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官僚の腐敗!
http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/417.html
投稿者 天橋立の愚痴人間 日時 2014 年 8 月 04 日 09:46:01: l4kCIkFZHQm9g
 

 まずはフリー百科事典『ウィキペディア』により官僚の概念を追ってみる。

(定義)

 官僚とは、通常、行政機関において企画立案等に携わる公務員、特に中央省庁の一定以上の地位にある国家公務員を指す。 ただし、官僚という語は法律用語ではないため明確な定義は無い。 一般に、政策立案、国会への対応、公務員の人事、出先機関や特殊法人・公益法人等への指揮監督、民間企業への監督・指導・許認可等の政策決定に関して大きな影響を与えうる権限を付与される地位にある者を指す。

(職務 1 予算)

 日本においては、予算は、まず内閣府の経済財政諮問会議において基本方針が立てられ、各省庁の予算の細部については、財務省の主計局が審査を行い、内閣が予算を作成し、国会の議決を経る。 各官庁では、大臣官房の会計課長が集計、管理する。 また、各局長が主計局と折衝し、国会議員への根回しを行う。 経済財政諮問会議や財務省主計局は、予算を通じて国政全般を仕切るところであるとも言える。

(職務 2 法案)

 法律の制定は国会の仕事であるが、実際には官僚主導で内閣が議案を提出し国会で制定されることが多い。 これは、各官庁の大臣官房の文書課長、各局総務課長や審議官を中心として案を総め、国会議員への根回しを行う。

(職務 3 人事)

 各省庁の大臣官房の秘書課長、官房長、事務次官がキャリア公務員の人事、天下り先の確保を行う。

(職務 4 指揮・監督・許認可)

 指揮、監督、指導、許認可はレベルがあり、場合によるが小規模の案件は地方局や地方公共団体(都道府県など)で行い、大きな案件は中央官庁で行われる。 各局の担当官にて執行される。

(職務 5 政策)

 官僚は政策の企画と施策を行うことが多い。 この実現方法としては、法令の制定、予算確保による補助金や施設の発注、行政指導や許認可による民間企業へのコントロールという形を取る。 内容的に上記の「予算」「法案」「監督・指導・許認可」に含まれるとも言える。 この政策をまとめる局は、各省庁の筆頭局となることが多く、他局間の調整を行う。

(各国の官僚任用制度)

 国家公務員は、世界的に、上級ポストとその候補者(キャリアと呼ぶ)、および下級職員を分けて採用する国が多い。 通常、官僚とは上級ポストの公務員であるため、ここでは各国の高級官僚(世界的に見て慣例的に局長クラス以上を指すが、場合によっては本省・本府審議官または課長級以上を指す場合もある)とその候補生の登用・昇進システムを説明する。

 この登用・昇進システムは各国によって相違がある。 主には、日本型(科挙型 メリット・システム)、アメリカ型の猟官制度(スポイルズ・システム)、高級官僚が貴族や一部の門閥で占められているタイプに分けられる。

 更に官僚には、主に文官(いわゆる行政官)と武官の2つがある。 また行政官には事務官と技官の二種類が存在する。 武官は、各国軍部の大学校卒業者をキャリアとする国が多い。 ここでは、行政官について説明する。

(アメリカ合衆国)

 高級官僚は、大統領の交代と共に入れ替わる。 通常の公務員は課長クラスまでしか昇進しない。 アメリカでは、官僚の社会的地位は日本などに比べると低い。

(フランス)

 メリット・システムと、スポイルズ・システムの折衷型である。 フランスは、日本以上にキャリア選抜が険しく、又日本以上に烈しい官僚政治国家としても知られる(近年では、政治家の地位の方が上になって来てはいる)。 官僚の社会的地位は日本より高い。 事務官キャリアは国立行政学院(ENA)出身者で占められ、技官キャリアは理工科学校卒業生で占められる。 高級官僚は、政治家の意向によって、キャリアの中から選抜される(政治任用)。

(イギリス)

 日本と類似したメリット・システムによるキャリア制度となっている。 試験名の日本語訳によっては、高等文官試験と表記されることがある。 1855年に開始。 インドの高等文官試験に影響を与えた。
オックスブリッジ(オックスフォード大学、ケンブリッジ大学の2大学)と呼ばれる学閥でキャリアが占められている。
余談であるが、イギリスでは貴族制は残っているが、それは上院の世襲議員という形である。

(インド)

 イギリスとほぼ同様のシステムとなっている。 試験名の日本語訳によっては高等文官試験と表記される。 東インド会社がインド省になった際に、現地のインド人にも高級官僚の登用のチャンスが与えられるようになった。 インド独立後には名称が若干変更された(Indian Administrative Service)。

(ドイツ)

 元々日本のキャリア制度は、ドイツの公務員システムを参考にして作られた。 しかしその後の歴史的経緯から、ドイツはフランスと同様にメリット・システムと、スポイルズ・システムの折衷型に落ち着いた。

 公務員は「官吏」(いわゆる官僚)と「職員・労働者」で構成される。 官吏の中で政治的官吏(高級官僚)は、キャリアの中から政治任用される。 キャリアになるためには、大卒後2年の準備勤務を経て高級職ラウフバーン試験に合格する必要がある。 高級職ラウフバーン試験は司法試験も兼ねており、合格すると弁護士になることもできる。

(日本のキャリア制度)

 日本における高級官僚とその候補生の登用、昇進のシステムがキャリア制度(キャリアシステム)と呼ばれる。 採用時の試験区分によって選抜された幹部候補グループ(「キャリア」と呼ばれる)は、その他の職員(「ノンキャリア」と呼ばれる)と区別して一律に人事管理が行われ、より早いスピードで昇進、高級官僚ポストをほぼ独占する。

