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追い込まれる石破幹事長(左)と岸田外相/(C)日刊ゲンダイ
進む“石破潰し” 次の幹事長「本命」はイエスマン岸田外相
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152509
2014年8月12日 日刊ゲンダイ
「夏休みにじっくり考えると言っていた人事の一部をこの早いタイミングで明らかにするとは。安倍首相は新聞社に大サービスですね」
永田町取材が長い政治評論家の浅川博忠氏もこう言って驚いた。
週末、閣僚と自民党執行部人事の情報が大きく報じられた。産経は9日の紙面で、安倍首相インタビューを掲載。そこで菅官房長官に加え、副長官や補佐官ら官邸メンバーの留任を明言したのだ。10日の読売は〈石破幹事長 交代へ〉と大見出し。安倍首相が党三役全員を代え、石破を安保担当相に起用する意向だと伝えた。明らかに官邸サイドのリーク情報だが、前出の浅川氏は「入閣待望組が騒がしいので、情報を小出しにして、人選漏れの反動を抑えようとしているのでしょう」と言った。
政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏は、「安倍VS石破の最終戦争が激しくなっている」とこう話す。
「官邸のリークは石破氏を追い込むのが目的でしょう。安倍首相に石破幹事長続投の考えは毛頭ない。『安保政策に詳しい石破氏が安保相に最適任』という情報を流し続けることで、『首相がここまで頼んでも断るのか』と迫り、断れば石破氏を“悪者”にできる。そんな計算です」
後任の幹事長には、下村文科相や岸田外相の名前が挙がっているというが、この2人には共通項がある。
「今度の幹事長は解散・総選挙を仕切ることになる可能性が高い。安倍首相の目配せで、黙って従う『イエスマン』が適任なのです。小泉首相時代の武部幹事長が『偉大なるイエスマン』と呼ばれましたが、あれと同じです」(鈴木哲夫氏)
それで大本命に躍り出たのが岸田外相だ。「地球儀俯瞰外交」をアピールする安倍に華やかな舞台を取られても、文句を一切言わない。自己主張するベテランや扱いの面倒な女性議員よりも、幹事長には“操り人形”が都合がいいと、安倍は判断したようだ。
「下村氏は安倍首相と同じ派閥ですが、岸田氏は違うので、いわゆる『総幹分離』もできます。実質的な岸田派オーナーの古賀誠氏への配慮にもなる」(浅川博忠氏)
親密メディアを使って石破抹殺、イエスマン幹事長起用……。安倍の“わが世の春”はいつまで続くのか。
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