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安保法整備へ態勢整える 安倍首相インタビュー(産経新聞)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/590.html
投稿者 かさっこ地蔵 日時 2014 年 8 月 09 日 08:13:26: AtMSjtXKW4rJY
 

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140809-00000101-san-pol
産経新聞 8月9日(土)7時55分配信


 安倍晋三首相の産経新聞単独インタビューの要旨は次の通り。

 【内閣改造方針】

 同じメンバーとしては戦後、過去最長の内閣となった。その結果、有効求人倍率が改善し、賃金も上がり大きな成果をあげることができた。ただ、デフレ脱却については道半ばだ。景気回復の暖かい風が、全国津々浦々に届いているわけではない。そこで、人口減少をはじめ構造的な問題にも取り組む。地方創生という大きな政策テーマにもチャレンジしていきたい。

 また、先月、閣議決定した新たな安全保障法制については今後、法整備を本格化していかなければならない。こうした新たな課題に真正面から取り組む態勢も改造で整えたい。

 9月に自民党総裁に就任して2年になる。その機をとらえて、新たな気持ちで新たな目標にみんなが向かうことで、さらに、政策推進力をパワーアップしたい。自民党には能力を持った女性陣がたくさんいるので、その力を生かしたい。(民間登用については)基本的には国会議員の中からと思っている。

 【官房長官ら留任】

 内閣の要となる菅義偉官房長官には引き続きやってほしい。副長官の加藤勝信、世耕弘成、杉田和博の3氏にも留任していただく。首相補佐官も同様だ。

 【朝日新聞の慰安婦報道】

 朝日新聞が取り消した吉田清治氏の強制連行証言が事実として報道されたことにより、日韓の2国間関係に大きな影響を与えた。全ての教科書にも強制連行の記述が載ったのも事実だ。第1次安倍政権では「政府発見の資料の中には軍や官憲によるいわゆる強制連行を示すような記述は見当たらなかった」という閣議決定を行ったが、改めて間違っていなかったということが証明された。

 報道によって多くの人が悲しみ、苦しむことになったのだから、そうした結果を招いたことへの自覚と責任感の下、常に検証を行うことが大切ではないか。朝日新聞関係者や河野洋平元官房長官の国会招致は国会が判断すべきだ。政府としてコメントは控えたい。

 【歴史認識】

 国境を接する国同士には歴史的な課題が存在するものだ。このため、国同士の関係を未来に向け発展させる努力が必要だ。歴史問題は政治問題化や外交問題化してはならない。基本的には歴史家に任せていくべきだ。冷静な対応が求められる。

 【日中首脳会談】

 最も重要な2国間関係だ。両国関係を改善していくことは必要だ。互いに静かな努力を積み重ねていくことが大切で、課題があるからこそ首脳同士が胸襟を開いて話し合いをすべきだ。私は「日本は対話のドアを常にオープンにしている」と話しているが、中国側にも同じ態度を取ってもらいたい。

 【日朝交渉】

 北朝鮮は今回、金正恩(キム・ジョンウン)第1書記の新しい体制下、日本に対応することになる。拉致問題の決着をつけてほしい。北朝鮮側が行う調査の進捗(しんちょく)を慎重に見極めたい。その中で誠実に対応しているかどうかが明らかになる。

 【日露関係】

 ウクライナ東部でのマレーシア航空機墜落で298人の尊い命が失われた。真相究明と責任追及は徹底して行わなければならない。ウクライナ情勢をめぐっては、今後とも先進7カ国(G7)をはじめ各国と連携しながら、ロシアにとるべき行動をとるように促していく。

 一方で、ロシアと意思疎通も図り、平和的・外交的な解決に向け日本も役割を果たしていきたい。プーチン大統領の訪日は現時点では決まっていないが、種々の要素を総合的に考慮して検討していく。

