http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/614.html
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尖閣列島の領有問題で日中の政治的かつ軍事的な緊張が高まり、うっかりすると戦闘行為のもつれから、危険な戦争になり兼ねない状況が生まれている。日本では安倍首相が集団自衛権の発動の閣議決定で、首相の決断ひとつで戦争できる体制を整え、自衛隊に戦闘行為を強行させようとしている。それに対して中国側では侵略的な膨張主義により、人民解放軍が軍事力増強を実現しながら、東シナ海や南シナ海で国境紛争を起こして、近隣諸国と戦争の火種を作り出している。その背景にあるのは、国内における経済破綻と腐敗政治によって、安定した政治の運営が出来ないために、国民の不満を国外問題にひきつけ危機感を煽ることで、行き詰まった政治破綻を誤魔化そうとしているのだ。その手口として最も利用しやすいのは独裁政治であり、侵略主義と言論弾圧による粛清と国民の締め上げは、80年前にスターリンとヒトラーが選んだ政治路線だった。それを手本にして独裁政治を実行しているのが日本の安倍と中国の習近平で、アジアにおける現代版の独裁政治家の手によって、日本と中国が支配されているのである。
それを見事に分析している記事が、特別対談―太平洋とインド洋を結ぶ国際政治と経済戦略(中)「21世紀冒頭のユーラシア大陸周辺における地政学」と題して、経済誌の「ニューリーダー」の八月号に対談記事として出ていたが、それは日米の二人の国際ジャーナリストによるもので、地政学という視点で画期的な分析をしたものである。この記事は一週間前に出たばかりであり、記事の全体は日本のメディアで見かけない水準で、「ニューヨークタイムス」の論文に匹敵する、鋭い歴史的洞察と政治分析があって、今の日本に最も必要な論調ということができる。だが残念ながら、現在発売中なので引用は礼儀違反だから、スターリンとヒトラーの手口を比較した、最後の部分だけを紹介するにとどめたい。
http://www.fujisan.co.jp/product/1281679819/b/1115006/
<引用開始>
・・・先日の『プノンペン・ポスト』の記事に、「日本に小型ヒトラーが登場し、侵略政治が動き出した」と書いてあったが、AFPが配信した北鮮情報でした。よく似た情報が数ヶ月前にも流れ、これは北京の新華社の発信だったが、いくら安倍政権が極右タカ派でも、こんな歴史認識は間違っています。
なぜならば、日本に領土膨張の野望はなく、憲法の規定で交戦権さえないので、いくら集団自衛権を口実にしても、直ぐに軍事行動には移れません。もちろん、安倍は憲法の改訂を目論み、戦争をやりたい幼稚な欲望のために、軍事行動に踏み切るにしても、日本に
出来るのは専守防衛であり、支配圏は日本の国境内だけだから、スターリンの立場と同じです。しかも、いくら安倍が武者震いをしても、リーデル・ハートが存在しないし、周辺を囲むのはカルト集団だけで、狂信的な福音主義の統一教会と、フランスでカルトと指名された創価学会が、モサドの支援で張り付くだけだ。
それに対し、生存圏を国境外にまで拡大を続け、膨張しようとしている中国は、ナチスの侵略路線に良く似た形で、至るところで国境紛争を起こし、その典型が南シナ海に見られます。また、アジア・インフラ投資銀行の創設のように、次の標的がASEAN諸国なのは確実で、金融の搦め手を使おうとしている。さらに、韓国や日本での土地支配を狙い、日本では水資源が最大の価値だから、破産したゴルフ場だけでなく、太陽光発電施設を口実に使って、その下の土地の買い占めが、法人名義で着実に進んでいる。こうした土地を活用する通貨秩序は、ナチスが用いた経済政策の丸写しだし、習近平はヒトラーを模倣している。だが、シャハト博士がいない。そのために、高速道路網や不動産のレベルだけで、バブル崩壊と共に終わりそうです。
現に、リーマンショック後の四兆元(五六兆円)の財政出動は、ナチスの新経済計画(国家資本主義)が手本で、北京五輪もベルリン大会の模倣であり、真似だけで創意する人材はいません。しかも、中国産は外国に依存するだけで、名前はメドイン・チャイナと付けても、それはラベルの問題に過ぎす、実態は他力本願のパクリ技術だから、ナチス体制もコピー水準で終わる。要するに、この日中における全体主義体制は、ヒトラーとスターリンのスタイルの模倣で、張子のトラがいくら空威張りしても、騒ぎ立てるだけの顔見世興行です。
卑小な人間が権力を握る時は、悲劇で終わると歴史は教えるが、極東の運命は闘牛場での後始末と同じで、誰がビフテキを食べるかの問題になる。そんな舞台装置の裏側を見るならば、ユーラシア大陸にはロシアが控え、太平洋の彼方にはハイエナの米国がいる。しかも、インド洋を囲んだアラブとASEAN諸国が、次の幕開けを待ち構える構図で、アジアの地政学が展望できるのです。・・・・
<引用終わり>
なお、この雑誌は日本の支配者たちのための情報誌として、市販されている雑誌など手は読むことのできない、トップシークレットを扱っているのが特徴であり、安倍の再登場を実現した不正選挙についても、興味深い情報を暴露していたことでも知られている。
http://ameblo.jp/souldenight/entry-11527504622.html
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