http://www.asyura2.com/14/senkyo169/msg/405.html
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「國分功一郎氏「軍事の民営化」について」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14871.html
2014/8/4 晴耕雨読
國分功一郎氏「軍事の民営化」について から転載します。
http://togetter.com/li/700625
辺野古工事強行のニュースで驚いたのが、住民と衝突してる警備の人間が、テレビCMやってる民間警備会社の若者で、機動隊じゃないってこと。
あの警備員はもしかしたらバイトか契約社員じゃないのか。
国は何でも外注で責任逃れ。
住民は、事情を知らずに最前線に置かれたバイトの若者と向き合う。
戦争の民営化は第二次イラク戦争以来よく知られるようになったが、同じ事態が日本でも進行しているということだろう。
詳しい雇用状況はもちろん分からないけれど、あれは、経済格差を利用した準戦闘員の創出の一例である可能性がある。
軍事施設の工事の警備を民間警備会社にやらせるって事態は日本でも進んでいるのだろうか?手厚く育てた兵隊や、規則と給料で縛り付けた公務員じゃなくて、国が全く面倒を見なくていい民間警備会社の若者を、使い捨てのコマのようにして、国政の最大の争点の一つである現場に送り込んでいる。
急激に進む軍事の民営化については、次の本が必読です。
本山美彦『民営化される戦争―21世紀の民族紛争と企業』http://t.co/QaNHnLQDpv
これです、これ。
「民間警備会社」って書いたけど、これ。
@trmgw: 辺野古では〜米軍を日本の警察が守り、日本の警察をアルソックの警備員が守っているhttp://t.co/oKmRkpCOgl
http://t.co/ADbBzERINJ
そうか、「戦争の民営化」という話はまだそれほど知られていないかも、ですね。
僕はそのあたり講義してたんで多少調べました。
たとえば、第二次イラク戦の時は、戦争の業務を受け持ってたPrivate Military Companyのビルのオフィスがテロの標的にもなってます。
軍事の民営化は、第一次イラク戦の時に実験的に導入されて、第二次イラク戦の時に全面的に活用されたんですね。
職業軍人じゃないサラリーマンが仕事として、兵站・指導訓練・野営地設営など、場合によっては戦闘行為まで行い、戦争に参加するようになってます。
詳しくは本山先生の本をご参照ください。
沖縄に米軍の基地を作る工事で、テレビCMやってる民間警備会社の警備員が警備をやってることに心底驚いたのは、日本でもこれと似た事態が進行しつつあると思ったからです。
前も言ったけど、政府は徴兵制よりこういうやり方をしてくるんじゃないですかね。
国民を大事に育てるなんてことはしない。
なお、俺が聞いているところでは、大竹君の「公開性の根源」は最終的に、政府による業務のアウトソーシング、つまり民営化の問題に踏み込むとのことです。
おそらく戦争の民営化の話も出てくるのでは。
そこまでやらないと現代の政治理論としては不十分だと大竹君は言ってました。
成田空港の工事では民間警備会社の警備員が利用されず、辺野古の工事では民間警備会社の警備員が使われるというのは、産業構造と経済関連法規の変化のため、という理解でいいのだろうか?
あの頃はこういう警備会社がなかったということ?
それとも、そういう発想が政府になかった?
朝のツイートに付け加えれば、辺野古の米軍基地建設工事を警備する民間警備会社は、現地の警備員の制服から自社のマークを外すのではないかと思います。
俺が言いたかったのは、今回の警備は今後の準軍事業務民営化の走りだろう、政府はしかし警備員が軍事施設工事を警備するあの映像が持つインパクトを理解していなかっただろう、従って警備員のワッペン外しが行われればマジで民営化する気なのが分かる、ということなんです。
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