 北方領土の帰属問題を解決して、両国間で平和条約を締結すべく粘り強く交渉していきたい。平和条約がないというのは異常な状況だ。この認識で両首脳は一致している。

 【普天間飛行場】

 住宅や学校に囲まれる市街地の真ん中にある米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の固定化は絶対に避けなければならない。これは大前提だ。民主党政権は「県外に移設する」と言ったが、全く負担を軽減することができなかった。その結果、不信と混乱だけが残ってしまった。

 安倍政権は負担の軽減について「できることは全て行う」という姿勢で取り組んでいる。沖縄県の仲井真弘多(なかいま・ひろかず)知事が要望する普天間飛行場の5年以内の運用停止などについては、政府を挙げて実現に向け全力で取り組む。

 垂直離着陸輸送機MV22オスプレイについても、県外への訓練移転を現在、着実に進めている。さらなる負担軽減のため、佐賀空港の有効活用についても米国と相談を行っているところだ。

 【徴兵制】

 徴兵制について、私は何回も国会で「憲法違反になる」と明確に答弁をしている。批判は議論をゆがめる不真面目な対応だ。攻撃のための攻撃だ。集団的自衛権の限定的な行使と、徴兵制との間に関わりは何もない。集団的自衛権が行使できる米国には志願兵制度がある。一方で、集団的自衛権を行使しないスイスは国民皆兵制度を続けており、2つは全く関わりがない。

 【憲法改正】

 自民党は憲法改正草案をすでに示しているが、国民的な関心と理解が深まらなければできない。国民的な関心と改正の必要性を見極め「憲法のどの条文からやるべきか」ということも含め議論を深めていきたい。

 【原発再稼働】

 再稼働はいかなる事情よりも安全性を最優先する。独立した原子力規制委員会が、世界で最も厳しい規制基準で科学的に技術審査を行っている。審査で認められた原発については関係者の理解と協力を得ながら、再稼働を進めるのが基本的な方針だ。この方針は、与党との調整を経たうえで閣議決定している。その方針に沿って進めていく。


 

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コメント
 
01. 2014年8月09日 08:23:39 : Fbvkf7KrQQ
首相、内閣改造「菅長官は留任」 3副長官・5補佐官も 本紙単独インタビュー
産経新聞 8月9日(土)7時55分配信

 安倍晋三首相は8日、官邸で産経新聞の単独インタビューに応じ、9月第1週の内閣改造・自民党役員人事について「内閣の要である菅義偉(すが・よしひで)官房長官には引き続きやってほしい」と述べ、菅氏を留任させる考えを明らかにした。加藤勝信、世耕弘成、杉田和博の3官房副長官に加え、木村太郎、礒崎陽輔、衛藤晟一、和泉洋人、長谷川栄一の5首相補佐官も留任させることを明言した。

 首相は改造の狙いを「9月に自民党総裁に就任して2年になる。その機をとらえて、新たな気持ちで新たな目標にみんなが向かうことで、さらに政策推進力をパワーアップしたい」と説明した。官房長官人事について「官房長官は政策を推進していく上で軸になる。官房長官には引き続きやってほしい。副長官も留任していただく」と語った。

 閣僚や党四役への女性起用に関し「自民党には能力を持った女性陣がたくさんいるので生かしたい」と積極的に登用する考えを重ねて表明した。

 民間人の閣僚登用については、「基本的には、国会議員の中からと思っている」と否定的な姿勢を示した。

 一方、野党などから「集団的自衛権の行使容認が徴兵制につながる」との批判を受けていることについて「議論をゆがめる不真面目な対応だ。攻撃のための攻撃だ。徴兵制は憲法違反なのでやらないということを明確に申し上げている」と語った。

 北朝鮮による拉致被害者らの再調査に関しては「調査の進捗(しんちょく)状況を慎重に見極めたい。その中で誠実に対応しているかどうか明らかになる」と述べた。

 首相がかねて意欲を示してきた憲法改正については「国民的な関心と理解が深まらなければできない。どの条文からやるべきかも含め議論を深めたい」と述べるにとどめた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140809-00000099-san-pol