 しかし、各省庁毎にシステムが若干異なり、また省庁ごとに違う意味で捉えられることが多いため、統一的な定義はない。 またどういう人までをキャリアと呼ぶかも、各省庁で違う。

 一般的には国家I種の「行政」「法律」「経済」区分に合格した者を指すことが多いが、広義には技官を含めた国家I種合格者全体を、限定的には国家I種の「法律」区分に合格した者のみを指すことがある。 狭義ではI種合格者の中でも本省(内局)に採用された者のみを特にキャリアとみなし、外局や地方支分部局で採用された者をこれに含まない。

 また、法務省においては検察官がキャリアとして扱われたり、非常に多くの職員を抱える警察組織においては国家II種警察庁採用の職員が準キャリアやセミキャリアなどといった俗称で形容される待遇を受けるなど、例外も多い。 「制度」とは呼ばれるものの現行のキャリア制度について法的根拠は存在せず、全くの慣行として事実上の運用がなされている。

 昇格や給与などの待遇は他の公務員(ノンキャリア)と比べ物にならないほど良いと思われがちだが、明らかな差がつくのは入省して相当の経験を積んでからとなる。 キャリアはノンキャリアに比して責任の重い仕事が割り振られることが多い。 また、定時終業など先ず望めず、退庁時間が非常に遅くなることも少なくない。

 ほぼ全員が本省課長クラスまで横並びで昇進し、その後熾烈な出世競争をくぐり抜け、脱落した者は省庁の地方支分部局、地方公共団体、外郭団体などの幹部職員として出向したり、民間企業に再就職あるいは政治家に転身する。

 一部は高級官僚(慣例的に本省局長クラス以上を指す)まで昇進し、一般に同期入省又は後年入省の事務次官が誕生するまでに、同年次のキャリア組は退官する。 これらの慣行から生じるのがいわゆる「天下り」であり、この意味において「天下り」はキャリア制度の一環を成しているといえる。


 以上のように、世界の各国とも自国の経営に出来るだけ多くの能力のある人材を確保するために官僚の選抜には特別の計らいをしている。 一般の公務員に対するように単なる公僕として認識しようとは思わないが、彼らには一般の人々より高い倫理観と道徳観、国民全体に対する責任感を持って職務に付いてくれることを期待している。

 それなのに、ことさら「官僚の腐敗」と銘打って、このような記事を主張させるものは何であるのか。

(官僚の腐敗  予算)

イ 予算の配分において、省庁間の権益を守ることを重視し、国民全体の観点からみた必要に応じた対応をしない。 (税金の使い方の不活性)

ロ 特別会計の闇  一般会計の2倍を超える特別会計(200兆円超)は国会の承認を得なくて良いことになっている。 例の特殊・行政法人が含まれているのだが、その経理的全貌は誰にも掴めないほどに魑魅朦朧としたものである。 最早、官僚はこれらについて責任を取ることが出来ない。

ハ 警察・検察を含む全ての官庁で機密費、渡し切り費、特命発注による不正利益供与、水増し請求などで裏金つくり、また住宅・保養所などで公務員の福祉には十分な予算をつけるなど税金を私物化している(背任・詐欺・泥棒行為)

(官僚の腐敗 法案)

イ 法令の作成において、告示・細則などを多用することで内容を曖昧なものにし、後の裁量権を確保する。

(自己の権益の確保)

 このことは、許認可などの場合の行政指導がやたらと多く、民間の業者が官僚にへりくだざるを得ない事の原因にもなっている。 他方、人権擁護などで実際には法令の規定が無いために憲法で擁護されるべきにも関わらず泣き寝入りを余儀なくされている人事例が多く発生している原因にもなっている。

ロ 行政の責任が問われる不都合が起きると、既存の法令の不備として新たな法令を作ることを常とし、行政が取るべき責任を回避する。 (責任逃れ)
大きなもので道路公団民営化、社会保険庁分割民営化問題、他に耐震強度偽装問題などがそうである。

ハ 故意に、不要となっていたり、時代に合わなくなっている法令の整理をしないで、複雑怪奇な法体系とし、議員などが新たな立法を作ることを阻害している。

ニ 我が国では違憲立法審査権が今までに数例しか発動されていない。 ドイツでは数百例を数えるそうである。 これは、無過失せいなどを掲げる思い上がった行政の体質からきている。 特に司法の分野で弊害が多く発生している。

(官僚の腐敗 人事)

 早期退職制度などの慣習を勝手に維持し、天下り先の確保に躍起となり、そのための多くの外郭機関の設置なども行っている。 渡り鳥などと言って、退職金を集め歩くようなシステムなど、人事として許されたものではない。
また、これに費やす税金の額は膨大である。 (特殊・行政法人への補助金は年間10兆円を超える)

(官僚の腐敗  指揮・監督・許認可)

イ 指揮・監督・許認可権を握った官僚の横柄さはこの分野で官庁と接触する人は嫌と言うほど経験されていると思う。 始めから業者を犯罪予備軍と決め付けたような対応は余りにも思い上がっている。

ロ 上記の事が起きる原因に、先に述べた官僚の裁量権の問題がある。 関係の法令が明確であれば、単なる届け出ですむものを、相談の余地が残されているので業者は其処を狙って官僚と折衝する。 それが官僚の付け目である。 指揮・監督・許認可はこのような状況下で行われている。

(官僚の腐敗  政策)

イ 資本主義経済体制のなか、グローバル化は避けられず、それに取り残される企業が多く出てくる事は、海外の事情からも判っていたはず。 それに対応する何の施策も打ち出せない。

ロ 農業の自給率の低下に関して何の対応もしてこなかった。

ハ 少子化の問題などは30年も前から判っていたはず。 これも年金や福祉政策の面で何の対応もすることは無かった。

ニ 教育問題など他のいろいろな国のかたちをなさねばならない事柄に対して余りにも無策でありすぎた。

(まとめ)

