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今朝の毎日新聞「安倍政治どうですか」A。自民党元幹事長の古賀誠さんへのインタビュー「忘れてはいけないのは、現行憲法に流れる三つの精神である平和主義、主権在民、基本的人権を大切にするということでしょう」 pic.twitter.com/I0hb067mDm
― GAKU (@GAKU_IZ) 2014, 8月 14
全文を文字化すると ⇒
◇古賀誠・元自民党幹事長(74)
−−安倍晋三首相の政権運営をどう見ていますか。
◆首相官邸の直球勝負でものごとが決まっていく状況だ。集団的自衛権行使の問題一つとっても、最後は国民の覚悟の問題になるのだから、国民への丁寧な説明が必要だ。それが欠けているから、国民の安倍政権への不安が生じている。政府・与党一体である政党政治においては、政権を支える与党議員一人一人のさまざまな意見が大切で、活発な議論が行われるべきだったのではないか。自民党内で議論がおろそかだったのは極めて残念に思う。
−−かつては活発な議論が行われてきました。
◆小選挙区制度によって、自民党の良さ、暴走や独裁を抑止してきたチェックとバランス機能が劣化してきているというのは事実ではないかと思う。
−−小選挙区制で派閥は衰退しました。
◆派閥の功罪はいろいろあるが、自民党が長く政権を担当できたのは、独裁政治を許さないという機能を派閥が持っていたからだということは間違いないでしょう。1強6弱と言われる今日の状況だからこそ、自民党内のチェック機能を高め、決して政権の暴走、独裁を許さないということを国民に示すことが大切だ。国民の目に暴走と映ることは、安倍さんも望んでいないでしょう。
−−国会審議を見ていると、首相の答弁は反対意見に非寛容にも聞こえます。
◆日本の最高権力者であるからこそ、権力が態度に出るようなことがあれば残念なことだ。丁寧に説明する謙虚さ、誠実さが求められていると思う。
−−憲法改正も政治課題に上ってきそうです。
◆米国が我が国の民主化政策を進める中で、現行憲法は米国から押しつけられたからけしからんと言う人がいる。しかし、日本はその時代、その時代の一番いい選択を積み重ねてきたと思う。サンフランシスコ講和条約を受け入れ、その結果、戦後70年、平和な近代国家として繁栄することができたという歴史をおろそかにしてはいけない。憲法について常に研究し、学ぶことは当然だ。忘れてはいけないのは、現行憲法に流れる三つの精神である平和主義、主権在民、基本的人権を大切にするということでしょう。
−−靖国神社が騒がれる季節です。
◆私は、宮司が独断専行でひそかに合祀(ごうし)した(A級戦犯14人の)祭神名票を、宮司預かりという元の状態に戻すしかないと思う。それには国民と政治の後押しが必要だ。その後押しは、保守層の支持が強い安倍首相にしかできない。祭神名票を元に戻せば、安倍さんは歴史に残るリーダーになるのではないか。(A級戦犯が合祀された)1978年以降、天皇陛下はお参りできていない。靖国神社の一番大きな役割は、天皇陛下にご拝礼いただくことだ。政治家が今なすべき責務は、靖国の森に鎮まるご祭神の声なき声を正しく聞くことではないか。【聞き手・高塚保】=つづく
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■人物略歴
◇こが・まこと
衆院議員10期。運輸相、自民党幹事長、選対委員長など歴任。日本遺族会会長も務めた。
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