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「南西諸島の戦争は、尖閣防衛を口実にアメリカの台湾防衛支援で南西諸島を戦場にする戦争:伊波 洋一氏」
http://sun.ap.teacup.com/souun/14868.html
2014/8/3 晴耕雨読
https://twitter.com/ihayoichi
日本列島と南西諸島各地で進む基地建設や軍事強化は、自衛隊が日本を防衛するためではなく、アメリカが中国との戦争に備えて行っている軍備強化である。
始末が悪いのはアメリカが南西諸島や日本列島を戦場にする中国との戦争計画を立てていることだ。
さらに驚くのは日本政府が積極的に協力している事。
エアーシー・バトル構想はアメリカの覇権を脅かす恐れのある国家を米軍の空軍力と海軍力で潰す戦争計画で中国とイランがその対象とされている。
アメリカの考える戦争計画では沖縄は一瞬にして中国のミサイルで破壊され、主戦場は日本列島になる。
2011年4月15日初めて読んだ「エア・シー・バトル」の記事。
ワシントン発、沖縄タイムス・平安名純代(へんな・すみよ)米国駐在契約記者の「エア・シー・バトル」を主管している戦略予算評価センター上級研究員へのインタビュー。
内容に驚く。
2011年5月に創刊された海上自衛隊幹部学校の戦略研究誌「海幹校戦略研究」は、創刊号から「エアシー・バトルの背景」、「統合エア・シー・バトル構想の背景と目的」など関連論文が毎回掲載された。
「エアシー・バトル」はリアルな戦争計画なのだ。
誰も日本列島を戦場にして米中戦争が起こるとは考えていない。
しかし、戦略予算評価センター上級研究員のインタビューや「海幹校戦略研究」の主要な論文を読む限り、日本列島を戦場にして米中戦争を行おうとアメリカが計画していることがわかる。
『海幹校戦略研究』はネットに公開され誰でも読める。
90年代の中国はアメリカが左手で潰せるような存在だった。
しかし、その中国が今年中にGDPでアメリカを抜くと日経ビジネスが書いた。
そんな中国はもう潰せないとの認識が米軍にも広がっている。
「海幹校戦略研究」の最近の論文にも反映されている。
中国GDPはドルベースでは2024年頃にアメリカを追い抜く。
2010年に日本を追い抜き既にドルベースで日本の2倍になった。
イギリスの首相やドイツの首相が中国詣でを繰り返す理由がわかる。
一方、安倍首相はアメリカの代わりに喧嘩を売る役目。
アメリカに代わって喧嘩を売る役目を「オフショア・バランシング」という。
中国に近いアメリカの同盟国に軍事的に対抗してもらうのだ。
安倍首相は自分の「信条」とも合うので積極的に中国包囲網作りに励んでいる。
日本の国益を損なう可能性が大きい。
日本にはオフショア・バランシングの役割で喧嘩を売らせている中国に対してアメリカは大統領と国家主席を始め、政府や軍のトップが相互に訪問し合って戦略的対話を行い、大国になった中国とアメリカがどう折り合いをつけるのかを話し合っている。
中国は既に数十発の大陸間弾道核ミサイルを保有する。
アメリカはミサイル防衛網があっても全面戦争になれば核ミサイル攻撃を防ぐことはできない。
アメリカは中国の核攻撃を避けるために中国本土を攻撃しない戦略へ転換をしようとしている。
その1例。
海上自衛隊の『海幹校戦略研究』2012年5月増刊号の米海軍学校教授の論文「アメリカ流非対称戦争」http://bit.ly/152VZ3K は中国との戦争を南西諸島での制限戦争にするもの。
アメリカが守りたいのは台湾。
尖閣ではない。
アメリカの計画する「アメリカ流非対称戦争」で日本の自衛隊の役割は南西諸島で太平洋に移動する中国艦隊に対し地対艦ミサイル攻撃を行うこと。
そのために集団的自衛権の行使が必要となる。
安倍首相は2013年9月にハドソン研究所の講演で約束した。
中国艦隊の南西諸島横断を阻止する地対艦ミサイル攻撃には主要な島々への陸自配備が必要。
防衛省は南西諸島の防衛強化として陸自有事即応部隊を石垣、宮古、奄美の各島に350〜400人配備と発表した。
アメリカが求める対中国への有事体制だ。
南西諸島の戦争は、尖閣防衛を口実にアメリカの台湾防衛支援で南西諸島を戦場にする戦争。
自衛隊は演習も実施。
戦争に備えオスプレイ17機、水陸両用車52両と強襲揚陸艦をお買い上げ予定。
南西諸島に自衛隊水陸機動団が強襲揚陸艦で逆上陸するのだ。
日米安保ではアメリカが日本を守るので米海兵隊と強襲揚陸艦が南西諸島に向かうべきだが、小野寺防衛相の話ではそうではなく自衛隊水陸機動団が駆けつける。
南西諸島の戦争は日本がアメリカと一緒に中国と戦い台湾を防衛する戦争だ。
自衛隊が中国艦隊を攻撃するから中国軍も南西諸島を攻撃する。
防衛省は台湾有事に与那国、石垣、宮古3島へ陸自約7200名を事前に配置する計画を03年策定していた。
空挺団約2千名も投入する方針。
06年与那国防災訓練でパラシュート降下を当初計画。
台湾有事に備えて配備する考えは現在も共通。
尖閣は口実。
日米安保条約は日本を守る条約ではなく、日本の国土を米軍に明け渡す条約であることが明らかになってきたように思う。
日本の空は米軍のもの。
日本政府の予算も防衛省も外務省も米軍の思いのままだ。
米軍の訓練がどんなに日本国民に被害を与えても咎められることもない。
そんな日米安保は脱ぎ捨てよう。
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