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http://31634308.at.webry.info/201408/article_7.html
2014/08/07 22:29
理研の一連のSTAP細胞に関する出来事についての所感について、以前に一度書いたことがある。このSTAP細胞について、世の中で、STAP細胞など無いとか、いろいろ批判されている。ネイチャーの論文は取り下げられたが、今小保方氏も加わって、その検証を行っているところである。
世の中には、STAP細胞なるものは存在しないと言っている人が多い。STAPそのものは、上記の検証の中で再現されるかどうかわからない。
しかし、必ず無いかと言われれば、「無い」とは言えない。それほど生命の神秘は奥深い。技術開発をやってきたものとして、このような細胞が世の中に完全に存在しないとは言えない。錬金術では金は作れないことは明らかになったが、このような細胞が存在しないとは、神様でない限りわからない。
笹井氏が小保方氏への遺書の中で、STAP細胞を実現してくれと言ったことは、科学者としては当然の言い方と思っている。卑近な例ではあるが、イモリ、ヤモリのシッポが切れるという刺激によって、シッポがまた再生される。STAP細胞の特許は、刺激というものがきっかけとなるものと定義している。この特許を取り下げたとは聞いていない。
本題に入るが、このテーマを書く気になったのは、以下の東京新聞の社説を見て、同じ思いをしたからである。笹井氏の自殺に当たって、報道を見てまず思ったことが、野依理事長、笹井氏の上司らの、まるで他人事のコメントである。
今までの小保方氏の件も含めて、理研の最高責任者としての自覚がない発言に腹が立つ。小保方氏の件に至っては、自分達は小保方氏に騙された被害者だというような態度である。こんなことは、健全な一般企業ではあり得ない。部下がしでかしたことは、上司の責任である。当然、理研がお膳立てした小保方氏の晴れ舞台の記者会見などは、全て理事長が承認したことだろう。自分がハンコを押して、記者会見をしたはずである。
今回の一連の不祥事は、自分たちが全責任を取って辞任するぐらいのものである。その最終責任者が野依理事長である。社説にも書いているが、『日本の科学界の信用を根底から失墜させる非常事態なのに、笹井、小保方両氏ら個々人のみに責任を負わせている。』と書いているが、全く同感である。
そもそも、野依理事長、センター長らは、一般企業の人事管理などしたことが無いようだ。一般企業では、必ずうつ病などの精神病に対する対処を経験、勉強する。頭脳はノーベル賞級かもしれないが、管理者としては失格である。人間らしい組織にするため、解体的出直しをした方がいい。私企業なら、赤の他人がこんなことも言えないが、国民から集めた税金を900億円近くも使っている研究機関なら、言う権利はあるだろう。
笹井氏の自殺 理研は解体的出直しを(抜粋)
http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2014080702000160.html
理化学研究所が進めるSTAP問題の解明にとって、キーマンだった笹井芳樹氏の自殺は大きな痛手だ。世界的な科学者を立ち直らせることはできなかったのか。悲劇を克服し、出直しを求めたい。
見過ごせないのは、理研の対応だ。日本の科学界の信用を根底から失墜させる非常事態なのに、笹井、小保方両氏ら個々人のみに責任を負わせている。
外部有識者の改革委員会は六月の提言で、理研トップ層の責任の自覚が薄いと指弾した。危機管理能力の欠落が、笹井氏を追い込んだ面も否めまい。真相解明に尽力するよう組織全体で支えるべきだったのではないか。
自殺現場の先端医療センターは、iPS細胞を使った初の臨床研究の舞台となる。最良の環境を整えられるのか。世界が注視している。理研は肝に銘じるべきだ。
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