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発狂しそうな本 多くの「なるほど」が語られている(世相を斬る あいば達也)
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投稿者 笑坊 日時 2014 年 8 月 12 日 07:03:43: EaaOcpw/cGfrA
 

http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/ef1b6423e41541111f05be133e051b11
2014年08月12日

今夜は、呉智英と適菜収の対論『愚民文明の暴走』の本の宣伝のような記事を紹介するだけの手抜きである。時々、少し読んだだけで、疲労困憊する本の紹介もいいだろう。以下は、現代ビジネスに掲載されている、当該書物の宣伝だが、第一章抜粋を読んだだけで、読んでみたくなる。かなり差別発言と言われそうな部分もあるが、実はそれが真実であったりするので、評価は大きく別れるだろう。目次も興味深い。個人的には、論語まで話が進んだのであれば、現代人の明治維新への意識についても論じて欲しかった。適菜収氏がニーチェやゲーテ研究の哲学者であるところから、どうしても、西洋との関係性で話が進んでしまっている点は物足りなかった。但し、小沢一郎ファンにとっては、かなり辛辣なので、ひと言申し添えておく(笑)。

≪呉智英 × 適菜収 【第1回】 「バカが好む民主主義というイデオロギーについて」

『愚民文明の暴走』(講談社刊)第一章より抜粋

はじめに 適菜収

言論というのはシビアなもので、いったん発言するとすべて記録として残ってしまう。 バカなことを書けば、未来永劫それを背負うことになるし、たとえ一時的にもて囃されたとしても、後に検証の対象になる。 そこでこの30年間を見渡したときに、一貫して正しいことを述べてきたのは、ほとんど呉智英だけなのではないか。 一貫して正しいことを言うためには、知識以前に教養が必要になる。 教養とは、「判断の基準をどこに見出すか」「価値に対する態度」である。 呉先生の主張を無理を承知で一言でまとめれば、「知は尊重されるべきだ」ということだと思う。そして現在は「バカが尊重される世の中」である。 どうしてこんなことになってしまったのか? 本書では、社会、宗教、政治、歴史、文化など多岐にわたる論点から、その原因について考えた。 民主主義というイデオロギーもそのひとつである。 私もいろいろわからないことがありましたので、この対談の機会に呉先生にまとめて聞いておきました。 巷に溢れるどうでもいい対談(豆知識と自己顕示欲のぶつけあい)と違い、本書にはいろいろ凝縮されております。 面白いのでぜひ読んでください。

第一章 バカは民主主義が好き

■ ポピュリズムとは何か?

呉 ポピュリズムと衆愚政治はほぼ意味が同じで、ポピュリズムは煽る側、衆愚政治は煽られる側の問題。能動と受動の関係なのね。気づいていない人が多いけど、衆愚政治やポピュリズムという言葉が普通に使われるようになったのはこの10年ほどの話なんだよ。 それまではテレビや新聞で使うことは憚られるような感覚があった。政治思想史の専門家は普通に使っていても、一般のメディアではあまり使われる言葉ではなかった。それが、この十年使われるようになってきたのは明らかに何かの前兆だよ。

適菜 近代大衆社会の破綻が明らかになってきた。民主主義という制度に疑念が向かうようになってきたということでしょう。

呉 適菜君がB層、C層と いうキャッチーなキーワードを使って挑発的な議論を展開しても、当たり前のように社会に受け入れられているわけだよね。これが20年、30年前だったら大衆社会批判なんかすれば、すごく変な奴が変なことを言い出したという扱いで、少なくとも大手マスコミからは無視された。 実は「衆愚政治」という言葉は『岩波小辞典 政治』にも単独立項されてない。後ろの索引の副項目には出てくるけれどね。それも、ギリシャ時代の政治現象を説明するため。俺が愛用している平凡社の小百科『マイペディア』にはポピュリズムの項目の説明があるんだけど、これが意外な説明なの。適菜君わかる?