 何処の国でも官僚は自国の繁栄の支柱とも思い、彼らに期待し、そのように待遇しようとしている。
その国民の期待に反して、官僚としての業務の中に上記のような自身の為の行為を公然と盛り込んで良しとしている。

 また官僚個人は、それなりの使命感により真面目に仕事をしているようであるが、同時に総体としての官僚組織の腐敗については見て見ぬふりを通している。 そしてその恩恵にあづかる事を期待もしている。 其のこと自体が国民に対する背信行為であるのだが、集団で綿々と続けられている実態に罪悪感をもたない。

 ここに述べてきた官僚批判は、政治家に問うべき内容と重複していて、全てを官僚の性にするには反論もあると思うが、その政治家にも全てを期待できるほどの内容が求められないのが現実である。
政治家と官僚は一卵性双生児のごとく協力してこそ国家は正しく運営されるものである。

 この意味で過去半世紀の我が国は、前向きの経営がなされていたとはとても思わない。
現代は格差社会の入り口にあり、長年先送りされてきた根本的な諸問題に対応しなければならない。 この国のかたちを改革しなければならない。

 政治は選挙があり、比較的容易にやり直すことが出来る。
他方、官僚組織は、特定のリーダー(責任者)がいないことが災いし、怪物と化した組織を簡単に制御できないであろう。 内部からの改革は至難と考える。

 此処は、政治改革が先行し、官僚諸氏は政治に従っていただかねばならない。
官僚一人一人が組織のしがらみを離れ、原点に帰っていただくよう要請する。

http://www.kyudan.com/toukou/amano05.htm  

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コメント
 
01. 罵愚 2014年8月04日 11:07:29 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
>政治は選挙があり、比較的容易にやり直すことが出来る。

 出来ないから、こんなスレッドがたつんだろうに…


02. 天橋立の愚痴人間 2014年8月04日 11:20:48 : l4kCIkFZHQm9g : APei2AcP2w
罵愚 さん

あなたも解った上でのコメントでしょうが、官僚機構を国民が直接粛清する方法は有りません。

肝心の行政の長である内閣が、官僚共に組み敷かれていて、これを糺すこともできません。

それは民主党政権が官僚に対して無力であったことが証明しています。

ですが、やはり政治を糺し政治が官僚をコントロールしなければなりません。

そうして政治を糺すことは国民の決意次第でできるのです。

民主党のことは予想外のことで、二度と同じ間違いをしてはなりません。

ここでいう官僚の腐敗は、我々の敵がなんであるかを確認し、再び自民党政権を打倒する為の指標と思って出しているのです。

官僚とは、このようにどうにもならない悪の権化なのです。

なんとしても自民党をつぶし、官僚共に手を掛けたいものです。

その為に、官僚と対峙出来る政党を選ばねばならないのですが、そこは政治詐欺師が横行している現在、至難の業のようですね。

国民が目が覚めるためにも、官僚の腐敗を赤裸々に見せつけることも必要ではないでしょうか。


03. 2014年8月04日 12:06:29 : nJF6kGWndY

叩くだけではなく。評価し育てることも考えないと

崩壊が加速するだけだな

http://business.nikkeibp.co.jp/article/topics/20140731/269504/?ST=print
「田村耕太郎の「経世済民見聞録」」
頭に来てもアホとは闘うな 世界との差を痛感しつつある霞ヶ関官僚たち 日本の官僚はこのままでは世界と戦えない!(その1)

2014年8月4日(月)  田村 耕太郎

 多くの国民が日本最高の頭脳と信じている日本の霞ヶ関官僚。政治家もメディアも彼らに対する不満を漏らすものの、日本最大のシンクタンクとして当てにしている。しかし、彼ら自身は、他国の官僚たちと競う国際舞台で、彼我の力の差を見せつけられて自信をなくしている。

 高度成長時代は欧米に政策立案のモデルがあった。だが、グローバル化、テクノロジーの進化、高齢化などの変化が史上最大のスケールとスピードで進む現在、霞ヶ関官僚たちは、率直に言えば、何をやればいいのか分からなくなっている。

 そして、自分たちの国に有利なゲームを展開できるように、世界の官僚たちが仲間作りをしている時に、霞ヶ関官僚たちはネットワーキングの機会さえ失っている。

 その背景には政治と政府の無作為があると思う。公務員制度改革が叫ばれるものの、公務員の力を引き上げる施策はない。官僚バッシングと同義語になっている。その裏には、政治家と官僚がつぶし合いをしていても日本は大丈夫とのおごりがあったのだと思う。しかし、ここにきて、政治家も官僚も連携して自らをレベルアップしないと、日本のために有効な政策を作り実施することができなくなってきている。今回は日本の官僚を取り巻く世界の現状とやるべき改革について、シンガポールからの提言第一弾として記してみる。

 シンガポールに引っ越して最初の仕事が大仕事であった。衆議院の内閣委員会の幹部(委員長及び理事)を当校(国立シンガポール大学リークワンユー公共政策大学院)にお迎えした。委員長は柴山昌彦衆院議員。同議員は、自民党初の公募で勝ち残り、2004年の衆院選で初当選。外務政務官、総務副大臣を務めた経験を持つ。


世界の官僚は継続的トレーニングを欠かさない

 当校に来られた目的は、所管である公務員制度改革について議論するためである。当校はASEAN(東南アジア諸国連合)10カ国を中心にインドや中国、アフリカ諸国などの幹部官僚に向けた研修を手掛けている大学院で、今年が開校10周年。今までに世界80カ国から訪れた1万1000人以上の官僚、NGOリーダー、大企業の社員に人材研修を施してきた。アジア版ケネディスクールと呼ばれるゆえんである。

