http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/466.html
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「この読売の社説は政府の本音を代弁する露骨な世論誘導。…福島の除染 個人線量の重視で復興加速を」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14906.html
2014/8/6 晴耕雨読
toriiyoshiki氏のツイートより。https://twitter.com/toriiyoshiki
被ばくを個人線量で管理すること自体は合理的だと思うが、除染を手抜きし福島の人たちに我慢を強いるのを正当化する手段に使われるのは怒りを感じる。
この読売の社説は政府の本音を代弁する露骨な世論誘導。
…福島の除染 個人線量の重視で復興加速を http://bit.ly/1mh1a2T
個人線量が低く抑えられている背景には住民が線量が高いところには近づかないなど自衛していることがある。
つまり福島の人たちがいまも倒錯した不自然な生活を強いられている証拠でもあるのだ。
「復興」の美名の下に安心して生活できる環境の回復を求める声を圧殺する、これでは政府の提灯持ちである。
ぼくはいま毎週福島の各地に通って住民と話している。
彼らが年間1mSvまでの除染を求めるのは読売の社説子のいうように科学的に無知だからではない。
原発事故前の安心できる環境の回復を求めるのは当然の権利だからだ。
安全神話を振り回して過酷事故に至った国や東電にはその声に応える責任がある。
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http://bit.ly/1mh1a2T
福島の除染 個人線量の重視で復興加速を
2014年08月05日 02時15分
東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴う除染の作業を効率的に進めるには、実態に沿った放射線量の低減目標が欠かせない。
環境省が、実際に住民が被曝(ひばく)する個人線量を重視して除染を進める方針を打ち出した。
これまでは、空中で測った空間線量に基づき、政府や市町村が除染計画を立てていた。長期的目標として、「年間1ミリ・シーベルト以下」、1時間当たりに換算すると「0・23マイクロ・シーベルト以下」を掲げてきた。
だが、空間線量には、ばらつきがある。個人線量計のデータによって除染地点を決める方針に転換したのは、現実的な判断だ。
福島県内で実測された例によると、空間線量が従来の長期目標の2倍を大きく超える毎時0・6マイクロ・シーベルトの地域でも、個人線量計のデータをみると、年換算で1ミリ・シーベルト程度の被曝にとどまっている。
空間線量を一律に適用するばかりでは、住民に過度の不安をもたらす。除染に腐心する福島市や伊達市などの関連自治体が、政府に現実的な除染方針を検討するよう求めてきたのは当然だろう。
ただ、新方針では、まだ不十分だ。個人線量で「年間1ミリ・シーベルト」が当座の目標のように扱われている。相変わらず「安全と危険の境界」と受け取られかねない。
国際原子力機関などは、「年間20ミリ・シーベルトまでは許容し得る」との見解を示している。
原発事故後の避難指示を解除する基準も20ミリ・シーベルトだ。しかし、避難生活が続く住民の中には、線量が1ミリ・シーベルト以下に下がらなければ、自宅に戻れないと思い込んでいる人は少なくない。
福島第一原発の周辺自治体のうち、除染作業が終了し、避難指示が解除されたのは、田村市都路町地区だけだ。7月に予定されていた川内村東部の解除は先送りされた。「まだ放射線量が高い所がある」との声が多かったためだ。
徹底除染を求める地元の要望を受け、1ミリ・シーベルトを目安とした民主党政権の施策が、いまだに地域再生の障害となっている。
政府は、個人線量の重要性と、当面は1ミリ・シーベルトにこだわる必要がないことを、住民に丁寧に説明せねばならない。長期的には1ミリ・シーベルトを目指すにしても、そこに至る段階的な目標を議論すべきだ。
今後の除染作業は、線量の高い地点で集中的に実施することが重要である。作業期間が短縮され、発生する廃棄物も減量できる。
1ミリ・シーベルトにとらわれたままでは、復興が遅れるばかりだ。
2014年08月05日 02時15分 Copyright c The Yomiuri Shimbun
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