適菜 わかりません。

呉 「1920年代におきたフランスにおける文学運動」とあるんだ。『広辞苑』で見ると、ポピュリズムという言葉が二ヵ所登場するのが第三版からで、第二版までは一項目しかない。その一項目は平凡社小百科と同じで、「20世紀前半におきたフランスにおける文学運動」という説明しかない。第三版が出た1985年頃になってはじめて、「大衆扇動の政治」という説明がある。 つまり、ポピュリズムは本来、文学運動の言葉で、意味も内容も全然違うことだったんだよ。それが今では当たり前のように衆愚政治の意味で使われている。だから、21世紀に入って大衆社会の病理が極限まで来ていることが直感的に理解されはじめた。われわれが当たり前のものとして信じてきた近代的政治思想に、疑いの目が向かうようになったということだね。

【ポピュリズム】 大衆迎合主義。大衆に利益を約束し、支持を得ようとする政治的態度。有権者が目先の利益に飛びつき、理性的判断を欠く衆愚政治につながると批判される。

【B層】 2005年、小泉内閣の郵政民営化政策を進めるため、自民党が広告会社に作らせた企画書に登場する概念。主に主婦層、若年層、シルバー層とされ、「具体的なことは分からないが、小泉純一郎を支持する層」「IQが比較的低い」と定義された。

【C層】 構造改革に否定的な「IQが比較的高い」層。

適菜 いかにしてポピュリズムにブレーキをかけるかが、いまや全世界的な課題になっています。小泉純一郎は典型的なポピュリストでしたが、ああいう形のポピュリズム政治を露骨に日本で導入したのは、小沢一郎だと思います。小沢が細川護熙を担いで八党派連立政権をつくったときも、メディアや広告代理店を使ってイメージ操作を行っている。だから、小泉がやったことは小沢の手法の焼き直しなんですね。 「抵抗勢力か改革派か」という二項対立の手法も、小沢が自民党内の派閥抗争で始めたことです。梶山静六や佐藤孝行を「守旧派」という悪玉に仕立て上げて、自分たちは改革派を名乗った。1994年の政治改革法案により、衆議院の選挙制度は中選挙区から小選挙区比例代表並立制に移行し、政党交付金制度により国から政党に資金が配分されるようになります。 そうなれば、確実にポピュリズムが蔓延する。小選挙区にすれば上位二つの政党の争いになりますから、個人の政治家の資質よりも党や党首のイメージであったり、福祉政策や減税を訴えることが選挙の勝利につながるわけです。日本の政治が急激に劣化した理由もここにある。

呉 ポピュリズムは政治の技術としては使わなければならない局面もあるかもしれないけど、それが本質になったら、そもそもなぜ政治にかかわるのかという問題になる。それは核兵器と同じ。優れた戦略論者は「核は必要である。しかし絶対使わないし、使えない」とわかっている。つまり、威嚇には使えるけど、実際に使えば取り返しのつかないことになる。でもそれは戦術だから、核がなくても核があると情報戦で流すやり方もあるわけだ。

適菜 ファシズムやナチズムもポピュリズムの一形態ですね。大衆を釣るためにはカネの問題も絡んでくる。1996年の衆院選で、新進党は「国民との5つの契約」を示しました。その前年まで小沢は消費税10パーセントへの引き上げを唱えていましたが、選挙前になると消費税3パーセントの据え置きを約束。しかも、財源に触れずに18兆円もの減税を約束します。 民主党時代も、2013年度までに16兆8千億円の財源を生み出すとデマを流した。問題はこうした情報が報道されなかったことではなく、十分報道されていたにもかかわらず民主党が政権を取ったことです。

【小泉純一郎(1942〜)】 第87-89代内閣総理大臣。「自民党をぶっ壊す」「聖域なき構造改革」など刺激的な言葉、わかりやすいワンフレーズを多用し、2001年4月〜06年9月まで戦後3位の長期政権を築いた。