 ここに兼任教授として赴任して感じるのは、世界の政府職員は継続的なトレーニングを受けていることだ。課長になっても、局長審議官クラスになっても、国によっては次官になっても、ここでトレーニングを受けている。

 ところが、霞ヶ関はどうだろう。ご存じのようにジュニア(若手)の課長補佐時代に、2年間の留学をするものの、それ以降、体系だった研修を受けることはない。筆者が知る官僚たちは「2年間の留学も研修とは思われていません。こき使い過ぎたので、少し骨休めしてこい!という意図を強く感じます」という。

 衆院内閣委員会の幹部である政治家の皆さんには、私と実務者研修担当の副学長ドナルド・ロー氏から継続的研修の必要性を訴えた。

 今、日本政府がかつて経験したことのない事態に直面している――グローバル化、テクノロジーの進化、気候変動、高齢化など欧米が出した答えを真似るだけで済んだ時代は終わった。

 加えて、米国の外交力の低下と中国の台頭で、アジアのパワーバランスはこれからも大きく揺れ動くと予想される。それが安全保障から経済まで少なからぬ影響を与える。

 それでも官僚たちは、国民の生命財産を守り育てるために、日夜、政策や予算を作り続けなければならない。

国際的な政策競争に勝てない霞ヶ関

 こうした時代において、それぞれの政策課題の本質を理解し、正しい対策を出すには幅広い知的基盤が必要になる。そのため、どこの国の政府職員でも「一生勉強」が必然になっているのだ。ちなみにここシンガポールでは、どの職階にある官僚も年間最低100時間の研修が義務付けられている。

 答えがないにもかかわらず、国際的な「政策競争」は激化していく。簡単に言えば、人材と資金を自国に引きつけるための競争だ。日本も東京を特区に指定してその競争に参画するつもりだが、シンガポールや米国との競争は楽ではない。シンガポールは、建国以来半世紀にわたって、人材&資金を引きつけることに力を入れてきた。米国に多くの移民が集まってきたのは、こうした魅力があったからこそだ。世界的な政策競争に勝つには、国際舞台で他国の“同業者”に負けない力量が求められる。

 官僚の国際的ネットワーキングも重要になってきている。国際的な「政策協調」や「世論形成」の必要性は増す一方だ。エネルギー・環境問題など国をまたがって連携すべき政治経済イシューが増加している。またTPP(環太平洋経済連携協定)や領土問題、歴史認識や国連常任理事国入りなど、各国政府は自国に有利な国際世論&ルール設定に向け、「仲間作り」に余念がない。

 海外主要国における世論形成の成否が、日本のプレゼンスに大きく影響するのだが、日本の影響力は弱いままだ。日本では、中国・韓国の動きは「世界から嫌われている」との報道が多い印象を持つ。確かにそういう面もある。だが、中韓は欧米を味方につけるため、戦略的な世論形成に余念がない。一定の成果を上げているとの見方もある。

 国家の競争力は、「政府の能力=国家公務員の能力」で決まるのだ。政府に求められる力は、前述のごとく以下の2つだと思う。

(1)激変の時代に魅力的な社会システムを「デザイン・実行する」能力
(2)自国の価値・主張を効果的に発信し「他国を巻き込みリード」する能力

 そのため世界各国の政府は、
(1)政策大競争でしのぎを削り、
(2)世界のルールを決める場での仲間作りに余念がなく、自国の価値を発信するためにあらゆる手段を用いる。

 このため、官僚の能力を継続的に育成することに、相当な規模の投資を継続している。その事例を当校では日常的に目の当たりにしている。

意識ある官僚たちの嘆きのつぶやき

 そんな中で日本は、世界の政策競争で勝ち抜く能力を磨く余裕を官僚から奪い、磨耗させている。「公務員制度改革」と言えば「公務員叩き」ばかりで、公務員のモチベーションを高める改革はない。優秀な人材は投資銀行や渉外弁護士のような民間の仕事に逃げてしまう。せっかく入った良い人材も、1年中、国会に拘束される。答弁の準備のために深夜まで残業せざるを得ず、「磨耗」するばかりだ。前述のごとく、官僚の能力開発は30代前半の課長補佐時で終了してしまう。管理職になって以降、十分な能力開発が施されることはない。

 こうした中で霞ヶ関官僚は、国際的な政策競争の中で、彼我の実力差を痛感している。できるだけ責任を取らず、もめ事を避けるために、「そもそもあいまいな日本語の中でも、さらにあいまいな表現を多用して文書を作る。英語で議論する時に、外国人にも通じるロジックを作る力が弱い」(A官庁中堅幹部)。例えば「日本経済は力強い動きを見せている」という表現が、霞ヶ関の分析で多用される。「力強い」の意味は曖昧だ。「動き」も、増えているのか減っているか、右なのか左なのか。何とでも解釈できる。

 世界での仲間作りりもままならない。
 「プレゼンテーションする力も、新興国に負けている。中国にも韓国にもだ」(B官庁中堅幹部)。我流で鍛え、個人として戦えている官僚もいる。だが、体系的なトレーニングを受けていないので、政府全体のレベルでの出来は悪い。プレゼンの内容はともかく、それ以外の立ち振る舞いのレベルはトレーニングが規定する。日本の官僚は立ち居振る舞いに自信がなさそうだ。

 それが国際会議の前後に開かれるカクテルパーティーなどの場で表われてしまう。本来なら仲間作りの絶好の機会だ。だが、自信がないから、懇親の場で積極的にコミュニケーションを取ることができない。ここでもトレーニングを受けていれば、他国の“同業者”の関心を引くトピックや、うならせるジョークを提供することができるのだが…。

 シェークスピアの一節を引用し、シニカルなジョークを英語でちらりと披露できる人材を、中韓は大量に生産している。だが、組織的にトレーニングしていない日本は、個人の力量に頼るしかない。「世界のエリートの必読書を読むことから始めないといけないが、日本の官僚にはそんな時間がない」(C官庁中堅幹部)。

