http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/551.html
Tweet |
「「神国日本のトンデモ決戦生活」:川本哲也氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14924.html
2014/8/8 晴耕雨読
戦時中の国家神道溺愛者の他宗教排撃には凄まじいものがある。
たとえば大東塾・景山正治にいわせれば「若しその霊を・・釈迦仏に附して彼岸極楽に送りやる如きあらば、忠死の根本否定であり、忠霊の致命的冒涜である」。
極楽浄土に行きたいなどというのは「恐るべき国体反逆の大罪」なんだそうである。
早川タダノリ氏「神国日本のトンデモ決戦生活」のなかに、戦中の日本人の怒りを掻きたてたという、「日本兵の骸骨を机上に置いた米国の少女」なるいかがわしい画像が紹介されている。
思うにこれは、西洋伝統の「メメント・モリ」の構図そのものだ。
恐らくは無知なままにデマに動員されたのではないか。
早川タダノリ氏「神国日本のトンデモ決戦生活」に、「主婦之友」の匿名記事「敵のほざく戦後日本処分案」が紹介されている。
「働ける男は奴隷として全部ニューギニア等の開拓に使ふのだ。女は黒人の妻にする。子供は去勢してしまふ‥あらゆる形の不具を作るのだ」。
今の匿名ネトウヨと同レベルのデマ。
> こういうデマのせいで自決者が増えたと思うと…。
早川タダノリ氏「神国日本のトンデモ決戦生活」より、「主婦之友」の戦中スローガン。
「米鬼を一匹も生かすな!」
「寝た間も忘るな米鬼必殺!」
「一人十殺米鬼を屠れ!」‥。
婦人誌からしてこのありさまである。
これらは閣議決定された「決戦輿論指導方策要綱」に忠実に阿ったものであるようだ。
早川タダノリ氏「神国日本のトンデモ決戦生活」より。
殺生戒を守るべき仏教者は屁理屈をこねて殺害を正当化し、「贅沢品」の菓子業界は「暴戻支那膺懲」と猛々しく隣人へのヘイトを煽って世に阿る。
教育産業は、「英語は日本語の一方言」という恐るべきロジックで批判を逃れようとする。
苛烈な時代だ。
「神国日本のトンデモ決戦生活」より、戦中の教学錬成所錬成官/医学博士・杉靖三郎の文章、「日本に栄養不足絶対になし」。
その内容は、日本人は古来小食で食事を制する「修身」により躾けられてきた。
ゆえに「武士は食わねど高楊枝」といった精神主義で飢餓を乗り越えられるというカルトぶりである。
「神国日本のトンデモ決戦生活」。
ラジオ体操は軍国主義に関わるが、日本はこれを占領地にも強いた。
「やがて見るからに弱々しい原住民たちの体位も、かうしたラジオ体操の普及によって、建設と歩調を一つに盛り上がっていくことでせう」。
侮蔑と偏見に満ちた、「電波による八紘一宇」が展開していた。
過去の時代を見たこともないのに、「戦前はよかった」「戦前の日本に戻ろう」とのお題目を繰り返す、戦後生まれにして日本の平和と繁栄の恩恵のもとに育った富裕な保守派政治家どもがいる。
お前らは何をとち狂っているんだ、と思う。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK169掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。