【小沢一郎(1942〜)】 自民党、民主党、国民の生活が第一、日本未来の党などを経て、生活の党代表。結党・解党を繰り返し、時の政治を左右してきたことから「壊し屋」とも呼ばれる。メディア戦略も度々話題になる。

【細川護熙(1938〜)】 第79代内閣総理大臣。1993年の第40回衆議院議員総選挙で躍進し、当時新生党の幹事長だった小沢一郎に引き立てられる形で非自民連立政権の首相に。還暦を機に政界を引退したが、小泉純一郎の推薦を受けて2014年の東京都知事選に出馬し落選。

【梶山静六(1926〜2000)】 1992年、自民党・金丸信の議員辞職による後継竹下派会長をめぐり、小沢一郎と対立。政治改革を掲げた小沢は梶山を守旧派と位置づけ、対比を明確にした。両者の確執は「一六戦争」と呼ばれる。

【佐藤孝行(1928〜2011)】 1963年に初当選し、自民党で運輸政務次官、国務大臣総務庁長官などを歴任。1967年に発覚したロッキード事件において、全日空ルートの主犯格として有罪判決を受ける。政治改革を停滞させる守旧派の代表格とされた。

【ファシズム】 イタリアの第40代首相ベニート・ムッソリーニが提唱、実践した政治運動、思想。現在では独裁政治、全体主義的な思想や運動の代名詞として使われる。
【ナチズム】 アドルフ・ヒトラー(ナチス)による国家社会主義運動。徹底したゲルマン民族至上主義、強固な独裁体制が特徴。

■ 普通選挙はもう止めよう

呉 俺は普通選挙を止めて、選挙権を免許制にしたほうがいいという原稿をある雑誌に書いたんだ。普通選挙制度はポピュリズムの弊害について想定してないんだよね。権力の相互抑制の仕組み、三権分立みたいなものはあるけど、一番大事な主権について考えていない。

適菜 国民主権はもちろんフィクションです。それは建て前であり実際には選良、専門家やプロフェッショナル、職人が判断を下しているわけです。

呉 つまり代議制だね。

適菜 そうです。 それと行政と司法も専門家の集団です。こうした常識が近代においてかなり薄れてきてしまった。その結果が、大衆社会の暴走です。たとえば参議院は「良識の府」と呼ばれています。参院議員に必要なのは良識です。それでは、選挙で良識を選べるのかという問題がある。 多数決の根本にあるのは反知性主義でしょう。一人のソクラテスより二人の泥棒の意見を採用するのが多数決です。そうすると、多数決で良識を選ぶというのはかなりおかしな話になる。

呉 それは、適菜君の言ったとおりで、良識なるものは選挙制度にふさわしいのかというのは根本的な問題なんだ。代議制はそのまま国民の意見を反映するわけにいかないから専門家を選ぶということだが、そうすると国民主権でもなんでもなくなるよね。

適菜 だから少なくとも、参議院では民主選挙をやってはいけないはずなんですよ。そもそも、なぜ議会を二つに分ける必要があるのか。それは民意を反映させる下院と、その暴走を防ぐ上院という役割分担があったわけで。かつての貴族院も当然非公選です。 でも今は、「政治にはスピードが必要だ」「参議院は衆議院のカーボンコピーになっているから廃止しろ」などとバカなことを言い出す連中がいる。参議院のあり方が歪んでいるなら、本来のあり方に戻すべきなのに、まったく逆のことをやろうとしているわけですね。安倍晋三は「憲法を改正して一院制にしろ」などと言っていますが、こういう人間が首相になってしまうのが、大衆社会の恐ろしいところです。 エドマンド・バークが指摘したように、上院は人民の代表になってはならないのです。バークは、フランス革命の失敗は、「元老院あるいは、そのような性質の機構を設置することを忘れたことにある」とも批判しています。現在の日本では、国家の一貫性を維持するための機構、あらゆるセーフティーネットが、民主主義とポピュリズムにより解体されようとしている。