02. 2014年8月09日 08:56:47 : Fbvkf7KrQQ
内閣改造で首相、難局挑む決意 菅長官は官邸主導の要
産経新聞 8月9日(土)7時55分配信

 安倍晋三首相が9月の内閣改造で菅義偉(すが・よしひで)官房長官を留任させるのは、長期安定政権を実現するには菅氏の存在が不可欠だと判断したからだ。官房副長官や首相補佐官も現体制を維持し、改造後も官邸主導で諸課題を乗り切る構えのようだ。裏返せば、他の閣僚は大胆に刷新する意向とみられる。

 第2次安倍政権が発足してから今月17日で600日を迎え、閣僚が一人も交代しない戦後最長記録を更新している。そうした中で踏み切る内閣改造。「自民党には老壮青と豊富な人材が雲霞(うんか)のごとく存在している。今のメンバーも含めて新たな分野にフレッシュな気持ちで取り組む時期に至った。政策推進力をパワーアップしたい」。首相は8日の産経新聞のインタビューで、改造で人心一新する考えを表明した。

 そして、「デフレ脱却は道半ばで、景気回復の風は全国津々浦々に届いているわけではない。新たな安全保障法制についても法整備を本格化していかなければならない。こうした課題に真正面から取り組む態勢を整えたい」とも語った。

 首相が、菅氏をはじめ官邸メンバーの留任を早々と明かしたのは、改造により官邸の政策調整能力が弱まることを避けたいとの思いがあるとみられる。

 菅氏は政権の危機管理を担い、与野党幹部や各省庁に広く情報網を持つことで知られる。首相への諫言(かんげん)もいとわずまさに「内閣の要」だった。環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)交渉や、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)移設などでも辣腕(らつわん)を振るい、首相は「菅氏なしでは今後の難局は乗り切れない」と判断したようだ。

 また、加藤勝信官房副長官は5月末に発足させた内閣人事局の局長も兼務している。世耕弘成副長官とともに、首相は「官僚機構をコントロールするには留任させるしかない」と考えたとされる。

 秋は沖縄、福島両県知事選、来春には統一地方選を控える。北朝鮮による拉致被害者らの再調査をめぐる日朝交渉も本格化する。懸案が山積する中、首相の特命事案を水面下で処理するには首相補佐官らの交代も好ましくないという結論に達した。(峯匡孝)

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140809-00000100-san-pol


03. 2014年8月09日 08:57:51 : Fbvkf7KrQQ
首相、朝日の慰安婦報道「日韓関係に大きな影響」
産経新聞 8月9日(土)7時55分配信

 安倍晋三首相は8日の産経新聞の単独インタビューで、朝日新聞が慰安婦報道をめぐり、朝鮮人女性を強制連行したと証言した自称・元山口県労務報国会下関支部動員部長、吉田清治氏の証言を「虚偽」と認め、記事を取り消したことについて「事実として報道されたことにより、日韓の2国間関係に大きな影響を与えた。全ての教科書にも強制連行の記述が載ったのも事実だ」と指摘した。「報道によって多くの人たちが悲しみ苦しむことになったのだから、そうした結果を招いたことへの自覚と責任感の下、常に検証を行うことが大切ではないか」とも述べた。

 その上で、平成19年3月に第1次安倍内閣が「政府発見の資料の中には軍や官憲によるいわゆる強制連行を示すような記述は見当たらなかった」とする答弁書を閣議決定したことに触れ、「この閣議決定は批判されたが、改めて間違っていなかったことが証明されたのではないか」と強調した。

 自民党の石破茂幹事長が朝日新聞関係者の国会招致に言及したことについては「国会で判断することで、政府としてコメントは控えたい」と述べた。

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140809-00000105-san-pol


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