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「1997年日米ガイドラインの繰り返しだ」と喝破した東京新聞
http://bylines.news.yahoo.co.jp/amakinaoto/20140731-00037864/
2014年7月31日 9時31分 天木 直人 | 外交評論家
ついにきょう7月31日の東京新聞が書いた。
すなわち、「日本の岐路 7月をつづる」というコラムで、金井辰樹政治部長が要旨次のように書いている。
集団的自衛権行使容認の閣議決定(2014年7月1日)の内容は、法案化され来年(2015年)の通常国会に提出される。当初は今秋の臨時国会に提出し、議論すると思われていたが、政治判断で方針変更した。 しかし、ことし12月、日本と米国は、自衛隊と米軍の役割分担を決める日米防衛協力のための新しい指針(ガイドライン)を決める。法案は、その日米合意に従って仕上げるので、国民に法案を示すより前に、日米で大枠を決める事になる・・・
私がかねてから警鐘を鳴らしてきたことだ。
つまり国民の意志より、米国の意志が優先され、憲法違反が合意される。それを法律にする。すなわち、憲法違反の法律が成立するという
「法の下剋上」が公然と行われるということだ。
これ以上の国民主権の逸脱はない。
それにも拘わらず、メディアは一切この事を国民に知らせようとしない。
そして東京新聞がここまで書いても、読売や朝日をはじめとした大手メディアは、これからも一切この事を書かないだろう。
国民にきづかれたくないのだ。
その意味で、きょうの東京新聞の金井政治部長のコラムは貴重な、注目すべきコラムなのだ。
しかし、金井氏のコラムで、最も注目されるべき点は、同じ事が10数年前にも起きていたと喝破した、要旨次のごとき指摘である。
すなわち、日米両国は1997年9月にもガイドライン改定を合意した。その時は、朝鮮半島有事などを念頭に置いた周辺事態での自衛隊の対米支援を盛り込んだ内容の新ガイドラインだったが、関連法案の提出は1998年4月だった。安全保障の根幹を変える政策を日米で先に決めたことや、国民を前にした法案の議論は翌年に回したことなど、今回とそっくりだ・・・と。
そうなのである。
集団的自衛権行使容認も、憲法違反も、米国の戦争への加担も、なにもかも、昔から行われて来た事なのだ。
だから、今回も、本気で憲法違反を行うつもりなら、黙ってやればよかったのだ。そのほうが得策だったのだ。
ところが安倍首相は大騒ぎをしてみせた。
なぜか。
大騒ぎをしないと、自らの悲願である憲法改正を断行したという宣伝にならないからだ。
そして、いま、それが国民の批判にあい、支持率が下落して慌てふためいている。
集団的自衛権行使は、憲法を守りながら行うと、支離滅裂な説明を国民に始め出した。
どこまで行っても覚悟のない腑抜け首相だ。
こんな首相が大きな顔をして首相にとどまり、内閣改造を行うという。
そんな事を許す事自体が、日本の政治が劣化した証拠である。
日本国と日本国民の名誉にかけて、安倍政権を引きずり降ろさなくてはいけない。
どんな政権でも、安倍政権より悪くはならない(了)
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