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暑さ対策はこれから/(C)日刊ゲンダイ
連日「運動中止レベル」 東京五輪はほとんど猛暑日になる
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/life/152241/3
2014年7月31日 日刊ゲンダイ
各地で猛暑を記録した先週(21〜27日)は全国最多の620人、最高気温35・6度だった25日だけで106人――。
東京都における熱中症救急搬送者の数である。
6年後のこの時期は、ちょうど東京五輪の真っただ中。猛烈な暑さに選手も観客も命懸けとなりそうだが、2020年はもっと過酷な暑さが待っている。気象予報士の森朗氏がこう言う。
「東京の平均気温は、過去100年で3・1度上昇しました。地方の中小規模都市がおおむね約1度アップですから、異常な上がりようです。このペースでいけば、6年後には、平均気温が現在より0・2〜0・3度上昇すると思われます。ほんのわずかな上昇のようですが、これは最高気温が35度を超える猛暑日が現在より数日増えることを意味します。東京では昨年7月、8月に11日を記録しましたが、20年には14日以上の可能性があるわけです。しかも東京は、五輪開催地として過去最も暑かったアテネよりかなり多湿です。間違いなく、史上最も過酷な五輪になるでしょう」
<晴れる日が多く、温暖でアスリートに理想的>
都は五輪招致の際、7、8月の都内の気候を立候補ファイルにそう明記したが、冗談じゃない。
■真夏の夜は気温が下がっても湿度が上がる
東京では、7月24日から6日間連続で最高気温30度以上の真夏日を記録。うち5日間は、日本体育協会の熱中症予防運動指針で「厳重警戒(激しい運動は中止)」とされる気温31度を超えた。つまり、とても昼間に競技ができる環境ではないのだ。
しかも気象庁のデータは風通しの良い日陰で観測される。「炎天下の屋外競技場なら、発表データより5度以上は高い」(森朗氏)というから、競技場はガラガラで棄権者が続出という事態も十分予想される。
仮に競技時間を夜に変更しても、解決にはならない。
「真夏の都心部は夜に気温が下がっても、逆に湿度が上がります。気温が30度以下でも、湿度が60%以上だと、熱中症の危険性は猛暑の昼間と変わりません」(森朗氏)
五輪組織委員会に、大会期間中の暑さ対策について聞くと「具体的には何も決まっていない、これから検討する」とのこと。
6年先のこととはいえ、選手と観客の命に関わる問題なのにのんきなもの。酷暑を理由に、五輪返上なんてことにならなきゃいいが…。
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