【新進党】 1994年、村山富市内閣の発足を契機に、小沢一郎が代表幹事を務めていた新生党をはじめ、一部公明党、民社党など野党が結集して発足した政党。党内対立が続き、九七年に解党。

【普通選挙】 身分、性別、学歴、信仰、財産などによる制限なしに、年齢により等しく選挙権と被選挙権を認める選挙制度。男性だけが選挙権を持つものを「男子普通選挙」と呼び、その他の制限が設けられたものを「制限選挙」という。

【三権分立】 立法権(国会)、行政権(内閣)、司法権(裁判所)の三権を独立させ、均衡をはかることによって権力の乱用を防ごうとする原理。

【国民主権】 国家の最高権は一般国民にあるとする基本原理。日本をはじめ、多くの民主国家において憲法により規定されている。

【代議制】 国民が選んだ代表者により組織される議会を通じて、その意思を国家運営、政策に反映させる政治制度。間接民主制、代表民主制も同義。

【ソクラテス(紀元前469〜紀元前399、生年に諸説あり)】 古代ギリシャで活躍した「哲学の父」。無知を自覚するところから知の探求を始める「無知の知」、問答により知識の構築を促す「産婆術」などで知られる。

【安倍晋三(1954〜)】 現内閣総理大臣。2006年の第一次安倍内閣発足以前から憲法改正を訴えており、14年5月以降、集団的自衛権の行使を容認する解釈改憲についての議論も物議をかもしている。

【エドマンド・バーク(1729〜1797)】 英国の政治家、思想家。「保守主義の父」と呼ばれる。代表作に『フランス革命の省察』。

呉 最近、緑の党 とか緑の風みたいな政党が湧いて出てきているでしょう。俺が中学・高校の頃は緑風会という政党があった。正確に言うと、院内会派だね。1965年に立ち消えになったけど、参議院で力を持っていて、「われわれは良識の府としての、そのときごとの時運に流されない」と謳っていた。昔から左翼は緑が好きなんだ。それで、俺が思ったのは、過激派が緑軍ってのをつくらないかと。

適菜 グリーンピースみたいなエコロジー系テロ組織はありますけど。

呉 ボリシェヴィキがロシヤ革命を起こしたときに、対立したエスエルの傍系の奴らが緑軍を名乗っていた。緑、つまり、土着という意味なんだ。ボリシェヴィキは、基本的に都市プロレタリアートに依拠しているというのがマルクス・レーニン主義の原則だから、農民は無知蒙昧の民として抑圧の対象だったんだね。 ところがロシヤ革命の初期においては、ロシヤの共同体に依拠する形で出てくる緑軍派というのがいて、エスエルの系統だった。だから、ボリシェヴィキは白軍と緑軍の両方を敵にしなければならなかったのね。支那では他に緑林がいた。これは匪賊。メキシコ革命のパンチョ・ビリャみたいな連中です。だから、緑といえば爽やか、というイメージは全然違うんだよね。

適菜 ヨーロッパにもエコロジーを唱える緑系の政党が多いですよね。アメリカのニュー・エイジ思想との関連もある。マルクス主義という大きな物語が消滅した後、左翼の死に損ないが小さな物語に分散して、エコロジーや有機農法、陰謀論に行くんですね。

呉 その話は面白いから後でやりましょう。近代大衆社会がおかしいということに気づく人が増えてきたという話だったよね。それでは、歴史的に近代がどのような形で大衆社会を準備したのかという話から始めようか。 〈第2回につづく〉

【緑軍】 ロシヤ革命後の内戦期、主としてボリシェヴィキに対する抵抗運動を行った非正規の軍事組織の通称。農民が多く参加し、森林を活動の拠点としたことから「緑」の名で呼ばれた。

【ボリシェヴィキ】 1903年、ロシヤ社会民主労働党の内部に形成された一派であり、ロシヤ語で「多数派」を意味する。ウラジーミル・レーニンを指導者として、ロシヤ革命を主導。後のソビエト連邦共産党。

