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「まさおっちの眼」http://blog.goo.ne.jp/masao19481より転載。
「韓国女性を慰安婦として日本軍が強制連行をした」という石井証言に基づいた記事を今になって朝日新聞が全面撤回した。
70年も経って、なぜ今、朝日新聞が誤報だといったのか、韓国や世界世論は、この新聞記事が基調になって慰安婦問題が形成されていったのに、マスコミとしての責任は重大である。
しかし、かといって、慰安婦問題は存在しなかったのか。
そうではない。
戦争という狂気の中で、それは存在したに違いない。
簡単に言えば、女性をかき集める中間業者がいて、軍が直接手を出さずとも、阿吽の呼吸で彼らが韓国女性やら日本女性を、だましたり、あらゆる手段を使って慰安婦としてかき集めたに違いない。
いわゆる建前と本音の使い分けである。
韓国側にしてみれば、中間業者だろうが慰安婦として連行されたのは事実だから問題にしている。日本側にしてみれば、軍が直接かかわったことではないと否定できる。
この問題は、この擦れ違いで果てしなく続くだろう。
戦争は狂気である。この戦争では、日本軍は中国人を1000万人も殺し、日本軍人は300万人も死んだ。広島や長崎にも原爆でも多くの人が死んだ。
しかし、その狂気の中で起こった慰安婦問題を、なぜ70年も経った今、問題とするのか。
第一日韓協定ですでに個人の賠償問題はチャラになっている。
これは朴大統領が支持率を上げるために、慰安婦問題という絶好の材料で、韓国人の反日感情を煽っているのである。事実ベトナム戦争時に「米軍慰安婦」を管理した韓国は、そっちの事実にはいっさい触れないでいる。朴大統領にとって都合のいいことだけを問題にしているのだ。
一方日本の安倍首相を中心とする右翼政治家はどう対するか。
朝日新聞の撤回を見て、強制連行どころか、「慰安婦問題は一切なかった」と建前を貫き通すだろう。そして、村山、河野談話を否定し、国威発揚に向けるだろう。
戦争はまさに狂気である。
そのさなかに起こったことを、70年も経った今、戦争を体験していない韓国政治家も日本の政治家も国威発揚のために利用しようとしている。
まさに滑稽と言わざるを得ない。
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