 国内業務に従事する官僚も、政策立案が急速に複雑化、多様化している中でインプット不足に悩んでいる。「声の大きな学者が言っていることが正しいとは思えない。だが、自転車操業的に日々暮らしているので、有効な反論材料を用意することができない」(D官庁中堅幹部)。

 「日本にとって何が優先度の高い政策なのかを考える知識や時間がない。なので、自分の所管行政の庭先だけきれいにしようとしてしまう」(A官庁中堅幹部)。

 「人口減少に対応して医療福祉政策、国土政策、地域産業政策を統合することが必要だ。なのに、自分が担当する分野以外の知識がなく、違った行政分野からアプローチする視点を欠いている」(C官庁幹部)。人口が減少する環境における医療福祉政策には国土・地域の視点が欠かせない。であるにもかかわらず、医療福祉政策の当事者にそうした知識はない。

 「産業構造や企業行動が激変しているにもかかわらず、出来上がる政策は伝統的なものにとどまる。補助、税制、金融、規制緩和などの域を出るものがない。インプットを増やして、政策のレパートリーを増やしたい」(B官庁中堅幹部)。

 霞ヶ関官僚の多くが口を揃えて主張するのは、「意欲的な官僚は独自に勉強するが“我流”になりがち。官庁の幹部は、能力開発は個人の課題と考える傾向が強く、研修を軽視している」ということ。「我流」ではなく、国家として、組織的かつ継続的な取り組みが必要だと思われる。

 次回は「日本政府レベルアップのために何が必要なのか?」について私が議員の皆さんに訴えたことについて述べてみたい。

頭に来てもアホとは闘うな!

 このコラムの著者である、田村耕太郎さんの最新刊が発売になりました。人間関係の悩みを抱えている人に向けた一冊です。
 田村氏が自身の経験を元に考えた、対人ストレスや時間のムダを減らす方法、自分に協力してくれる味方を増やす方法をお伝えします。
 若手社会人、中間管理職の方にお勧めです。


このコラムについて
田村耕太郎の「経世済民見聞録」

政治でも経済でも、世界における日本の存在感が薄れている。日本は、成長戦略を実現するために、どのような進路を選択すればいいのか。前参議院議員で、現在は米イェール大学マクミラン国際関係研究センターシニアフェローを務める筆者が、海外の財界人や政界人との意見交換を通じて、日本のあり方を考えていく。


04. 2014年8月04日 18:01:28 : wyxUqJLQdI
官僚が腐敗してるのは社会が腐敗しているからだ

官僚が社会を腐敗させているわけじゃない

腐敗した社会からは腐敗した官僚しか産まれてこない

腐敗とは何か?

腐敗とは権威主義である
腐敗とは徒弟制度である
腐敗とは国家主義である
腐敗とは偶像崇拝である

腐敗とは儒教信奉なのだ


05. 2014年8月04日 18:05:44 : 8z0JTJjQpY
日本のシステムだけは、世界に例のない

「シロアリ・システム」だから

比較できない。

絶対ムリ


06. 2014年8月04日 18:36:57 : weJWFh0lS2
>>。ヨ公務員」個人は、それなりの使命感により真面目に仕事をしているようであるが、同時に総体としての官僚組織の腐敗については見て見ぬふりを通している。 そしてその恩恵にあづかる事を期待もしている。 其のこと自体が国民に対する背信行為であるのだが、集団で綿々と続けられている実態に罪悪感をもたない。

全くそのとおりです。

我々の生活をよく見まわすと、24時間の大半を公務員に制御されている。

いたるところで、バカでズル賢いと見なす国民を、自らの責任を回避するための抑制行政を使命として国民を制御している。

つまり、この国の現状の直接原因は、公務員の堕落行政にある。

太平洋戦争が終わって、民主主義の理想が展開され、それに公務員が誠意と従順で行政に携わった数十年間の日本の劇的な変化発展が証である。

しかし、公務員は民間が神武景気をうたっていたとき、何の見返りもないことに、しっかりと反省し、景気に左右されない自分達の生活を確立することに集中した。

末端の公務員が、自分達が厚生医療で特別な恩恵を受けていることを、何のためらいもなく吹聴するのを耳にはさむ。


07. 天橋立の愚痴人間 2014年8月04日 19:28:45 : l4kCIkFZHQm9g : APei2AcP2w
以下は高山渚氏が糾弾掲示板に投稿された時の記事です。
http://www.kyudan.com/toukou/nyanfo.htm

官僚は伝統的にエリートですね。これは間違いない事です。みんな勉学に励んで数々の試験を突破して官僚への道に進んでいきます。東京大学はもともと高級官吏を育成するところでした。

 明治時代から、官吏(公務員)は一般市民の憧れの的でした。公務員とはいっても、今のような公僕ではなく、あらゆる職業の中でスター的な存在でした。 社会的な地位、報酬などで他に肩を並べる職業はなかったのです。 また、この時代の官吏はまさに天皇に仕えるものであり、純粋な誇りを持ち、高台から慈しみの目で国民を眺め、倫理を持って職務にあたっていたらしい。

 しかし、国民へ主権がわたり、官吏は国民に仕えるようになった時、その倫理意識は消えてしまったようです。

 第二次大戦後、昭和21年(1946年)、フーバー調査団が公務員制度改革構想のための調査で得た印象は、官吏が公務員として相応しくない態度をとっている、という事だったそうです。 フーバー調査団の原案をもとに、国家公務員法が翌22年に可決されました。この時から官吏は公務員、公僕になりました。

