使を禁じることを柱とした「平和創造基本法案」の骨子案を発表した。
「立憲フォーラム」代表の民主党・近藤昭一衆院議員は「この法案の中では、集団的自衛権は行使できない、このことを明確にし」と述べた。
骨子案では、基本理念として「国際的協調の推進」や「専守防衛」を掲げ、集団的自衛権については「権利は行使しない」と明記している。
議員連盟には菅元首相や横路前衆院議長ら衆参の国会議員36人が参加しており、2015年の通常国会への法案提出を目指している。(FNN14年8月15日)』
* * * * *
『法案は「平和創造基本法案」。骨子案では、基本理念として「国際的協調の推進」と「平和的生存権の保障」を掲げ、「わが国の安全保障政策は国際紛争を非軍事的手段によって解決することを旨として推進する」と宣言。集団的自衛権は「行使しない」と明記した。
集団的自衛権は行使できないとする従来の政府の憲法解釈について、政権が代わっても閣議決定などで変えられないよう、法律で縛ることを狙いとしている。
国連の集団安全保障への参加についても「武力による威嚇または武力の行使に当たるもの」や「武力の行使と一体化するようなもの」であってはならないと定めている。(東京新聞14年8月10日)』
『素案は日本が専守防衛に徹すると明記し、集団的自衛権は「行使しない」と規定。「自衛隊員になることを強制されない」として徴兵制導入を禁止した。
集団的自衛権をめぐっては、民主党の保守系議員が行使を限定的に認める「安全保障基本法案」骨子をまとめており、これに対抗する狙いがある。議連幹事長の辻元清美民主党衆院議員は記者会見で「リベラル側として安全保障がどうあるべきか(対案)をぶつけ、議論していく」と語った。(時事通信14年8月15日)』
* * * * *
立憲フォーラムは、13年4月に、民主党、社民党の議員が中心になって作った議連。
日本の立憲主義を守ることを目的にし設立され、当初は、安倍首相らが目標にしていた「96条改正」を阻止するための活動を行なっていたのだが。
今回は、やはり立憲主義に大きく反する集団的自衛権行使の解釈改憲を問題視して、その恣意的運用に歯止めをかけるため、上述の法案(骨子案)を作成するに至った。(・・)
議連会長の近藤昭一氏は、mewごヒイキの平岡秀夫氏(残念ながら落選中)と共にリベラルの会を率いて来た人。リベラルの会は、菅Gに所属している人も多く、平和維持のための活動や脱原発活動などで協力するケースも多い。<菅直人氏、江田五月氏は立憲フォーラムの顧問を務めている。(++)>
* * * * *
上の記事にあるように、民主党の長島昭久氏ら保守系議員は、維新、みんなの有志と集団的自衛権の行使を容認するための安保基本法案を作成中なのだが。<長島くんは、早く彼らと一緒になればいいのにね。>
中道左派系の議員も、もっと積極的に活動して、その存在をアピールして欲しい&海江田代表を支えて行って欲しいと思うし。また民主党が他党と連携して行くに当たって、このような超党派での活動は、いいパイプになるのではないかとも思う。
、
残念ながら、今の国会の状況では、この報案を成立させることは困難なのだけど。でも、このような法案を作ることで、安倍自民党が行なおうとしている集団的自衛権行使法制化における問題点を明確化して、国民に示すこともできるわけで。その点でも、とても有益な活動だと考える。(・・)
実際に集自権の法制化をストップするためには、まず安倍政権を倒すことが必要になると思うのだけど。
民主党&リベラル勢力は、このような地道な活動をしっかりと行なって、11月の福島、沖縄の知事選、さらには来春の統一地方選で自民党を大敗させて欲しいと。そして、是非、同じ志を持つ政党や議員と協力して、安倍政権を倒し、集団的自衛権の行使を阻止して欲しいと願っているmewなのだった。(@@)
THANKS
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK169掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。