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「戦争と弱肉強食」か「平和と共生」かの選択3(植草一秀の『知られざる真実』)
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/460.html
投稿者 笑坊 日時 2014 年 8 月 05 日 21:58:12: EaaOcpw/cGfrA
 

http://uekusak.cocolog-nifty.com/blog/2014/08/post-53ab.html
2014年8月 5日

政治評論家の板垣英憲氏が拙著『日本の真実』(飛鳥新社)

http://goo.gl/8hNVAo

の書評を掲載下さった。

「板垣英憲(いたがき えいけん)「マスコミに出ない政治経済の裏話」

http://goo.gl/RTzqW0

「TRIの植草一秀代表取締役の最新刊「日本の真実」は日本民族、世界の諸国民にとっての「道しるべ」である」

過分な言葉を賜り深く謝意を表したい。

以下に文章を転載させていただく。


◆TRIの植草一秀代表取締役(元大蔵事務官、元野村総合研究所主席エコノミスト、元早稲田大学大学院教授)から、最新刊「日本の真実―安倍政権に危うさを感じる人のための十一章」(飛鳥新社刊)をいただいた。

早速、熟読玩味させていただいた。帯に「創作された財政危機と戦争加担で、すべてを失う前に。『支配者の偽計と幻想を見抜く!』」とある。

民主党政権が、鳩山由紀夫内閣(2009年9月16日〜2010年6月8日)、菅直人内閣(2010年6月8日〜2011年9月2日)、野田佳彦内閣(2011年9月2日〜2012年12月26日)の3年3か月の短命に終わった理由を、明快に説明してあり、政権争奪の凄まじさを改めて教えられる。

◆民主党は、フリーメーソン・イルミナティが設立した政党であるにもかかわらず、所属している政治家たちが、設立の趣旨をどこまで理解していたか疑わしい。

植草一秀代表取締役は、民主党の内部に「主権者勢力と既得権勢力が混在していた」と分析し、主権者勢力をバックにした小沢一郎代表が、既得権勢力によって人格破壊を含む集中攻撃に晒されたと指摘する。

獅子身中の虫という言葉があるけれど、「岡田克也元副総理、前原誠司元外相、枝野幸男元経済産業相」の3人が、その最たるものであったことが明らかにされている。

◆植草一秀代表取締役は、安倍晋三政権について、「『戦争と弱肉強食』を基礎に置いて独断専行の強引な政権運営を示しているが、主権者である国民が、その本質をどこまで見抜いているのかが問題となる。

TPP、消費税、原発、憲法、沖縄などの問題で、安倍政権は主権者国民の多数が反対し、少数が賛成する政策を、強引に推し進めているように見える」と述べて、その矛盾と疑問への回答を示している。

いわく「トリック&イリュージョンである。言葉のあや、ペテン師的な偽計で、国民を欺いているのだ」とズバリ断定している。

◆大事なのは、安倍晋三政権が、「戦争と弱肉強食」を基礎に置いて、主権者国民の多数が反対している政策を強引に推し進めているのに対して、日本が本来目指すべき社会とは、いかなる制度を基軸とするものなのかということである。

植草一秀代表取締役は、この大問題について、「第十一章 さまよえる群像」−「4 福祉国家の追求」のなかで、はっきり解答している。

「『戦争と弱肉強食』に対峙する思想は『平和と共生』だ。世界は弱肉強食のメカニズムで動いている。現に日本は第二次大戦に敗れ、戦後体制は戦勝国が戦勝国の地位を維持する形で作られた」

「大事なことは、未来に向けてどのような日本社会を目指すのか、ということである。米国流の弱肉強食社会に対して、もう一つの類型が自由主義社会陣営に存在する。それが、北欧型の福祉社会だ。

北欧型の福祉社会においては国民負担が極めて高い。社会保障負担と税負担を合わせれば所得の半分が再分配政策に用いられる。税負担も高く、社会保障負担も高い。

その代わりに、すべての国民に保障する最低水準が極めて高く設定されている。これを、大きな政府、高価な政府という。高価な政府だが、見返りも大きい」

高福祉、高負担の「北欧型高度福祉社会」に対して、スウェーデン、デンマークの北欧諸国民は、満足しているという。

戦後の日本が目指してきた「理想国家」だったはずである。小沢一郎代表も、「平和と共生」を政策の基礎に据えて、この「理想国家」の実現を目指している。

この意味で、本書は、日本民族のみならず、世界の諸国民にとって、これから目指すべき指針を再認識させてくれる「道しるべ」であり名著である。」


また、amazonブックレビューでは、中西良太氏

http://goo.gl/21DiUg

がブックレビューを直ちに掲載下さった。

「政局を好転できる『25%運動』の戦略的提言:祝 愛国者にして日本一の政治経済学者植草さんの新著がついに出た!」

http://goo.gl/qBv8si

中西氏はamazonベスト500レビュアーにも名を連ねている。

過分な書評を賜り深く謝意を表したい。


安倍政権が独断専行の政権運営を強めており、主権者の意思に反する政策を強行推進している。

この現状を評価し、現実を是正する力を有するのは、主権者自身であり、主権者だけなのである。


日本社会の目指す方向を「戦争と弱肉強食の社会」とするのか、それとも「平和と共生」の社会とするのか。

この問題を主権者がじっくりと考察しなければならない。

マスメディアは「真実」を伝えずに、既得権勢力に都合の良い方向に国民を誘導してしまっているから、まずは、主権者に「真実」を伝えることが先決である。

多くの皆様に拙著をご講読賜っていることに心から謝意を表したい。


 