 しかし、昭和24年にフーバーが再び来日して次のように語ったのです。

 『どうにも感心しかねる態度の官吏が相当多数見受けられます。 これは特に一部の高級閣僚に見られるもので、彼らは、主権が国民にある事が認められない環境に在って任用され、訓練され、昇進してきたものですから、今、俄に主権在民の観念を体得して、これを日常執務のうえに活かすということがなかなか困難なのであります。 これらの人々の中には、一般国民が主権を有し、官吏が国民に奉仕するなどとは馬鹿馬鹿しい事だと考えているものが遺憾ながら少なくない。 彼らの大部分は一般国民に対して無関心であるか、又はこれを軽蔑していて、官途につくことは、将来自分の富を成し、自分の尊貴を得る途(立身出世、富貴栄達の途)と心得ているのです。 一般国民のためにつくす機会を得るのだとは考えていません。 ・・・かかる官吏は民主国家の行政官として不適任なことは申すまでもないこと、彼らが長くその地位に留まっていることは日本国民の自由に対する一つの脅威となるであろうと思われます。』

このコメントは、驚いた事に55年後の現在でも、そのまま賛成できてしまいます。

(引用終わり)

現在の高山渚氏の「官僚を撃て」ブログ
http://n-takayama.cocolog-nifty.com/blog/


ここに言われているように、もともと我が国の官僚は、明治維新に伴って徳川幕府及び諸藩武士が横滑りで採用されたものです。
但し使えるのが天皇であり、天皇の吏僚としてありました。

それが封建的と言えば、そうでもなく天皇を助ける為に国家の事を考え、その使命に忠実でもありました。

問題は前述のフーバーの言葉通り、戦後生き残った官僚群は身分を天皇の吏僚から聞きなれない公務員、公僕とされましたが、ここでも横すべり、横柄さだけが残り、天皇に代わって国民をいただくと言う意識はありませんでした。

それどころか、やがて奴らは己らを主体に考え、己らが国を動かしているように思いはじめました。

戦後の一時期は、まだ国家を大切に思い精勤を励んでいても、池田政権が出来、オリンピックを開く様になって復興も一段落し国家の余裕が出てきた時期に、国家繁栄の甘い汁を吸うことを覚えました。
田中角栄との癒着は官僚共にすっかり自信を持たせ、あとは御存知とおりやりたい放題です。

元は徳川将軍、明治維新以来天皇に仕え国家の切り盛りをやってきた連中は、古代中国の宦官政治よろしく時の政権を棚上げにし、国を弄ぶ様に堕落しました。

優秀な官僚と言う表向きの名とは違い、その本質は斯も薄汚い連中なのです。
この官僚群を国民の下僕(公僕)となすのは、もはや粛清と言う手段より残されていないのが現実です。

そう簡単に100以上持ち続けた権力を手放すはずはないでしょう。
官僚との戦いは、このようなものなのです。


08. 2014年8月04日 19:32:24 : APei2AcP2w
誤⇒そう簡単に100以上持ち続けた権力を手放すはずはないでしょう。

正⇒そう簡単に100年以上持ち続けた権力を手放すはずはないでしょう。


09. 2014年8月05日 01:19:11 : QBrYpzDGwo
  官僚、官僚といっても、租税国家における官吏であるから、いわゆる組織体の事務担当者である。事務担当者とは、例えば会員制組織における会計担当者と同様であるということだ。
  会員制組織においては、会則案の作成も、会則の決定も、また予算案も、予算の決定も、会員の総意で決める。会員総会において会員自身が決定している。
  そして会員制組織の会計担当者は総会において決定された事項について誤りなき事務処理をする。一円たりとも、会計担当者の一存で会費を動かしてはならない。会員の総意に基づいて粛々と事務処理をするのが会計担当者の任務だ。
  我が国は租税国家であるところから、徴税は会費のようなものであり、納税者から税を徴収し、それを国会において予算の使途の優先順位を決め、その法案の通りに官僚機構は粛々と予算の執行をするからこそ、主権者国民の公僕ということになっている。
  ところが、会則にあたる法律の案まで官吏が作り、また徴税した税金の使途についても大まかな基本法が可決されれば詳細な部分は細則、通達、行政指導で決定してしまう。だからこそ、財務省には毎年内外のロビイストが押し掛け、予算を少しでも多く取ろうと画策するのである。その過程で、様々な贈賄が介在する。例えば過去にはノーパンしゃぶしゃぶでの大蔵省官僚接待などが問題になった。
  こうなると、議会というのは予算の細目の決定に殆ど関与出来ていないことがわかる。官僚が深夜までかかって政権党のトップに対して法案の説明に力を入れるのは、例えば会員制組織において会計担当者が会費の使途について、会長始め会のトップを説得しているようなものであり、全くのところ、その会の運営は会計担当者の胸先三寸となっているということである。
  勿論、国家予算は膨大であるから逐一国会で決定することは不可能としても、幾ら何でも政治の行政への介入などと揶揄されるいわれは無い。本来は詳細に予算の使途を議会が決めるように努めなければ、膨大な税金が官僚という単なる会計担当者によって自在に運用されてしまうのは周知の通りである。
  また、官僚による通達や行政指導を駆使した野放図な予算の使い方について行政訴訟を起こしても、彼ら官僚は被告になる事は無く、被告は所轄大臣であり、即ち彼を選んだ主権者が被告席に座ると同様なのである。
   会員制組織の会計担当者の事務については会員が責任者であると同様、主権者国民が結果責任を負うということからも、官僚は国民の被雇用者であることが明白である。被雇用者である官僚が政治の行政介入などとして予算編成の際に主権者側を排除しているような状態は本来有ってはならないのである。
  「官僚が政策を作り予算を作る」、などと言う間違った前提に立っている限り、いつまでも主権者国民が予算の使途について権限を行使出来ず、責任だけを負うシステムが続くことになる。こうなれば最終責任を取らない官僚はやりたい放題である。二年も経てば異動し引き継ぐことで、個人の足跡は全く残らない。
  官僚が優秀であるべきなのは立法府を尊重し、あくまでも主権者側の意志決定によって予算を執行するものと認識している実務者としての側面であろう。
  いくら優秀だからといって本来は官僚が議員と同様に法案を作ったり、予算配分を決定したりと、議会や議員の任務を遂行してしまう状況は完全な行政権限の濫用である。
  