【ロシヤ革命】 1917年にロシヤで起きた「第二次革命」を指す。武装蜂起により帝政を打倒し、史上初の社会主義政権の誕生を見た(十月革命)。

【エスエル】 社会革命党の略称。十月革命後、女性革命家マリア・スピリドーノワを中心とする同党左派は革命政権の中枢に入るが、ボリシェヴィキと対立を深め、1918年に蜂起。構成員は弾圧され、後に大粛清を受けている。

【白軍】 1917年以降のロシヤ革命期において、旧ロシヤ帝国軍を中心とした反革命側の軍。革命軍=赤軍に対しての呼称。

【緑林】 中国の新王朝(8年〜23年)末期において、皇帝である王莽に対し、緑林山に結集して蜂起した武装勢力。

【メキシコ革命】 1910年、ロシヤ革命に先駆けて起きた社会主義的革命。土俗的傾向があり、10年以上にわたって内乱状態が続いた。

【パンチョ・ビリャ(1878〜1923)】 メキシコ革命の指導者として、農民軍を率いた。日本でも有名なメキシコ民謡「ラ・クカラチャ」の歌詞にも、英雄として登場する。パンチョ・ビジャとも。

【ニュー・エイジ】 1960年代にアメリカで起きた思想運動。ヒッピーや公民権運動ともつながり、また瞑想、チャネリング、輪廻転生思想など、宗教やオカルトの影響も大きい。


目次
はじめに  適菜収 

1 第一章 バカは民主主義が好き 7
ポピュリズムとは何か? 8
普通選挙はもう止めよう 12
フランス革命の欺瞞 16
大江健三郎の精神構造 21
道徳の扱い方 24
在特会は市民運動 27
若さを礼賛する愚 31
橋下徹と全体主義 35
正義の暴走について 39
ネットで一番強いのはバカ 43
職人と大衆社会 49

第二章 キリスト教と宗教の本質 57
宗教の起源 58
ニーチェとキリスト教 61
キリスト教はなぜ世界を支配できたのか? 67
パウロ教と辻邦生 72
歴史を変えた殉教者 76 矢野顕子とハルマゲドン 78
今なぜ荘子思想なのか? 82

第三章 吉本隆明という「共同幻想」 89
吉本信者とスターリニズム 90
親鸞と「関係の絶対性」 96
マルクス主義と独我論 101
日本映画がくだらない理由 104
知識人の自己顕示欲 107
「ナロードの中へ」と叫ぶ奴 110
東日本大震災と絆 115
愉快犯と真性バカ 118
三島由紀夫はなぜ死んだのか? 124

第四章 B層社会の反知性主義 133
指導者と制度外的思考 134
仏教に注目した西欧人 140
ギャンブルと脳内麻薬 143
セックスと権力志向 148
革マル・天理教・中島みゆき 153
田中角栄の学歴詐称 157

第五章 「保守」とは何か? 165
民主制と共和制の違いとは 166
自称「保守」の暴走 169
本居宣長と八百万の神 173
近代国家の中の皇室 177
世俗国家と宗教国家 182

第六章 民主主義か哲人政治か 189
誰が指導者か 190
選挙免許制度のすすめ 192
デモクラシーと排除の構造 199
フェミニズムと反知性主義 203
英雄待望論の背景 206
左翼に足りないのは教養 212
官僚批判の構造とエリートの条件 215

あとがき 呉智英 222

呉智英(くれ・ともふさ) 1946年生まれ。評論家。知識人論からマンガ評論まで、幅広い分野で執筆活動を展開。主な著書に『封建主義者かく語りき』『バカにつける薬』『ホントの話』『健全なる精神』『マンガ狂につける薬 二天一流篇』『現代人の論語』『つぎはぎ仏教入門』『吉本隆明という「共同幻想」』など多数。

