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昨年8月、千鳥ケ淵戦没者墓苑で献花/(C)日刊ゲンダイ
長崎沖縄も…安倍首相「戦没者スピーチ」コピペの常習だった
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152454
2014年8月8日 日刊ゲンダイ
安倍首相が6日に広島市の平和記念式典で読み上げたスピーチがネット上で「昨年の使い回し」「コピペだ」と批判を集めている。
「実際、違いは原爆症認定の取り組みなど、昨年からの成果をアピールしている部分だけ。あとは<68年前>が<69年前>に。昨年の<蝉しぐれが今もしじまを破る>という表現が、今年はドシャ降りの中での開催だったため、削られた程度です」(官邸事情通)
原爆被害者団体の大越和郎事務局長は「厳粛な慰霊碑の前で前年と同じ挨拶をするとは、広島や被爆者、平和を軽視している証左だ」とカンカンだったが、実は安倍首相のコピペ疑惑は今回に限らない。
過去に戦没者の追悼式典で行ったスピーチを比較・検証すると、使い回しが出るわ、出るわ。小保方氏も真っ青の「コピペの常習犯」なのだ。
■第1次政権時代から使い回し
問題の広島のスピーチだって、昨年の広島市だけでなく、昨年8月9日の長崎原爆犠牲者慰霊平和祈念式典でのスピーチともそっくり。冒頭の<原子爆弾の犠牲となった方々の御霊に対し、謹んで、哀悼の誠を捧げます>から、結びの<恒久平和の実現に、力を惜しまぬことをお誓いし、私のご挨拶といたします>まで文言は99%同じ。辛うじて違うのは<広島>と<長崎>の地名と、犠牲者の数くらいなものだ。
6月23日の沖縄全戦没者追悼式のスピーチもヒドイ。こちらも昨年と表現の細かい違いはあるが、<沖縄戦から68年>が<69年>となり、基地負担を<少しでも軽くする>が<能うる限り軽くする>に“前進”した以外、一言一句同じだ。
「第1次政権時代の07年8月6日、9日の広島・長崎でのスピーチも内容は同じ。広島で<焦土から立ち上がり、『国際平和文化都市』として、大きく成長しました>とした表現を、長崎で『歴史がいきづく観光都市』と言い換えた程度。あとは100%変わりません」(官邸事情通)
やっぱり、この男は「戦争の犠牲者」と「日本の平和」を、とことん軽視しているとしか思えない。
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