10. 2014年8月05日 05:45:52 : b7NDmqZgdk
4は
逃げ口上述べてる、
官僚だな、
君が腐敗の原因だよ、

11. 2014年8月05日 15:10:55 : YkND46B6pk

02.よ、03.の方に理があるように見える。

お前はまんまし民主党政権が誕生する前と同じやり方で官僚批判しすぎてる。

あんまし憎しみを込めて批判したり得意になるのは止める方が目的が成就しやすいと思わないのか。

バカウヨだって同じ日本人なんだよな。

憎いのではなく切磋琢磨がしたいだけなんだよ。

分かるか?愚痴人間よ。


12. 天橋立の愚痴人間 2014年8月05日 15:25:27 : l4kCIkFZHQm9g : JgeGCMmHkL
官僚が、泣いて喜ぶことを言う

>11 自身、官僚なのだろう。

国民の敵、官僚を葬りされ。

官僚などを、褒めて使えなど。

馬鹿馬鹿しい。

官僚は、子供ではないのだぞ。

本当に、信じられない腰抜けが繁殖してしまったものである。

平和ボケした日本には。


13. 天橋立の愚痴人間 2014年8月05日 16:18:41 : l4kCIkFZHQm9g : JgeGCMmHkL
「官僚共を擁護される方がいるようなので、官僚の腐敗最新版」


公共事業の発注などで、設計図と言うものは指針であり、具体的な問題の解決は請負業者がするのだと言う風潮になっているようです。
やり方は、請け負った業者が解決策を提案せよと言うらしいです。
大手業者などは実績があり言われなくともそんなものは朝飯まえ。
分厚い提案書を持って行けば大層喜ぶようです。

私などは、それが設計と思っているのですが。

公共工事における設計事務所や管理事務所などは、官僚が名目上でおいている責任逃れの為の組織に過ぎず実質は業者の責任でやらせ、万が一不都合が起きたときな設計事務所、管理事務所の責任を取らせる二重のガードを働かせているのです。

このようなことで驚かれてはいけません。
最近は、民間活力の利用と称して、工事費の大半を請負業者持ちで発注するといいます。
どのようなことかと言いますと、ここに共同住宅を造る為の予算が3億円あるとします。

これで作れば3億円の建物1棟のみ。
そこで業者に提案し、業者の財力で3棟、9億円の仕事をしてもらいたい。
事業がうまく展開できれば、その中から建設費を出しましょう、と言うもの。

うまく言っても6億円を回収するには10年以上かかります。
官僚ともは、それに耐えうる請負を募集し、更に悪質なのは、各社毎に、どれくらい好条件を出して来るのを審査することが入札らしいです。

極端なたとえで説明しましたが、実際に、既に、このようなことが行われているようです。
民間活力の利用とかいう、聞いたような言葉で。

官僚とは、ここまでのことをやる悪魔のような存在なのです。


これに似た問題ですが、ずっと以前に(30年)、以下のことを経験しました。

民間の悪徳ディベロッパーが、市街地にテナントビルの建設を思いつきました。
テナントビルと言っても小売店舗を想定していますので、要するに市場にようなものを造ることを計画しました。

設計図は普通に準備していましたが、入札に参加する請負業者との契約内容は、手付金以外は、テナントとの契約料、入店費から支払う。かつ、そのテナントは請負業者の責任で探してくる、と言う条件でした。

工事の規模としては大きな方なので、これに引っ掛かる馬鹿な業者も出てきます。
そのご、どのようになったか知りませんが、ある程度の入店はありテナントビルは営業を開始しましたが、結局は2年くらいで潰れました。
そのディベロッパーの悪質なところは、用地までも同じ方法で手に入れて(借地)いたことです。
テナントビルが破綻した時には身一つで逃げ出していました。
もともとその会社は京阪神にあり現場は兵庫県北部の豊岡市のことで、私の請負から頼まれて見積の手伝いをしていましたから状況はよく解っています。

どうですか、公共事業の名をかりてクソ官僚は詐欺もやり始めたのです。


14. 2014年8月05日 22:04:54 : moUQjEBksU
共産党の一党独裁国家の中国ですら人民の反感を恐れて時々見せしめ的に官僚や地方役人を死刑にする。しかし日本の国民は官僚にとっては恐れるどころか取るに足らない存在なのかもしれないね。官僚はやりたい放題でへっちゃら。都合の悪い書類は平気で捨てちゃうし。だ〜れも責任を取らないでかえるの面に小便だ。

15. 罵愚 2014年8月06日 06:07:52 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 あまり大きなニュースにはならなかったが、安倍政権は内閣官房人事局を発足させてキャリアの一括管理をはじめた。この問題は、つまるところ政治任用枠の拡大につきる…というか、政治のコントロールを官庁の中枢にいきわたらせることだから、与党、野党を問わず、政党に人材を集めて、政権与党になった瞬間に、いままで温めて、練り込んだ政策を即行できる幹部職員を党内で要請しておく、党官僚の養成制度が必要だってことだと思う。
 民主党だって、そういうグループがあれば、あんなぶざまな結末にはならなかった。