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コメント
 
01. 佐助 2014年8月05日 22:48:35 : YZ1JBFFO77mpI : wpmCg8U5S6
振り返ると
北欧型の福祉社会でどのように経済発展させられるか見本がないことが致命傷。政治は
日本の福祉を企業にまかせ,所得が向上し賃金体系と終身雇用制の崩壊と共に消えた。

社会主義政治制度が、資本主義的経済を採用したとしても、80年後には、政治的自由を求めて民衆は蜂起し、自壊を避けることはできない。中国経済のバブルの崩壊は2015 年には認識されるが、その十年後には一党独裁政治体制の自壊は避けられない。一党独裁支配制を採用したため、社会主義国家ソ連は,自壊した。それは、三世代目になると、革命を直接経験しない世代が多数派となるためだ。彼らは、低生活水準での平等より、自由を求めるため自壊する。

一党独裁下の国家・企業・個人が、利己的に防衛思考し行動する法則の作用から逃れることはできない。資本主義国家でも、官僚支配するビジネスに参加するにはコネと賄賂が絶対必要である。社会主義政治体制は官僚支配なので、どんな開放政策にも認可権がつきまとう。そのため、自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。

1980 から20 年間は、欧米の左右の政党は、これまでの理論を中道よりに修正することによって、長期政権を獲得維持できた。その修正戦略は「福祉国家」である。この政治現象は「政治的ルール安定維持する多数派」となる周期によって、統合されたのである。

この「福祉国家」は政治から流行現象まで、文化社会現象は「ルールを守ることが正義・善」と考える人が多数派となる時代と「ルールを否定する少数派の行動と思考が正義・善」と考える人が多数派になる時代が、20 年ごとに反転し40 年周期で繰り返してきた。ハーマンカーンの21世紀の日本や坂本二郎氏の福祉国家に代表される。日本は政治が民主化が遅れ,大企業に福祉厚生を任せた時代になる。

こうして、天皇親政の軍部独裁制に移行。政党は解体されて大政翼賛会に統合される。このようにルールを否定する少数派の復古と改革の極端な行動との理念は弾圧されるが、その流れた血は、戦争で統合加速され、つぎの政治現象へと移行している。

今日2000〜2020 年代の「ルールを否定破壊する少数派に寛容な時代」は、左右の原理主義や宗教原理主義が活性化するために弱肉強食から格差拡大させ,弱者や高齢者は早く死ねということになる。そして暗殺やテロリズムの思考と行動を台頭させ、戦争の瀬戸際に押し進めることになる。この時代はユーロ脱退と国債のデフオルト(支払停止)を主張する政党が勝利する。そのため、全世界の株式と金融市場の震撼は避けられないことになる。

そして多数意見は正義・善であり、少数派の意見は間違っているので、転向しなければ抑圧排除してもよろしい、という常識になる。当然間違いなんですが,政治現象の周期は、約20 年間多数派の思考と行動に統合されるが、次の約20 年間は、統合を破壊する少数の原理主義・教条主義の思考と行動に寛容な時代になる。そして、その次の20 年間は、左右原理主義の一方を修正して統合させて進行する。

そのために,いっそ古いルールをブチ壊した方が手っとり早いと、ルールをブチ壊せと怒号する思考と行動の独裁者を待望する。それが第一次信用縮小恐慌下のヒットラーなどを生み。第二次信用縮小恐慌下の奇人・変人の小泉氏,そして軍国後継内閣の安倍氏になる。


02. 2014年8月06日 00:49:24 : YxpFguEt7k
「民主党は、フリーメーソン・イルミナティが設立した政党であるにもかかわらず」
⇒証拠を見せてほしいものだよ。そこ以外はうなずけます。

「米国流の弱肉強食社会に対して、もう一つの類型が自由主義社会陣営に存在する。それが、北欧型の福祉社会だ。」

⇒昔の民主党は、「「市場万能主義」と「福祉至上主義」の対立概念の否定」を基本理念としていました。似ていますね。自由主義経済なのに福祉が充実する社会。いいですねぇ。目指しましょう。

植草氏、がんばってください。応援しております。


03. 2014年8月06日 02:16:14 : YxpFguEt7k
池田清彦氏
「安倍の主張は約めて言えば、
平和のために戦争したい。
国民のために戦争したい。
戦争をなくすため戦争をしたい。
というむちゃくちゃな主張だ。
よっぽど戦争が好きなんだね。」
https://twitter.com/IkedaKiyohiko/status/496624688496271360

戦争より平和を愛する人に投票しましょう。


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