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ノーベル賞を受賞した権威/(C)日刊ゲンダイ
理研・笹井氏自殺 いつまで許される野依理事長の責任逃れ
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/152406
2014年8月7日 日刊ゲンダイ
あまりに衝撃的だった「STAP細胞」論文の中心人物の自殺。これでますますこの人の責任が問われることになるのではないか。理化学研究所の野依良治理事長(75)である。
理研が設置した外部有識者による改革委員会は今年6月、小保方氏の“特例採用”や研究内容の囲い込みなど、CDB(発生・再生科学総合研究センター)内の異常な環境が不正の背景にあったと指摘。CDBの解体と竹市雅俊センター長や自殺した笹井副センター長らの更迭を求めた。ところが、理研トップの野依理事長については「ご自分でお考えになると確信している」とお茶を濁した。
野依氏はノーベル賞受賞者だけに、「どうしても批判しにくい空気がある」(科学ジャーナリスト)という。
■文科省とベタベタ
だが、日本の科学技術に対する信頼を根本から失墜させるほどの一大不正事件である。ことの重さを一番わかっているのが、世界的な科学者である野依氏ではないのか。それなのに、批判が小保方氏や笹井氏に集中する中、「今の私の仕事は、改革をしっかりやっていくことです」と、第三者然として責任逃れに終始している。野依氏がそうした態度がとれるのは、文科省とのベタベタの関係があるからだ。
「理研を『特定国立研究開発法人』に指定するための法案提出はSTAP疑惑で止まっていますが、もともとこの特定法人構想は、長年、文科省と野依氏が二人三脚で進めてきたものです。野依氏は03年に理研の理事長に就任した際、<一般社会での理研の存在感を高める>などとうたった<野依イニシアチブ>を発表。巨額の科学技術予算を獲得するために、インパクトのある研究をよしとしてきた。特定法人の指定はその集大成といえるものでした」(霞が関関係者)
組織や企業のガバナンスに詳しい経済ジャーナリストの有森隆氏はこう言った。
「笹井氏の自殺を受け、野依理事長は、<世界の科学界にとってかけがえのない科学者を失ったことは痛惜の念に堪えません>とコメントを出しましたが、客観的すぎて当事者が出すコメントではない。自分が組織の最高責任者という認識がないんじゃないか。ノーベル賞の褒美に天下った官僚のような意識で、トップとして不適格です」
野依理事長のままでは理研の改革など、絶対無理だ。
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