16. 罵愚 2014年8月08日 11:46:30 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 つまりねぇ、政策本位、理念本位の政治を目指すとしたら、政党を基本とした選挙で政権がつくられなければならない。いまの憲法には“政党”という言葉さえない。欠陥憲法だな。
 議会は定数100の一院制で充分だ。そこに民意が反映されれば、二大政党制、あるいは三党で充分民意は集約できる。そして大きな組織をもった政党は、野党といえども、いまの中央政府がもっているシンクタンク機能をもって、政権をとれば翌日から数百人の人材を政府幹部に登用できる。

 まぁ、★阿修羅♪あたりに書き込んでも馬の耳なんだろうが…


17. 天橋立の愚痴人間 2014年8月08日 14:06:13 : l4kCIkFZHQm9g : EJQR6iYDPs
罵愚 さんも

私と同じようなことを考えれれています。

官僚を抑えるなどと言うことを言葉で解決しようとしても、そんなことは出来ません。

アメリカの様に政権政党が変わると官僚組織の上部を入れ替えるくらいにしなければなりません。

ですが、それでは余程の実力を備えた政党でなければ政権を狙うことはできなく、本当の民主主義にもなりません。

結果、官僚組織に対抗出来るシンクタンクの創設が必要ですね。
実務をする訳ではないので、専門職を1000人くらい集めれば良いでしょう。

そのための経費、300や400億円など、官僚の腐敗をただし国民の為の政党政治ができるなら、安いものではありませんか。

そうして、このシンクタンクは政権政党でなくても、どの政党でも使える様にすれば良いのです。

大賛成ですね。


18. 罵愚 2014年8月09日 16:38:46 : /bmsqcIot4voM : hFjIjkhzhj
 いやいや政党そのもをシンクタンクにするのです。規模は、そんなにおおきくなくて、野党なら100人か200人で充分です。いまの衆参両院をあわせれば議員は750人ぐらいでしょう。それぞれにひとりの政策秘書と3人の秘書がついているのですから、議員と秘書の合計数は4000人近くなります。したがって、議員定数を100にすれば、ひとりの議員に40人の秘書を、いまの規模のままでも配置できます。
 選挙で得票率10%を確保した野党は10の議席と400人のシンクタンクを手に入れることになり、これなら充分政策立案ができて、法文にすることも可能だと思う。

19. 2014年12月15日 12:30:28 : phYDGUETwY
2ちゃんねる
http://ai.2ch.sc/test/read.cgi/newsplus/1416239198/

【消費増税】財務省幹部「消費税率がこんなに低いのは、国民を甘やかす事になる。経済が厳しくても10%に上げるべき」★2     から抜粋

46 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:52:52.11 ID:5Mtlr5oe0.net

先ず官よりはじめよ。
官僚の給料一律10%OFFにしてから言ってくれ。

47 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:52:59.42 ID:S/cHVzg20.net

隗より始めよ、まず財務省幹部は、共済年金を返上しろ。

54 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:53:40.78 ID:FDzQL7yr0.net

財務省解体を目指す 市民の会 旗揚げするか

55 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:53:56.37 ID:t1Sd/oU3O.net

公務員を甘やかすからこうなる
公務員給与は3分の1に
>>1の発言をした幹部は給与無しで肉体労働に従事させるべき

56 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:53:57.29 ID:6tcADC/K0.net

財務省ご意見箱
http://www.mof.go.jp/feedback.html
首相官邸ご意見フォーム
http://www.kantei.go.jp/jp/iken.html
自民党へのご意見・ご質問
https://www.jimin.jp/voice/

政府や政治家・官僚に給料支払ってるこの国のボスは俺ら主権者(=国民)
だから政府がばら撒いてるのは元々俺らの金だから。
雇い主がナメたことしてる従業員を叱ったりクビにしてこなかったから
どんどんつけあがって今じゃどっちがボスだか自分でも分からないだろ?

そろそろ泣き寝入り辞めてふざけた従業員共に何か言ってみたらどうだ? 

66 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:54:23.60 ID:kI5Ai8KX0.net

ぶっちゃけ
小沢や社民党、共産党が与党になっても、
財務省が変わらないと何も変わらないだろう。
相手は国の全ての金の出入りを握ってるわけだし、
言う事聴かない政治家は
検察かマスコミに圧力かけさせてクビにすればいいだろうから。

67 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:54:35.04 ID:iEOOhUuu0.net

安倍は追い込まれたな。
増税延期で済まないくらいに追い込まれた。
もう中止しかない。
もし維新やみんなあたりが増税中止を公約にしたら
増税延期程度なら大負けする。
安倍政権が終わるぞ。

68 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:54:47.98 ID:Sgt2HEwQ0.net

先ずは血税ピンハネなんちゃら特殊法人を全廃してから言えよクソ完了

89 :名無しさん@0新周年@\(^o^)/:2014/11/18(火) 00:57:04.76 ID:xKphU0nA0.net

おまいらが日々払ってる税金
実は消費税5%でも日本は世界一税金の高い国なんだよ

所得税、法人税、消費税、揮発油税、相続税、贈与税、地価税、登録免許税、
消費税、
酒税、タバコ税、関税、地方道路税、石油ガス税、石油石炭税、電源開発促進税、
道府県民税、事業税、地方消費税、不動産取得税、道府県たばこ税、自動車税、
狩猟税、法定外目的税、軽自動車税、特別土地保有税、水利地益税、共同施設税、
宅地開発税、国民健康保険税、自動車重量税、航空燃料税、印紙税、都市計画税、
入湯税、固定資産税、市町村税、不動産取得税、軽油税、とん税、自動車取得税、
ゴルフ場利用税
このほかにも介護保険料、高速道路通行料、健康保険料、厚生年金、国民年金、

特殊法人に支払う料金は運転免許取得、更新時にかかる手数料、クレーン協会等
各業種ごとに細分化された特殊法人に手数料名目で支払いは強要される

これらをひとつでも無くしたらなし崩しに見直しがなされるから
絶対に無くさない


これ5パーの時のコピペ

・・などなどが続く


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