適菜収(てきな・おさむ) 1975年生まれ。作家・哲学者。大衆社会論から政治論まで幅広く執筆展開中。訳書に『キリスト教は邪教です! 現代語訳「アンチクリスト」』、著書に『ゲーテの警告』『ニーチェの警鐘』『いたこニーチェ』『日本をダメにしたB層の研究』『日本を救うC層の研究』『バカを治す』『箸の持ち方』など多数。  ≫(現代ビジネス)


 

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コメント
 
01. 2014年8月12日 07:16:21 : YxpFguEt7k
どちらも二流。

02. 2014年8月12日 07:45:22 : gczyFmNkgk
認識が根本的に間違っている。国民が判断するのに何を見て何を基準に判断するのか。

大本営発表でウソ情報を刷り込まれまともな情報が隠されている現状で国民の判断が歪められてしまうのは当たり前のこと。

今国民がB層だとかC層だとか急に出てきた話ではない、テレビの前にみんなが集まっているのを一億蒼白痴化と呼んだ人もいた。

今、嫌韓、嫌中の本が本屋の表にずらりと並び、まともな本が裏の目立たないところにこっそりおかれている。表にあるのはタレント本に成功のための宣伝本だけ。
マスコミを含む権力側が発狂し暴走しているのだ。


03. 2014年8月12日 09:19:02 : HF6FBvIcSI

二流だから面白いんぢゃないか / 笑。

  こんな馬鹿馬鹿しい社会に

もう ホントの一流は 姿を見せないだろう

  


04. 2014年8月12日 10:56:15 : S1nKouRNJ2
>ネットで一番強いのはバカ

笑った。

昔は今ほどメディアの影響は強くなかったからね。
自分の所属階層が今よりわかりやすかったともいえる。


05. 2014年8月12日 12:05:28 : nlvnyzGTAJ
難しい話をする前に安倍首相がどうして首相になったかの経緯を想像してみよう。
地元では血筋とよいしょする利権集団によって議員になったわけで、衆愚といえば
言えるかもしれないが選挙民は利権で動いたひとが大半ではないか?

そして自民党の総裁選は国民は参加できないし、当時の野田一派も含め自民党総裁選候補者に政策の違いなどないので、結局は現在の政党制度と首相選抜制度を変えていくことが現実的策ではないか?


06. 北の零年 2014年8月12日 22:30:14 : pi7eKAjFENWsU : O5KRxcOhdg

こんな対談本、どうでもいい。
暇つぶしにでもこんな本は読まない。



07. 2014年8月13日 02:44:48 : QBrYpzDGwo
      何と言っても、日本は租税国家だからねえ。租税国家は会員制組織と同じだ。会員制組織の会員には、支払った会費の使い道を決める権利が当然ある。会員が、自分達が支払った会費をどこに、どのように優先的に使うかは、総会を開いて会則をつくり、会員の総意で会費の使途を決定する。そしてそれを会計担当係が忠実に実務処理する。
   租税国家というのは税金を会費同様に集めて、それをどこにどのように優先的に使用するかを国民代表者である議員が議論し議会で決め、それを公務員という、会員制組織で言えば会計担当係に事務処理を依頼するシステムである。
   会計担当者が会則案を自分で考えてしまったり、自分で会費の采配をしてしまったり、仲間の会計係員の進退を自分達で決めてしまったりしたら背任である。
   今、日本では会計担当係員である公僕が法案まで作り、税金を采配したり、意に沿わない公務員仲間を納税者の関知しないところで処分したり解雇することまでやっている。国民代表議会制度の形骸化である。
   民主主義というのは難しい事では無く、会員が支払った会費の行方を会員自身がきちんとコントロール出来ているかどうか、というだけのことだ。
   民主主義を嫌う者は、租税国家というものが解っていないか、もしくは会員の払った会費を会計担当者が自在に流用し私腹を肥やすような背任システムから何らかの恩恵を受けている者だろう。

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