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2014年8月11日
拙著『日本の真実−安倍政権に危うさを感じる人のための十一章−』
(飛鳥新社)
について、ジャーナリストで作家でもある高橋清隆氏が書評を掲載下さった。
過分な書評を賜り、深く謝意を表したい。
夏休みにぜひご高覧賜りたく思う。
日本の進路を、
「戦争と弱肉強食」
の方向に定めるのか、それとも
「平和と共生」
の方向に定めるのか、日本は重大な岐路に立っている。
主権者が意識して問題を捉え、積極的な行動を展開してゆかないと、知らぬ間に、日本が「戦争と弱肉強食」の国にされてしまうだろう。
安倍政権にはこの危うさがある。
夏休みピークの日本の週末を台風11号が襲った。
各地で深刻な被害がもたらされたが、人的な被害が比較的に小規模に抑えられたのは、事前の影響調査が入念で、予防的な警戒措置が採られたことが原因であろう。
発生し得る災害に対して、備えを十分ににして、警戒的に行動することにより、被害を抑制することができる。
完全とは言えないまでも、一定の効果を得ることは可能であろう。
土砂崩れ災害が発生し得る地域の住民避難を警戒的に実施することにより、土砂災害での人的被害を縮小できるはずである。
大雨のたびに繰り返される悲惨な犠牲を生まないようにするには、日常から有事の際の備えに万全を期すことが必要である。
2014年もお盆休みを終えると、いよいよ終盤に差しかかることになる。
安倍首相はゴルフ三昧の長い夏休みをエンジョイして、内閣改造に進む予定であるが、日本経済は坂を転げ落ちるように悪化している。
このなかで、日本の主権者の多数意見を踏みにじって強行実施した、集団的自衛権行使容認の閣議決定の暴挙が、政局に重い影を落とすことになるだろう。
株式市場、為替市場にも波乱の予兆が示されている。
日本政治、政局、経済が重大な変節点を迎える季節が到来する。
8月9日に長崎で催された原爆犠牲者慰霊平和祈念式典では、被曝者代表として出席した長崎市の城臺(じょうだい)美弥子さんが「平和への誓い」を読み上げた。
このなかで、城臺さんは、安倍政権の集団的自衛権行使容認の閣議決定について、
「日本国憲法を踏みにじる暴挙」
と批判した。そして、
「被爆者の苦しみを忘れ、なかったことにしないでください」
と訴えた。
https://www.youtube.com/watch?v=uDI7_gW78k4
安倍晋三氏を前にして、堂々と安倍政権の暴挙を批判する姿勢を、日本のすべての主権者が見習うべきである。
権力者にひざまずき、媚を売る茶坊主がはびこるなかで、首相の面前で堂々と正論を提示する姿勢を、すべての日本の主権者が見習うべきである。
これに対して、安倍晋三首相は8月6日の広島の平和祈念式と同じく、昨年と瓜二つのあいさつ文を読み上げた。
安倍氏はただ用意された原稿を読むだけなのだから、せめて原稿を用意するスタッフに、一から文章を書き上げ、心のこもった文章にすることを指示するべきだろう。
それが「誠意」というものである。
昨年と同じ原稿をただ読み上げるという行為は、式典に対する、誠意のなさの表明と受け止められても当然である。
8月6日の式典での式辞が昨年のコピペであったことが批判されたときに、直ちにその行動を改めるか、あえてそのまま突き進むのかに、安倍氏の性格、行動様式が如実に示される。
大人(たいじん)は、批判に理があると判断すれば、直ちに行動を改める。
「過ちて改むるに憚る勿れ」
の言葉を実践する。
これに対して小人(しょうじん)は、あえて、誤った行動を押し通す。
改めることによって、最初の行動が過ちであったことを認めることを憚るのである。
過ちを正当化して、これを押し通す。
「小人」とは弱い人間のことである。
安倍晋三氏は弱い人間なのだ。
2014年のお盆が明けると、四つの重大問題が安倍政権に迫る。
福島の知事選、沖縄の知事選、川内原発の再稼働、そして消費税再増税の決定である。
安倍政権はこれらの問題とともに退場の道に進むことになると思われる。
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